六枚目のコイン

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今は昔?

2020年02月25日 20時57分21秒 | つぶやき

知人に農業を営んでいる者がいて、

その彼が、サンモント社のことを話していた。

彼は今、

地下に自動的に水の調整を行うシステムを使って、

植物に必要な水を、自動的に供給することで、

大規模な土地を、一度に利用できるようにするという

そういう試みを実験している。

 

その彼が、

サンモント社の愚劣な商法ぶりについて話していた。

サンモント社はベトナム戦争当時、

枯れ葉剤を使って、アメリカはベトナムをやっつけようとした。

だが、

ついにアメリカはベトナムを攻略することができないで、

撤退してしまった。

 

その時のアメリカがとった方法が、

ベトナムの森林や林などを除草剤を使って、

枯らして、ベトナム兵たちがその草むらを利用して

隠れたり逃げたりする戦法を壊滅させるために、

つまり、べトコンですね、

彼らを根絶やしにしようと考えたのです。

 

そのときに使われたのが、

サンモント社の除草剤だったのです。

そのおかげで、

ベトナムに生まれた子供たちに、寄生児が生まれたりしたのは

大変有名です。

 

また、

ベトナムで戦ったアメリカ兵たちも、

その後、

アメリカに帰還して、家庭を持ったりした結果、

障害のある子供たちが生まれたりして、

集団的に帰還アメリカ兵たちがサンモント社を訴えて、

訴訟を起こしたのも、また有名です。

 

そのサンモント社は、

南米中アメリカ諸国では

実に悪名高いのですが、

遺伝子改良した種子を使って、

雑草を一々手で除去する必要のないように、

除草剤に強い種子を作成して、

植えたその種子に除草剤を撒いて、

他の雑草を枯らす。

雑草は枯れるけれど、

遺伝子改良した種子から出た植物は、

枯れることなく、芽を出し花を咲かせ、

実をならせる。

そういう技術を使って、

結果的に、

毎年、サンモント社の種子を買わせるように、

法律を作らせた。

そして、結果的に、サンモント社の種子を毎年買わせて、

他の種を使うことを禁止させたという、

驚くべき横暴な手を使って、種子販売を行ったのである。

 

その後、

サンモント社は相次ぐ訴訟に敗れて、

今はドイツ・バイエルンの製薬会社に300兆円で売却されたそうだ。

こんな悪逆な手法による商法は、

今はもう通用しないと思うが、

かつては立派に行われていたことが驚きである。

 

こんな話、今も通用することだろうか?

今は昔の話で終わってほしいものだ。

 

 

 

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