空飛ぶ自由人・2

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直島・しまなみ海道の旅・その3

2024年06月07日 23時00分00秒 | 旅行関係

美術館エリアを去って、本村エリアへ。

このような山道を

沼などを見ながら行きます。

途中、こんなオブジェがありました。

本村エリア。漁村ですね。

こんなオブジェは、自転車置き場。

昼食は、ここで。

このエリアにあるのが「家プロジェクト」

1998年に始まったこのアートプロジェクトは、
空き家などを改修し、
人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、
空間そのものをアーティストが作品化したもの。

本村ラウンジ&アーカイブ

かつて農協のスーパーマーケットとして使用されていた建物。
基本的な構造をほぼ残し、建築家・西沢立衛が空間をデザイン。
家プロジェクトの鑑賞チケットは、ここで購入します。

現在7軒が公開されていますが、
「ぎんざ」は火・水曜は閉館。
「南寺」は整理券が売り切れのため、
残りの5軒を回りました。

この山道を登ると、


「護王神社」


江戸時代から祀られている護王神社の改築にあわせ杉本博司が設計。
伊勢神宮など初期の神社建築の様式を念頭に、
作家自身の美意識に基づくものとなっています。

石室。


ライトを貸してくれました。


本殿とガラスの階段で結ばれていて、

地下と地上とが一つの世界を形成しています。

「碁会所」

昔、碁を打つ場所として島の人々が集まっていたことに由来します。
建物全体を作品空間として須田悦弘が手がけ、
内部には速水御舟の「名樹散椿」から着想を得た
作品「椿」が展示されています。


庭には本物の五色椿が植えられており、
室内の椿との対比的な効果を作り出しています。

「角屋」

200年ほど前に建てられた家屋を、宮島達男が作品化。
漆喰仕上げ、焼板、本瓦を使った元の姿に修復しました。

「石橋」

明治時代、製塩業で栄えていた石橋家の家屋。


直島では古くから製塩業が人々の生活を支えており、
直島の歴史や文化をとらえるという観点からも、
家そのものの再建に重点がおかれました。


千住博が着想から5年の歳月を費やして
「場のもつ記憶」を空間ごと作品化しています。

これは、塩を積んだ倉庫。

「はいしゃ」

 

かつて歯科医院兼住居であった建物を、
大竹伸朗がまるごと作品化。


家のあるところは彫刻的であり、
または絵画的であり、
あるいはさまざまなものがスクラップされているなど、
多様なスタイルが盛り込まれています。

夜にはネオンも。

次の2つは訪問できず。

「きんざ」

築200年超の小さな家屋。
内藤礼が、すでにそこにあった時間と自然の関係性に、
ほんの少し手を加えることによって
新たな空間を創出しています。
屋根や柱などの構造はそのままに
伝統的な技術を使いつつも、
家屋そのものが外壁も含め作品化されています。
お一人りずつ内部に入り作品を鑑賞するため、
完全予約制。

「南寺」

ジェームズ・タレルの作品のサイズにあわせ、
安藤忠雄が設計を担当した新築の建物。
元来この近辺には5つの社寺と城址が集まっており、
かつてここに実在していたお寺が
人々の精神的な拠り所であったという記憶を
とどめようとしています。

                            
幹線道路を東から西に走り、元の宮ノ浦エリアへ。
ここには、いくつかの美術品と
銭湯「I ♡湯」があります。

アーティスト・大竹伸朗が手がける
実際に入浴できる美術施設。
外観・内装はもちろん、浴槽、風呂絵、モザイク画、
トイレの陶器にいたるまで大竹伸朗の世界が反映されています。

入浴料660円とタオル代500円を支払って入浴しました。

撮影は出来ないので、拝借した写真を。

奥には熱帯植物が茂り、
男湯と女湯の境には、巨大な象が。

こうして釣上げて置いたようです。

湯船の底には江戸時代の春画が描かれています。

夜は、こんな感じ。

レンタサイクルを返却し、

この最後の便に乗りました。

来た時より混んでいます。

高松に戻りました。

預けておいた荷物をホテルでピックアップし、
ここで今回2度目のうどん。

いつもは駅弁を食べるのですが、
昨日の下見で駅弁は売り切れているに予想でしたので。

高松駅へ。

予想通り、駅弁は売り切れ。

乗るのは、この特急、

いしづち。

同じ車両の中で自由席と指定席が混在。


初めて見ました。

夕方の光を見ながら、発車。


揺れる。揺れる。
メモも取れないくらい。
新幹線の性能の高さを実感。

ところで、異変の報告。
美術館エリアにいる間、デジカメの調子が悪くなり、
シャッターが降りません。
一度電源を切ってみると、
一回目だけシャッターが降りるけど、
2度目が駄目。
何度も電源を切って、難儀しましたが、
高松を離れた途端、正常に戻りました。
何故でしょう。
現代美術の毒気に当たったのか。

今治に着きました。

タクシーで宿泊施設へ。
これは昼間の写真。

中のロビー。

サイクリングの人の汗の衣服を洗濯。

外は真っ暗。


3人部屋を一人で占有して、4400円。

部屋に風呂はなく、共同風呂。

誰もいなかったので、写真に。

さあ、いよいよ明日はしまなみ海道走破です。