しばらく、間があきました。
最近、気分の落ち込みがあったせいか、いまいち行動力に欠けていたようです。
先ごろ、所属していたサークルのОB会が催された。
ほぼ40年ぶりの再会である。
なんと!200人も集まった!
ただ、年代のズレがあるため、全員を知っているわけではない。
とはいえ、非常に懐かしく、一気に青春時代に戻ったような錯覚にみまわれた。
もっとゆっくり話したかった。だけど、その思いとは裏腹に話したいけれど、言葉がなかなか出てこない。
最近やる気が出なくて、そんな状態の自分を、どこかクールに見つめる自分がいて。。。
と、こんな表現をするとカッコつけているようだが、要するに元気がなかったのである。
理由は、まあ色々あるのだけれど、そんな自分自身をリセットしたい。。。
そんな思いで訪れたのは・・・
右京区にある古刹 「龍安寺」 である。
残念なことに、広角レンズを持っていないので、この有名な石庭全体を撮れない。。。
いやいや、冬空の中、これだけの人々がこの寺を訪れているのである。
広角レンズがあっても撮れるような状態ではないでしょう。
この庭を見に来た!
・・・のではなく、地味だが、方丈の裏にあるこの「つくばい」を見にきたのだ。
ご存じの方も多いと思うが、禅の格言を図案化したもの。
吾 唯 足 知
われ ただ たるを しる
中心が「口」になっており、その部分を共有する漢字が周りに配置され、時計回りに読む。
若いころは、何をしていても楽しかった。
しかし近頃は、得体のしれない、漠然とした不安に襲われることがある。
「なるようになる、焦っても、欲を出しても結局は、なるようにしかならない。だから、自然体でいることが幸せなんじゃないかな。」
人にはそういう風に言ってきたのに、そう思えない自分がいることに気づいてしまった。
だからこそ、この「つくばい」を見に来たのである。
しばらく見つめていると、少し元気が出てきたようである。
根は単純なのである。