玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

黄昏の英雄

2008-11-25 00:13:46 | 海外ニュース
ブッシュ大統領がいなくなるこの時期に

ブッシュに噛み付いて名前を売った反米のヒーローも、

その人気が暴落をし始めた。金融恐慌の副産物かもしれない。

ベネズエラの総選挙で、チャベス大統領率いる与党は伸び悩み 野党が大躍進を果たした。(1)

・・

野党は最も人口の多い2つの州知事を含む3つの州を取り、与党候補を破りカラカスの市長も野党が勝った。

圧倒的人気を誇った前回の総選挙で押さえた21州はまだ与党が支配しているが、

与党、野党ともに勝利宣言をするほど、拮抗した選挙となったことはチャベス人気の凋落

を意味している。

・・

それは、独裁大統領をもくろんだ大統領2期撤廃の憲法改正が、国民投票で敗れて

頭にのるなよといわれてから 歯車がくるいはじめた。

それから米国の金融不安による 原油価格の暴落が この国の収入がほとんど原油輸出に

依存していたことも拍車をかけた。経済の運営能力がゼロ、インフレ率36%と

経済破綻が目前にせまったことが、選挙に反映された結果となった。

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目先の人気取りのバラマキ政策で、財政破綻は原油が60ドル/バレルだと来年にも危ない。

社会主義の無能経営のツケは結局国民が払うことになる。

まぁ、米国の無法金融詐欺ビジネスも結局米国民が税金で補填したから 市場原理主義も

どっこいどっこいではある。

・・

どちらがハラワタ煮えくり返っているかといえば、それは米国であることは確かとは思うが。

この選挙で、与党にお灸をすえるところは 潮時をわきまえている ベネズエラ国民の勝ちかと思ってしまうのである。

参照
1)Chavez opponents make poll gains ,BBC News,24 November 2008

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