玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

EQ大国への回帰

2010-05-16 15:00:51 | Weblog
いちばんいい季節のいい天気の日曜ということでリラックスできることでもと探したところこんなのはいかがでしょう?

EQ vs. IQ

EQはEmotional Intelligence(EI)の指数(心の知能指数)で感情にかかわる能力指数といってもいいでしょう、直感、創造性、柔軟性、回復力、リーダシップなど個人内面および対人関係に関する能力。

IQはご存じのとおりで学習能力、理解力、分析力、獲得した知識の応用力、論理的思考能力。

EQは日常生活を通して、IQは学習訓練で獲得する能力といってもいいでしょう。

スーザンはEQコーチということで、EIをうまく使い良い結果をだすことができ、かつそれがIQを高めることより幸せになれると説いています。

・・

サミュエルはIQが抜群。彼は論理的な分析で結論を導き出し、仕事を冷徹にこなす。新しことも直ぐに理解するのだが、自分の感情や他人の感情には無頓着。物事が思ったように旨く行かないと取り乱し他人に当り散らす。他人との関係がうまく構築できずコミュニケーションがうまくとれない。このためチームで浮いた存在となり高いIQを生かすことができないでいる。

ジョセはEQが高い。彼は他人と協調性があり、自分の感情コントロールもうまい。このため仕事もそつなくこなしIQの高い人の多い会社でもエースだ。ジョセは良く感情要素の相互作用を考え、また認識能力と感情面からの理解力もある。彼は他の人への影響、動かす力がありコミュニケーション能力がすごく高いのが特徴。また柔軟性、創造性もありチャレンジ精神、失敗からの回復力も高い。彼はとても好かれ、そして尊敬をされている。

どうでしょう?どちらの能力が必要とされるか、また身につけなければならないかすぐに分かります。

・・

おおまかにいえばコンピュータによる人口知能は知識を整理記憶しておく知識ベースと求められる解(出力といってもいい)を導きだす推論エンジンからなっている。いずれもIQに関わることといってもいい。

これまでの教育はIQを一定レベルまで高めることに目標を定めていたのかもしれない。いわば人間のロボット化を進めてきたともいえる。その方が雇う側にとっては都合のいい、言い換えれば会社にとって都合のいい人間が大量生産され、それが社会のニーズだったともいえる。

・・

復古主義と言われるかもしれないが、かつての日本はまさにEQ大国だったのではないか。

会社にしても仕事処理の能力より協調性や職人芸といわれる専門職をリスペクトする豊かな面があったではないか。

産業界にしても政治にしても、それをことごとく破壊して欧米スタンダートに近づけることを改革といっていた。

私たちはいまこそEQ大国へ回帰しなければならない時ではないか。

・・

どうでしょうか。