ぼくが手を振っているのに気づいた娘は
ステージの上から
大きく手をふりかえしてくれた。
ぼくは、スタンディングオベーションのつもりで
手を振っていた。
学校のクリスマス会のステージ。
サンタクロースという、この舞台の
主役。
今日がその発表の場。
決して出しゃばりなタイプではない娘が
めずらしく
自ら手を挙げて
引き寄せた
この時間と空間。
「主役が、その舞台を引っぱるんだから。多少のことがあっても、堂々と振る舞え。」
「そのためには、台本全部アタマにたたき込んで。」
「スラスラと流暢にセリフを言うのと、文章の意味を理解して言葉にするのは違う。」
「一本調子じゃダメ、抑揚、メリハリ。」
「小さい声の時も腹から声を出さないと聞こえない。伝わらない。」
「ノド先で歌ってるから、イケてないアイドル歌手みたいになってる。恥ずかしがるな、宝塚みたいだって笑われてもいいから。」
いろいろな要求をしてきた。
何でもイイから
いっしょうけんめいに向き合って
プレッシャーも飲み込んで
ズッコケようが、声が裏返ろうが
とにかくやり遂げて欲しかった。そういうふうにリードしてあげれればいいのかなと思っていた。
周りの出演者のお友達も見事にその役割を
キラキラ輝かせていた。
そして
立派にやり遂げた。
素直にほめてあげたいと思う。
よくやった。
上出来だった。
イケてなかったのは
三脚まで買って
充電にも万全を期して
当日のセッティングもバッチリした
HDDビデオカメラのモニターの右上の隅の表示が
赤い文字のRECではなくて
緑色の一時停止になっていることに
30分以上気がつかなくて
やっぱり失敗したこと。
でもね
ちょっとドキドキしながら見てたんだ。
肩がこわばってたんだ。
いっしょうけんめい
応援してたんだ。
このところアタマに浮かんでくるメロディーは
娘のソロパートの曲だったんだ。
ごくろうさま。
そして
ありがとう。
一足早い
最高のクリスマスプレゼント。
神に感謝。
Copyright© 2008 Luke8488
ステージの上から
大きく手をふりかえしてくれた。
ぼくは、スタンディングオベーションのつもりで
手を振っていた。
学校のクリスマス会のステージ。
サンタクロースという、この舞台の
主役。
今日がその発表の場。
決して出しゃばりなタイプではない娘が
めずらしく
自ら手を挙げて
引き寄せた
この時間と空間。
「主役が、その舞台を引っぱるんだから。多少のことがあっても、堂々と振る舞え。」
「そのためには、台本全部アタマにたたき込んで。」
「スラスラと流暢にセリフを言うのと、文章の意味を理解して言葉にするのは違う。」
「一本調子じゃダメ、抑揚、メリハリ。」
「小さい声の時も腹から声を出さないと聞こえない。伝わらない。」
「ノド先で歌ってるから、イケてないアイドル歌手みたいになってる。恥ずかしがるな、宝塚みたいだって笑われてもいいから。」
いろいろな要求をしてきた。
何でもイイから
いっしょうけんめいに向き合って
プレッシャーも飲み込んで
ズッコケようが、声が裏返ろうが
とにかくやり遂げて欲しかった。そういうふうにリードしてあげれればいいのかなと思っていた。
周りの出演者のお友達も見事にその役割を
キラキラ輝かせていた。
そして
立派にやり遂げた。
素直にほめてあげたいと思う。
よくやった。
上出来だった。
イケてなかったのは
三脚まで買って
充電にも万全を期して
当日のセッティングもバッチリした
HDDビデオカメラのモニターの右上の隅の表示が
赤い文字のRECではなくて
緑色の一時停止になっていることに
30分以上気がつかなくて
やっぱり失敗したこと。
でもね
ちょっとドキドキしながら見てたんだ。
肩がこわばってたんだ。
いっしょうけんめい
応援してたんだ。
このところアタマに浮かんでくるメロディーは
娘のソロパートの曲だったんだ。
ごくろうさま。
そして
ありがとう。
一足早い
最高のクリスマスプレゼント。
神に感謝。
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