「近くまで行くんなら、買ってきて~。」
と娘に頼まれた。
その付近を通りかかったのに、店名も場所もうろ覚えで断念。
悔しい思いの彼女は、要所を記した簡単な手書き地図を私に手渡した。
地図を頼りに行き着いた先は、娘がドップリとはまっているスコーンの店。
住宅街にすっかり馴染んだ店は、見つけにくいそうだ。
知らずに通過して、度々問い合わせ電話があると店主。
確かに、しっかりとした情報がないとわかりづらいかも。
テイクアウトだけの積もりが・・・。
いま焼きあがったばかりと聞けば、食いしん坊虫がさわぎだす。
予定外だったが、ティータイムだ~い。
タイミング的にラッキーだった。
数分後に訪れた客に、たった今売り切れたと説明している。
一回の焼き上がりが六個らしく、私たちが二個食し、四個持ち帰ると残らないという訳だ。
やっぱ、スコーンには紅茶だよね。
ポットサービスで、優にカップ二杯分はあるとのこと。
ならば、二種を注文すれば・・・。
アッサム と ニルギリ を分けっこして楽しみ倍増。
まだ温かいスコーンをパカッと二つに割る。
カサッと軽い音とともに、ふんわり中身が顔を見せた。
食べ心地も、全くそのまんま♪
カサッ、コソッ、クシュッと崩れ、幸せと混ざり合って喉を通り過ぎる。
初めてが最悪で、食べ物リストから削除されていたスコーン。
なので、何年も経ってからの二度目だが、初回とは雲泥の差!!
ここまで大差があると、以前のあれはなんだったの・・・と思ってしまう。
ホイップクリームとイチゴジャムを添えなくともメチャクチャ美味。
幾つでも食べられちゃいそう~。
選りすぐりの紅茶の香りに包まれ、貴婦人を気取りたくなる。
とても贅沢なひと時だった。
持ち帰ると、娘は大喜び。
焼き上がりから五時間以上たつのにウンマイ~と満悦。
これぞ至高のスコーンだよ~~って感動しまくっていた。
ホクホクを店で食せば、宙に舞うかもね。
魚、ハンバーグに続く一等賞グループに nori's のスコーンが加わった。
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