玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

四十而不惑

2010-05-19 20:39:27 | Weblog
初心不忘、世阿弥の言葉だそうですが本当の意味を始めて知りました。

初心の初は衣に刀で着物に鋏を入れることから来ているのだそうです。

昔、着物は代々受け継がれてるのが普通で、譲られた人に合わせて鋏を入れる。

それまでその着物を着た人の思いを鋏を入れることで切ることから

初心とはそれまでのしがらみをすべて立ち切って新たなスタートを切る。

未練を残すなということが適切なのかもしれない。

・・

また論語の不惑とは?

孔子が生きていた時は、実は惑という感じは無かったそうだ。

論語は孔子の死後500年ほどして弟子たちがまとめたもの。

では孔子がいった不惑の意味はなにか?

孔子の生きたころ惑という漢字は下の心がついていなかった。

すわなち惑では無く、或(ワク)であったそうです。

意味は区切るということ。

だから不惑とは自分の能力を区切るなといういみだというのです。

だから四十而不惑は40になって自分の人生をこうもんだと区切るなという戒めだというのです。

・・

これは昨日紹介した能楽師の安田先生の講演で言われていたこと。

いやぁ~深いなぁ~