火曜に渋谷シネマヴェーラにて、『炎628』『短編集(『殺し屋』『エレジー』『ピロスマニのアラベスク』)』を鑑賞しました
短編集(HPより)
『殺し屋 Ubiytsy』
タルコフスキーが大学時代に同級生と共同で撮った習作。原作は、アメリカの田舎の食堂にやってきた二人の殺し屋を描いたヘミングウェイの短篇小説。本人も脇役として出演している。
『エレジー Elegiya』
偉大なロシア人歌手シャリアピンに捧げた映像詩。1984年、シャリアピンの墓が、フランスからモスクワの墓地に移されることになった。再埋葬の儀式のため、シャリアピンの娘たちはソ連を訪れる。
『ピロスマニのアラベスク Arabeskebi Pirosmanis temaze』
ナイーヴ派の天才画家・ピロスマニにオマージュを捧げたセミ・ドキュメンタリー。作品中の人物を模した俳優たちがパフォーマンスを演じる斬新な試みの中に、まぎれもないパラジャーノフの映画世界が垣間見える。
シャリアピンとピロスマニの事を知らなかったので、へ~って感じで鑑賞でした。
殺し屋は、緊迫感と寂寥感を感じる作品でした。特に前半の客が一人一人入ってくるところが、ドキドキ。
『炎628 Idi i smotri』(HPより)
第二次大戦下、白ロシアの村を占領したドイツ軍は、住民達を押し込めた納屋に機関銃を乱射すると火を放ち…。徹底したリアリズムで大虐殺を描き、戦争という極限状態であらわになる人間のすさまじい残虐性をあぶり出した、悪夢のような傑作。628とは、ドイツ軍に蹂躙された村の数である。
この作品は・・・言葉に出来ないほど重い作品。
前半の、悲惨ながらも詩的で子供らしく森の美しい景色から、
教会に詰め込まれた人々を笑いながら焼き尽くすシーン。
前半は、美しい森の映像や少年の錯乱放心状態を抽象的に描き
後半は、リアルにナチスの残虐さを描いている。
主人公の少年が、ラストでは老人のようになっていく姿がいたましい。
民族粛正のもと、子供や女性が犠牲になっていき、こんな悲惨な事が繰り返されているのに
今現在でも世界のどこかで同じような事が行われている事にむなしくなった。
この作品は、芸術性からみても戦争映画としても傑作だな~、私ごときが言うのもなんだけど。
短編集(HPより)
『殺し屋 Ubiytsy』
タルコフスキーが大学時代に同級生と共同で撮った習作。原作は、アメリカの田舎の食堂にやってきた二人の殺し屋を描いたヘミングウェイの短篇小説。本人も脇役として出演している。
『エレジー Elegiya』
偉大なロシア人歌手シャリアピンに捧げた映像詩。1984年、シャリアピンの墓が、フランスからモスクワの墓地に移されることになった。再埋葬の儀式のため、シャリアピンの娘たちはソ連を訪れる。
『ピロスマニのアラベスク Arabeskebi Pirosmanis temaze』
ナイーヴ派の天才画家・ピロスマニにオマージュを捧げたセミ・ドキュメンタリー。作品中の人物を模した俳優たちがパフォーマンスを演じる斬新な試みの中に、まぎれもないパラジャーノフの映画世界が垣間見える。
シャリアピンとピロスマニの事を知らなかったので、へ~って感じで鑑賞でした。
殺し屋は、緊迫感と寂寥感を感じる作品でした。特に前半の客が一人一人入ってくるところが、ドキドキ。
『炎628 Idi i smotri』(HPより)
第二次大戦下、白ロシアの村を占領したドイツ軍は、住民達を押し込めた納屋に機関銃を乱射すると火を放ち…。徹底したリアリズムで大虐殺を描き、戦争という極限状態であらわになる人間のすさまじい残虐性をあぶり出した、悪夢のような傑作。628とは、ドイツ軍に蹂躙された村の数である。
この作品は・・・言葉に出来ないほど重い作品。
前半の、悲惨ながらも詩的で子供らしく森の美しい景色から、
教会に詰め込まれた人々を笑いながら焼き尽くすシーン。
前半は、美しい森の映像や少年の錯乱放心状態を抽象的に描き
後半は、リアルにナチスの残虐さを描いている。
主人公の少年が、ラストでは老人のようになっていく姿がいたましい。
民族粛正のもと、子供や女性が犠牲になっていき、こんな悲惨な事が繰り返されているのに
今現在でも世界のどこかで同じような事が行われている事にむなしくなった。
この作品は、芸術性からみても戦争映画としても傑作だな~、私ごときが言うのもなんだけど。