池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

四条西洞院 京町屋で折り紙展

2011年05月05日 | 好きな日常
友人の折り紙作家とその門下の作品展へ行った。

四条西洞院の京町屋をそのまま利用した《四条京町屋(市伝統産業振興館)》で
開催されていて久々に仕事を忘れての午後からの外出である。
こどもの日にちなみその折り紙作品テーマは、【折り紙の兜展】である。



なぜか知らんがずっと年上の折り紙の師範であり、仏教大学の講師をも務める
A・Y氏であるが、私との感性というか、会えば話す話題が良く合うので楽しい時間を
いつも過ごさせていただける尊敬する折り紙師匠である。
そのお話は多岐にわたり豊富であるが特に折り紙に関する根本の製作についてのポリシーや
超広大な全宇宙の中で生かされている自分自身に付いての自身なりの解釈の説明にあっては
関心をするほど壮大な話をいつも聞く事ができる。

本日も、いつものことながら作務衣と足袋と草履とその温和な丸メガネで
にこやかに迎えてくれた事に感謝した。

で、作品は多くの折り紙で作ったミニチュアかぶとの展示である。



で、私の為にお土産のかぶとを製作していてくれていた。



折り紙という、芸術に触れた文化的子供に日を過ごす事ができて
本日は満足である。

折り紙師匠のA・Y氏の話にそれぞれ折り紙にはその作家の専門的な分野があり
彼自身は飛行機が専門的であるらしい。
即ち、紙飛行機。
又、彼自身をはじめ折り紙のその作品は脳内にその作品の意匠が湧き出せば
何なりと工夫と経験により具体化が可能でその作品種は彼自身でも分からないが
約2000種は有るのではないかと言っていた事が印象に深い。
そして、全国に散らばる作家が各々意匠を持っていてその作品を折り展示するときには
事前にその意匠使用の許可が必要とも聞いた。

即ちそこに著作権が存在する。当たり前といえば当たり前であるが、
折り紙ごときにあってながら、折り紙だからこそである。

作品を作る為の紙を折る工夫と創意が作品に反映され
又、黙々と静かに一つの作業を進める作法は
ある意味、折り紙道(おりがみどう)ではないかと感じる。

彼曰く、
「折り紙は全宇宙の矛盾の発見でもある。」ようなことを聞いた事もある。

この世界もマニアックで奥が深そうである。