***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

北海道2泊3日の旅 その3

2009-08-25 23:32:00 | 美味しい話とか旅の話とか

3日目の朝は小雨模様。

昨日行った美幌峠の景色が素晴らしかったので、こういう天気も
また違った風景が見られて楽しいかも、と同じく朝6時前に行ってみたらば、、


峠のレストハウスは霧の中。屈斜路湖のくの字も見えません。

遅まきながら昨日のお天気に感謝。


今日の予定は摩周湖から中標津を抜けて根室海峡に出て、
そこから北上し、羅臼、知床半島を横断し、知床五湖、ウトロ、
そして女満別空港から帰路に着く、というもの。


摩周湖は昨日裏摩周展望台から見たので、今日は正統派で
第三と第一展望台から臨もうと思いきや、


第三展望台周辺は走るのもやっとなくらいの凄い霧で、
これでは何も見えないと思われパス。


第一展望台は霧もなく、雲のせいか青い湖面は臨めなかったけど、
それでもなかなかの眺め。
摩周湖が見えると婚期が遅れるとか、なんとか言いましたっけ?
もう関係ないけど(笑)





でも、やっぱり木が邪魔で全体像が観れず、もどかしさ満点。
いや、だからこそ、カムイトー(神の湖)なのかな。

ここでエゾリスに出会うも、シュルシュルっと姿を消し撮影できず(泣)


↓第一展望台の駐車場からの眺め、何気に素晴らしいです。


釧路平野がドァーと見渡せました。



根室海峡に出る途中の中標津の空。


なんも言えません。



根室海峡に出ました。

遠くに見えるのは国後島です。
ここで『知床旅情』の歌が思い浮かばない人はいないでしょうね。


羅臼で昆布を買って、知床横断道路に入ります。
純の番屋(北の国から)にも寄ってみたかったけど、時間が無く断念。


知床峠付近まで道路にずっと刻みが入っていて、ブーッという音がしたんですが、

これは何のためなんでしょうか?熊除け?凍結防止?分かりませ~ん。
(青いレンタカー、ちょっと嬉しかったです)


羅臼岳は少し雲がかかってましたが、それでも素晴らしい景色。


知床峠からオホーツクを臨みます。ここもまた素晴らしい~~。



道路脇に鹿さん。目が合っちゃいましたw。



こちらはバンビ。

可愛いーーーっ。
地元の方にとっては畑の作物を荒らす害獣とのことですが(汗)


このあと、キタキツネも道路脇にお目見えしてくれたのですが、
ピントを合わせているうちにスタタタタと茂みの奥に消えて
行ってしまいました(泣)


ウトロに出て、まずは知床五湖へ。


枯れ木のオブジェが素敵ですぅ~。


知床五湖の高架木道。

天空の回廊のような素晴らしい眺め。
ヒグマがいても安心な様に電気柵も設けられ、バリアフリーなので
車椅子でもOKです。


高架木道から眺めた一湖。

来年は木道が延長され一湖がもっと近くから見られるそうです。


こちらは五湖巡りの探勝歩道。





動物や植物の生態に影響を与えることのないよう、またヒグマの
被害を防ぐため、順路を守る、餌やり厳禁、飲食物の持ち込み不可、
ペット不可などの注意事項があります。
ここでは、人間はあくまでもちょっとお邪魔させてもらう、
という立場ですね。

一湖です。

さっき歩いた高架木道が遠くの方に見えます。

二湖の端っこ。

森に囲まれ、水草の浮いた水面がキラキラしたこういう風景、
惚れ惚れします。1日中でも眺めていたい。

二湖の水面を鏡のようにして映る白い雲。

水の中にもうひとつ世界があるようでした。


ここから三湖以降も歩きたかったけど、時間が無く、ぐるりとUターン。

鬱蒼とした森の中の小さな小さな日溜まり。

これもお気に入りの一枚です。

タイトルを付けるなら、
“森のスポットライト”なんてどうですかね。


時間が無いと言いながらも売店で買ったハスカップこけももソフト。

写真を撮る前にダンナが舐めちまいました(怒)


お昼は「ここがよさげ」と目星をつけていたウトロの八重樫という
料理屋さんで。


お店は“わがりにぎぃ~”場所にありました。


店主は商売ッ気が無く
「分かりにくかったでしょ(笑) お客さんからもっとあちこちに
看板出せって言われるんだけどね。いいの。うちはコレで」
って、よくないよ(笑)

私はオホーツク海鮮丼。

3,000円也。

ダンナは知床郷土鮨。

2,800円也。

どちらも「ひとつサービスしといたから」って。
一見ぶっきらぼうだけどシャイで優しい店主です。

美味しかったッス。特にウニ。
潮の香りとフルーツのような甘さが入り交じった味は
初めての美味しさでした。

店主曰く
「うちのバフンウニはミョウバン使ってないからさ。
東京で食べるのとはちょっと違うでしょう?」と。

いや、ホント、全然違いましたわ。


と、悠長に書いてますが、午後は知床クルージングを予定しており
お料理がカウンターに出てきたのが13:30
知床クルージングの集合時間が13:55、、、

ひぇ~~~。

ということで、そんな美味しいお料理を、15分でかきこんでしまった
私たち(泣)
でも、一粒も残してませんから~。
早食いの事情を聞いた店主、笑ってました(謝)



で、無事集合時間に間に合い、

クルージングはこちらのゴジラ岩観光の船で。
何故ゴジラ岩なのかと言えば、、

ウトロ崎にそびえるこの大岩。

ゴジラ以外の何ものでもないっしょ?もうビックリよ。



船は60人乗りのクルーザー。


直前に海鮮丼をかっこみ、ゲップをすると喉まで上がってきそうな状態
ではありましたが、船は全然OKですので、撒き餌はいたしません(笑)


舳先に立ち、クルージングへGOです。


フレペの滝。

岸壁まで近づいてはくれるのですが、あっという間にスピードを上げて
岸から離れていくので、シャッターを押すタイミングがとれません(汗)


かなりのスピードですので舳先はバヨ~ン、バヨ~ンとよく揺れます。
でも、それが楽しい~。


奇岩が連なります。


突端が知床岬です。


硫黄山コースの折り返し地点にあるカムイワッカの滝。

上流は滝全体が温泉になっていることでも有名なカムイワッカ湯の滝です。



素晴らしいこの景色が見られるのも船ならでは。

船に乗って良かった~。


ここから沖に出て大きくUターン。



↓これ、イルカがジャンプしたあとの瞬間です(笑)

タイミングが取れないんだってば(汗)



巡ってきた知床半島の断崖。

いいお天気に感謝、感謝。


硫黄山コースは所要時間1時間、大人3,000円。
私たちはこれで充分楽しめましたが、
ぜひヒグマを見てみたいという方には、ヒグマウォッチングコース、
知床岬コースがお薦めです。



船を下り、網走方面へ向かう途中にオシンコシンの滝を見学。


さすが名勝。大型バスも駐まる駐車場は大混雑となっていました。




それも納得の見事な滝。

国道脇のこんな場所にあるのはもったいない、
もっと出し惜しみしてもいいのにと思わせる素晴らしい光景でした。


女満別空港に向かう前に早めの夕食を。

ラーメンが食べたいね、ということでラーメンが食べられるお店を
探して行き着いたのは、釧網本線の藻琴駅の駅舎に併設された
『トロッコ』というお店でした。


木造の駅舎がいい感じです。




店内もレトロで雑多ですこぶるいい感じ。

具が帆立や海老、蟹と豪華な流氷ラーメン。

1,000円くらいだったかな(汗)。
あっさりした出汁のスープが美味しかったです。


こちらの酪農ラーメンは確か650円くらい(汗)

ミルクがほどよいコクになってこちらもなかなかのお味。

このお店の店主も一見ぶっきらぼう(笑)

でも、会計の時ボソボソとお話ししてくれた感じは、お昼を食べた
八重樫の店主と同じよう。
北海道のオジサンはみんなぶっきらぼうでシャイなんですか?(笑)



旅の終わりの一枚は、お気に入りになった麦わらロール。



夕陽を浴びて金色に輝いていました。




駆け足で巡った道東3日間の旅となりましたが、
生まれてから一番「おおーーっ」とか「うわぁーーーーっ」が
多かった3日間だったと思います。



広い空、大きな大地、美しい緑、豊かな水、たくさんの動物たち。



感動だらけの素晴らしい3日間をありがとうございました。






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