ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

白木蓮(マグノリア)抄

2007年03月10日 | 本のハナシ
白木蓮つながりでご紹介。

白木蓮(マグノリア)抄

秋田書店

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白木蓮を見るたびに、この本を思い出します。
私の好きな漫画家さんの一人でもある、波津彬子(はつ あきこ)さんのお姉さん
花郁 悠紀子(かい ゆきこ)さんの作です。
作中、白木蓮が白い炎となって燃え上がるシーンがあります。
ずいぶん昔に読んだ作品なのに、
本を開かなくても、このシーンが眼に浮かんできます。
印象的なシーンを描く漫画家さんでした。
残念なことに、若くしてなくなっています。(享年26歳)
私が初めてこの方の作品を読んだのは、亡くなった後でした。
最近、昔の漫画を文庫化する動きがありますが、
コミックスが絶版して手に入らないことが多い中では、
いい作品を眼にする機会が増え、ありがたいです。
ただ、画面が小さいのが悲しい。
細かい書き込みをされる作品なので、なおさらです。
私が今白木蓮に魅かれるのは、間違いなく、
若い頃にこの方の作品を読んだからです。

漫画家として作品を発表したのはわずか5年。
SFやファンタジーが多いので、読者を選ぶかもしれませんが、
とっても情緒的な作品が多いです。
ぜひぜひ、今の若い人にも読んで欲しいなあ。
若い時にどんな本に出会うかは結構大事な意味があると私は思うのですよ。

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2 コメント

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分かる気がする。 (ガーベラ)
2007-03-11 21:01:29
この方の作品は私は多分、読んだことがない
とは思いますが、私の好きな『王家の紋章』と同じ
出版社で『プリンセス』で連載されていられたよう
なので、作品を読んでみたら見たことがあるかも
しれません。
しかし、随分、若くして亡くなられたようなので
残念ですね。
ひいらぎさんの言うように、漫画に限らず、絵本とかもそうですが、小さい頃に見たものって後々まで
影響することが大きいかもしれませんね。
いろんな事を吸収する年齢ですもんね。
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ガーベラさんへ (ひいらぎ)
2007-03-11 22:37:33
そうそう、「王家の紋章」のプリンセスで掲載されていたんでした。
私はコミックス派ですので、プリンセス本誌は読んでいなかったんですが、「王家」が始まった頃には花郁さんの作品も掲載されていたと思います。
今日、さださんの曲を聞きながら仕事をしていたんですが、若い頃にしみこんだことって、私の土台を作っていたんだなあとしみじみ思いました。
漫画もたくさん読みましたので、もちろん漫画もね。
花郁さんの作品も、間違いなく私の一部を作っています。
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