空飛ぶ自由人・2

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映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 』

2023年07月27日 23時00分00秒 | 映画関係

[映画紹介]

シリーズ7作目

今度は、秘密の最終兵器の鍵を巡る争奪戦を描く。

冒頭、ロシアの潜水艦に搭載されたAIの最終兵器が描かれる。
自ら放った魚雷によって潜水艦は破壊、沈没。
しかし、最終兵器は何者かの手によって回収、秘匿され、
それを起動させる鍵が武器商人の手に渡る。
鍵は二つに別れ、
十字型に合体して効果を現す。

IMFエージェント、イーサン・ハントに、
全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に、
その鍵を回収するミッションが課せられる。

「IMF」とは、国際通貨基金 (International Monetary Fund)ではなく、
スパイの秘密機関 (Impossible Mission Force) のこと。
念のため。

そのため、イエメンの砂漠地帯、
アブダビの空港、ローマ、ベニスと場所を変え、
鍵の争奪戦が繰り広げられる。
最終的には、アルプスを走るオリエント急行の中で、
2つの鍵が手渡されることになった・・・

というわけで、砂漠での闘争、
空港での鍵の盗み合い、
ローマでのカーチェイス、
ベニスでの陰謀、と
次々と飽きさせない展開。


アクションだけでなく、
人間ドラマとユーモア、
更に、ルーサーやベンジーという、
ハッカーたちによる
後方支援が多彩に展開する。

しかし、何と言っても、最後の列車でのアクションが白眉だ。
警備が厳しく、マスク製造機も破壊したため、
イーサンは、列車をバイクで追いかけ、
カーブで速度が落ちた時に乗り移ろうとするが、
敵によって機関車が奪われ果たせなかったために、
今度は断崖絶壁からパラシュートで降下して、
列車内に飛び移る作戦。

マスクをかぶってなりすましての鍵の争奪に続き、
悪役ガブリエルとの、列車の屋根の上でのアクション

既に知られているとおり、
トム・クルーズはスタントマンを使わず、
全て自分でアクションを演ずる
それだけ臨場感と緊迫感が増し、
観客の目を惹きつける。
メイキングも公開されており、
トムは本当にバイクで空を飛び、
列車の屋根で殴り合いをする。


(疑い深い人間は、メイキングがCGではないかと疑うだろう。)


命綱がついていて、安全性には配慮されているとは言っても、
実行する勇気には感服する。
何もそこまでしなくてもいいのに、
とは思うが、プロデューサーを兼ねるトムのポリシーだという。

「1」(1996)が公開された時、トムは34歳。
「7」公開時は61歳
いつか「トム、撮影現場で事故死」などという悲報が届かなければいいのだが。
ただ、危険を省みないトムのおかげで、
画面は引き締まり、観客は没頭する。

アクション映画の面白さを満喫した3時間弱だった。

「PART ONE」と題名についているとおり、
2部作で、今回は完結しない。
「ワイルド・スピード」といい「スパイダーバース」といい、
最近、そういう作品が増えた。
今作はちゃんと「PART ONE」と宣言しているだけ偉い。

続きの「PART TWO」は、
来年6月28日に公開予定。

5段階評価の「4」

拡大公開中。

 

ところで、ヴィランを演ずるポム・クレメンティエフという女優さん。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のこの人↓とは知らなかった。

素顔はこれ↓。

 

 



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