菜箸ほどの細い茎に、肉厚の葉が数枚。
小さなちいさな素焼きの植木鉢のあるじは、「金のなる木」。
いつのことだったか忘れるくらい昔に、父が挿し木したものを持ち帰った。
我が家がよほど気に入ったとみえる。
しだいに茎は幹となり、枝葉をふやしていった。
ある日、異変が・・・。
元気で艶々の葉が、しわっとして枝がうな垂れてきた。
それが日増しに広がり、木がぐらつくようでもある。
そういえば・・・。
過去2回も被った、被害状況を思い出した。
水不足でもなければ、病気なんかでもない。
植木鉢の土を掘り起こすと。。。
あぁ、やっぱり。
助け出した金のなる木は、見るも無残な姿に。
根は全滅。
幹もかなり上まで空洞になっていた。
実行犯は、黄金虫の幼虫だ。
あとからあとから、出てくるは、出てくるは!
両手足指の数を下らない。
栄養いっぱいで、丸々と太っちゃって。
無銭飲食は犯罪なんだぞ~!!
黄金虫なら小金くらい払いたまえ~なんちゃってねぇ。笑
当事者となり知った事実。
この被害を訴えている人が、なんと多いことか。
家も、来年は早めに駆除をしようかな。
自然治癒不可能な枝葉を切り詰め、すっかり貧弱になってしまったけれど。
3週間たった今、どうにか一命は取り止めたようだ。
それにしても、狙われるのはいつも金のなる木。
他にもたくさんの植木鉢があるのに。
あなたは知っているのね?
軟らかくて美味しい食料がふんだんに埋まっていることを。
そして、その糧に見合ったぶんの卵を産み付ける。
それで皆が巣立つまでの生活設計は完璧なはずだった。
そうだよね?黄金虫さん。
それって、計画的犯行だよ。
許せない~~!
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