池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

悲しい話 終戦記念日に思った事

2012年08月16日 | 愛する人
実家に父から呼び出された。
私の所用で打ち合わせ事があったからだ。

その話の最後に、軍人遺族年金の話を聞いた。
毎年、僅か幾らかの遺族年金が振り込まれていると言っていた。
誰のものかというと、私の父は7人兄弟の四男。
その長男の軍人遺族年金である。
ビルマ・インパール作戦で戦死している。
なぜ、四男である父親のその金が振り込まれるか?が不思議なので聞くと、
二親等の親族が受け取れるような仕組みの説明であった。
確かに、他の生き残った男兄弟は一人は養子で外に出て既に故人だし、
その戦死をした長男の家督を引き継いだ三男は既に故人。
私の父がその受給対象者となっているようである。

そのような話から、その長兄との思い出を切々と話しだした。

長兄は、復員と出征を3度経験している。
即ち、2度兵隊に行き、3度目に帰らぬ人となった。
最後の出征は昭和17年(1943年)の事だ。
その度に階級が上がり、伍長で死地に赴いたという。

その長兄の事が父は忘れられないという。
男で生家に残ったのは私の当時12歳の父だけ。
その父が一番慕っていたのがこの長兄だと言っていた。
最後の出征の時、長兄に離れに呼び出されて
「タケ(父の呼び名)!泣くな!家に居なくても靖国に居てる!」
「あとはお前だけや!頼むぞ!」
の最後の言葉が、忘れられんと言っていた。

それでも我慢できなくて、父は怒られても怒られても
京都駅に暇さえあれば軍用列車を見送りに行ったという。
誰が乗っているか分からないが手を振りにいったという。
長兄に会えるわけでもないのにだ。
しかし、あれは錯覚かもしれないが手を振る長兄に会えることができた。
と、言う。

それが最後。

次に会ったのは白木の箱の石とも木片とも骨片とも分からない白い数個のもの。
受け取るときの両親の姿が忘れられんと言っていた。
隠れてみんなで泣いたそうだ。
特に、長兄の母(私のばあさん)の姿が印象に深いとも言う。
縁側で、何時までもその箱を抱き中をのぞいて泣いていたという。
その後、又、長兄の2個目の白木の箱が届いたという。
これには石ころだけが入っていた。

そんな時代だ。

その長兄には別のところからも秘話を聞く。

雲ヶ畑に恋人がいた。幼馴染らしい。
もうそろそろ婚姻をという話が出ては兵隊にとられて消えて
もうそろそろという時に又、兵隊とられて・・・・・・。
結局、長兄は自分が時代の中で流れていく境遇を考えたのであろうか?
その恋人と自ら別れて婚姻はできなかった。

その雲ヶ畑の女性の話。
二人の時は私の父(タケちゃん)を連れて行ったらしい。
当然その時代の世相ではそうでもしなければならないのであったろう。
誰もがうらやむような絶世の美人であったという。
その恋人は、戦死公報が来ても暫くは失望で独身でいたという。
海軍航空兵のエリート三男との婚姻の話もあったと聞いたが、
「長兄に申し訳がない。」と断ったと聞く。

で、周りの勧めで又父の生家の薦めもあったのであろうか?

料理屋さんに嫁いだ。

この話を多くの実家地元のばあさんから聞く事がある。
「貞さん(長兄)が生きてたらなぁ~。
          ほんとに戦争は悲しゅ~て、あかんわ~。」と。
この女性を兄弟は遠く離れずに応援したという。
今、この料理屋さんその女性から3代目になっている。
立派にお仕事をされている。

そんな経験が昔にある私達には靖国の問題は存在しない。

政教分離が問題であろうが、戦犯が合祀されていようが、
長兄がそこに居るので会いに行き手を合わせる。ただそれだけの場所。
戦犯東条達の足元にも及ばん昨今のクソ政治屋が中途半端な気持ちで
参詣したり、慰霊の方法を論議するもんだから外国からの非難を受ける。
又、国がどうしようか?と論議をし始めるもんだから外国の非難を受ける。

我が国を精神的に荒廃せしめたのは貴様達のようなクソ政治屋と
公共福祉の傘、改革という名の腐った竹刀を振り回し、
私利私欲に取り付かれた偽善者達せいだ!

お前らは来なくて良い!

本当に、お身内で先の大戦で不幸な出来事があって神と祭られていて
その身内の神に会いに来て、鎮魂と感謝の気持ちを表す方々で
運営すればいいだけの事。

国が係わり、政治屋が参詣する事がそもそも法律違反であることは明白だ。

逢いに来ましたお父さん


本当に鎮魂・感謝の気持ちがあるなら家の中に靖国を奉れば良い。
それで充分。
大阪の商売人が事業所でお稲荷さんの神棚を設けるのと同じ。
道修町の薬屋が、神農さんの信仰があるのも同じ。
料理人が調理場に愛宕さんの札を張り火の無事を祈るのと一緒。
それが、心の中の信仰であり感謝の表現だ!

私の父は長兄の軍人遺族年金をビルマ会(国の命でビルマで命を落とした人の遺族会)に
鎮魂と平和維持活動の為に寄付をしている。
要は長兄の鎮魂に役立つと思いやっているようだ。


では次回予告。
この賢い人は超が付く賢い人です。よほど賢い天下り人間の事。
農業改革甘くないぞ~。実際にやってみたら分かる。(汗・痛・苦)
でも。それ以上の感動がある。
あんたの机上の考えじゃ6次産業化の推進は誰も納得できんし儲からんわ!
いつでも長靴軍手で畑に来んかい!
農業の儲かる方法書きます。