カトリック高円寺教会ANNEX

2004年に晴佐久昌英神父様により成人洗礼をうけた『おやじ』の[信仰告白]風コラム

『「エロス」と「タナトス」』

2006-07-14 08:21:34 | Weblog
 ニューヨーク市の美術館「ノイエ・ギャラリー」はこの美術館の創始者の大富豪が購入した絵を公開した。



 肖像画「アデーレ・ブロッホ・バウアーⅠ」



 作者はオーストリアの画家



 グスタフ・クリムト(1862~1918)



 どうでもいいんだけど、ちなみに購入価格は1億3500万ドル(日本円にして155億2500万円)なのだそうだ。





 「クリムト」




 秋に日本で公開になる映画のタイトル。



 主演は「ジョン・マルコビッチ」。



 19世紀末のウィーンの文化などが垣間見えるらしく、もう観に行くしかない。



 正直、クリムトの絵はそれほど好きな作風ではない。



 しかし、彼の描く女性は、美神(ミューズ)、「ファム=ファタル」(宿命の女)などと呼ばれ、なまめかしいほどの肉感をたたえながら、恍惚の表情を浮かべている。



 「モデルに触れないと描けない」彼は、触れることで対象から何を導き取り、感じ、キャンバスに向かっていたのだろう。



 笑い話ではないが当時ウィーンには彼の子供が30人もいたといわれている。




 ジョン・マルコビッチはこういった夢と現(うつつ)の狭間に身を置くような危うい精神世界を演じさせたら、そりゃあもうすごい。




 でも、たぶん「天国映画村」の宿題映画にはエントリーされることは無いでしょう(笑)



 だって『「エロス」と「タナトス(死)」』だもの。







 「触れる」チャンス。



 「ほんもの」に「触れる」チャンス。






 入門講座&ミサはカトリック高円寺教会へ。



 土曜日は入門講座あります。





 神に感謝。
Copyright© 2006 Luke8488

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3 コメント

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これは見てみたい (井上)
2006-07-15 16:23:19
絵はわからなくても

クリムトは好きっていう友達がいて

『接吻』が

特に好きなんだって。



私は同時代の画家では

エゴン・シーレが好き。



パラジャーノフと

フェリーニが

いなくなってから

何となく

あまり映画見なくなった。

たまに見ようかな。
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Unknown (gabu)
2006-07-18 08:52:16


一昨年の春、娘とウィーンに行ったとき、

クリムトの絵を見に何回も美術館に通った。



空いていて、触れるくらい近くで見るクリムト・・・・



薄そうな肌の感じ、頬の赤み



素晴らしかった。



私もエゴン・シーレが大好き。



映画、楽しみだわぁ・・



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わ~い♪ (井上)
2006-07-18 19:15:24
お仲間だー♪

私はシーレの書いた、

オレンジの囚人服を着て泣いてる自画像に

惚れこんだのです。
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