4月4日のブログで紹介した金王八幡宮参拝の帰りに立ち寄ったのが、
道路を挟んである豊栄稲荷神社(とよさかいなりじんじゃ)。
金王八幡神宮とは対象的に小さな神社。
朱色の鳥居が並んでいるのが特色。
京都の伏見稲荷のミニ版みたい。
鎌倉時代に
金王八幡宮ゆかりの河崎基家の曾孫・澁谷高重によって
祀られたのが始まり。
元々は、渋谷駅近くに鎮座していた「田中稲荷神社」と
道玄坂上に鎮座していた「豊澤稲荷神社」が合祀し、
昭和36年(1961)には現在地に遷座して
豐榮稲荷神社となりました。
境内の右手にある多くの庚申塔は江戸時代のもので
渋谷区文化財に指定されています。
現在は隣にある「金王八幡宮」の兼務社となっています。
祭神は、宇迦之御魂命(倉稲魂命)。
金王八幡宮の北隣にあるのが、
東福寺(とうふくじ)で、
天台宗の寺院。
山号は渋谷山(しぶやさん)。
1173年創建された歴史あるお寺で、
渋谷区内で最古の寺。
本尊は阿弥陀如来像です。
隣接する金王八幡宮を管理する別当寺でした。
参道から鐘楼堂と本堂、
合掌地蔵尊、歴代住職の墓、栄範・栄傳地蔵などがあります。
梵鐘、薬師如来像、菩薩、不動明王像などは、区の有形文化財に指定されています。
空襲では被害を免れた強運の寺です。
この水はどこから来るのでしょう。
ここが渋谷であることを忘れさせてくれるような、
静かな空気がただよっていました。
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