先日、新宿を訪れ、
歌舞伎町へ。
何のために?
この新しいビルを見るためです。
4月14日にオープンした東急歌舞伎町タワー。
昔ここには、ミラノ座という映画館がありました。
座席数1000を越える大映画館でした。
向かいには新宿プラザという、
これも座席数1000を越える大きな映画館があり、
広場を中心に、大小様々な映画館がひしめいていました。
しかし、次々と閉館になり、
今ではTOHOシネマズに集約されてしまいました。
そのミラノ座の跡地に建ったのが、
この東急歌舞伎町タワー。
名前のとおり、東急株式会社と株式会社東急レクリエーションの持ち物。
ホテル・映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設からなる、
地上48階・地下5階・塔屋1階、約225mの超高層複合施設です。
入り口はエスカレーター。
2階はエンターテインメントフードホール。
「恵比寿横丁」、「渋谷横丁」などを手掛けた
株式会社浜倉的商店製作所が運営する
次世代型フードホール。
「祭り」をテーマに食と音楽と映像が融合し、
日本全国の文化発信の場、
歌舞伎町の新たな交流拠点となることを目指します。
3階はアミューズメントコンプレックス。
バンダイナムコグループが取り扱う
コンテンツをさまざまな角度から体験、
楽しむことができる場を提供します。
4階は次世代型アトラクション体験施設。
ソニー・ミュージックエンタテインメントと
ソニー・ミュージックソリューションズが共同で、
テクノロジーとエンターテインメントを掛け合わせた、
これまでにない次世代型アトラクション体験施設を実現。
6階から8階はTHEATER MIRANO-Za。
2014年に閉館した映画館「新宿ミラノ座」の名前を受け継ぎ、
ライブエンターテインメントシアターとして生まれ変わりました。
幅広い演出に対応可能な
自由度の高い舞台特殊設備や可変性に優れた客席を採用し、
ストレートプレイ、ミュージカルといった幅広い演劇はもちろん、
着席スタイルの音楽ライブや映像イベント等、
様々なエンターテインメントコンテンツに対応できる劇場になっています。
基本構成で907席(1階:612席、2階:148席、3階:147席)。
1 階席はイベントによって配置を変えられる可動式の椅子になっているため、
最大で1088席まで増設することができます。
9階と10階は、109シネマズプレミアム新宿。
名前のとおり、全席プレミアシート。
8館合計で852席。
ハイスペックな映写設備に加え、
全シアターの音響を坂本龍一さんが監修したといいます。
CLASS Sは中央列を占め、
左右に衝立のある、周囲が気にならない、プライベート感あるシートで、
電動リクライニング機能や充電装置付サイドテーブルも完備しています。
CLASS Sの利用者は、プレミアムラウンジを利用することが出來、
新宿の街を展望できるラウンジで、
ゆったりとした時間を過ごすことができます。
座り心地の良さを追求したCLASS Aは、
リクライニング機能とサイドテーブルを備え、
頭が当たる部分がふかふかで、リラックスして映画を見ることができます。
CLASS Aは4500円、
CLASS Sは6500円と
料金はバカ高ですが、
ウェルカムコンセッションを含み、
ポップコーンやソフトドリンクを、
鑑賞前に好きなだけ楽しむことができます。
映画鑑賞料だけでなく、
施設を利用できる料金も込み、と考えると料金も納得するかもしれません。
20階から38階は、
HOTEL GROOVE SHINJUKU。
客室数:538室
部屋の広さ:21~61㎡。
長期滞在に便利な洗濯乾燥機付きの客室も
39から47階は、やはりホテルで、
BELLUSTAR TOKYO。
客室数:97室
部屋の広さ:41~82㎡。
45~47階には5室のペントハウスがあり、
部屋の広さは、113~277㎡。
ペントハウス宿泊者専用のラウンジや、
スパラウンジも用意されています。
新宿の天空で至福の時間を堪能できそうです。
和の伝統文化を取り入れたデザインで、海外からの旅行客にも喜ばれそう。 大きな窓から眼下に広がる新宿の景色は、
他ではなかなか体験できないでしょう。
タワー1 階には空港アクセスバスのバス停も設置されていて、
羽田空港へは最短35分、
成田空港には最短1時間30分でダイレクトアクセスが可能。
10階から見た景色。
東急歌舞伎町タワーというより、
高級歌舞伎町タワーと言った方がいいかもしれません。
庶民には、手の届かないタワー。
どんな人が利用するのでしょうか。