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チョット一言

 日本シリーズ

2008-11-02 | weblog





日本シリーズ第一戦はジャイアンツのホーム、東京ドームです。
第1戦は、北京五輪ソフトボール金メダリストの上野由岐子選手の始球式で試合がスタート。

原監督は昨日、“ 3戦までの先発は決めている、でも言えない・・・”
などとシャイな事を言ってましたが、
大方の予想通り、先発は上原。
西武は、涌井。

どちらのエースも、今シーズン納得いく成績は残していません。

特に涌井は、昨シーズンがあまりにも良過ぎて、
今季は納得のいく成績を残せず、懸命に修正を試みていました。
一、三塁間で助走をつけて全力投球する「ショートスロー」で体重移動を確認。
北京五輪後には上半身の筋力アップに取り組みました。
それもこれも、「直球が大事」と痛感してのこと。
クライマックスシリーズでは2勝0敗、防御率0・60と完全復活を果たした若きエースです。

巨人ファンの歓声を、気持ちよさそうに受け流し、
西武の涌井が上原を相手に一歩も引かない投手戦を繰り広げた。
この日も、シーズンでは一度も出なかった148キロを連投。
スライダーやフォークボールもさえ、
春のキャンプから理想としてきた「力と技の融合」も見せつけました。

シーズン中、悪い悪いと言いながら、ここ一番では絶対に狂わない投手です。
やはり、指揮官の信頼が厚いのですね。

結果2 - 1 で、西武の勝利。
3回まで両チーム無得点の良い試合でした。



日本シリーズで相戦う、
この両チームを渡り歩いた河原投手が、来期中日でシーズンを迎える事になりました。
合格でした。

腕がちぎれても構わない。
あらん限りの力を振り絞って・・・。
表情からは緊張感と悲壮感が漂う。
視線の先には中日・落合監督。
森林に囲まれた愛知県阿久比球場。
空気がピーンと張り詰めた。
元巨人、西武投手の河原純一氏(35)が31日、
落合竜の入団テストを受け、合格キップを勝ち取った。

05年に右ひざ前十字じん帯断裂の重傷を負いました。
ケガの後遺症から立ち直れず、昨年オフに西武から戦力外通告を受けました。
合同トライアウトを受験するも、声は掛からず。
野球を続けたい・・・。
母校・駒大のグラウンドに足を運び、知人のジムで体を鍛えました。
1年間の浪人生活。
願いは通じたようです。

浪人してまで野球を続けたいっていう思いを中日が買った。
1年間だけのチャンス。
それでダメならユニホームを脱がなくては・・・・。
情熱プラス、94年にドラフト1位で巨人に入団した潜在能力を買った中日。


来期には36歳、野球人としてのラストステージです。