***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

南会津の旅

2008-05-04 23:40:25 | 美味しい話とか旅の話とか

大渋滞が予想された5月3日、

午前0時から4時までの間に高速道路を通過すれば料金が40%引きという
オイシイ話しにもつられて、家を午前3時前に出発。

しかし、、早くも栃木から20km渋滞となっていたため高速を降りて下の道を
走りました。

お天気は時折霧雨の降る曇りベース。



でも、そのおかげでちょっと神秘的な風景が見られました。




霧の摩周湖みたいでしょ(行ったことないけど)。
ここは会津西街道(121号線)沿い、湯西川温泉の近くにある五十里(いかり)湖。
だったと思います(汗)


121号線をズンズン北上し東南に入り込んだところにある観音沼。



ゴールデンウィークだっていうのに誰もいません。
って、まだ朝6時半だから当たり前か(笑)


沼のほとりには水芭蕉。
静かに沼の佇まいを楽しむことが出来る素敵な場所でした。



121号線に戻って、こちらは有名な観光地の塔のへつりです。

百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返した結果出来上がった景観だそうです。
ちなみに“へつり”とは、川岸が切り立った崖となっている場所の事、とのこと。

ここの吊り橋、かなり怖いです。

手すりが凄く低いんだも~ん(汗)



風穴入り口という看板に誘われて行ったところが中山風穴。
中山風穴は岩の隙間から冷風が噴き出し、真夏でも地表温度は10℃前後だそうで
国の指定天然記念物に指定されています。

これは冷風を利用した貯蔵庫跡。
入ってみたら、ホントに冷え冷えでした。

冷風のため一帯には寒地性植物・高山植物が群生してるそうですが、

この看板を見たらのんびり植物見学という気分になれず早々に退散。




会津鉄道の養鱒(ようそん)公園駅。
丸太造りが可愛いです。

この辺りから、雲が晴れピーカンになりました。
気温27度。夏日です。



こちらは湯野上温泉駅。萱葺き屋根です。


駅舎には囲炉裏があってお茶を飲みながら電車を待つことが出来ます。
めちゃくちゃ雰囲気いいです。


線路にはタンポポ咲きまくり。
入場料200円を払ってホームでこんな風景を見ながら、しばしのんびりさせてもらいました。





その後、人気の観光スポットである大内宿に向かいましたが、その道が大渋滞。
ほんと大人気なんですね。

予定変更してUターン。
喜多方へ行ってラーメンでも食べよう、ということで車は一路喜多方へ。
湯野上温泉郷から喜多方まで50kmくらいでしょうか。



途中の景色です。
菜の花の黄色、新緑の山の緑、残雪の山の白、空の青、、、感動もんでした。
遠くに見える白い山は飯豊連峰かと思われます。



蔵の街、喜多方は20数年前に一度訪れたことがあります。
ダンナと結婚前のロングドライブで。日帰りですから(笑)


こちらは大和川酒造さん。
前にも来てるのにダンナは全く覚えてないとのこと。
案内してもらって、お酒も買ったのに~。
男っていうのはみんなそんなもんですかぁ~~?(淋)

もっと観光地化されているかと思ってた町の様子がほとんど変わっていなかったのには
ちょっとビックリ。
会津らしい頑固さが感じられてなんだか嬉しかったです。

喜多方には、酒蔵、味噌蔵、店蔵、本当にたくさんの蔵があります。

 

 
郵便局もNTTも蔵づくり。


生活の場として存在している蔵だからこそ多くの人を魅了するんでしょうね。



で、目的のラーメンはと言えば、もう大変(笑)

『坂内(ばんない)』というこちらのお店は数十メートルの行列。
(この写真の行列は一部です)
食べるまでにいったい何時間待つのやら。
そのお隣もかなりの行列。

ラーメン店地図を頼りに探し回ったお店はみんな行列。
さすがゴールデンウィークです(汗)(汗)

真夏のような暑さの中、ヘロヘロになりながら地図の端っこにある
『朝昼夜(あさひや』というお店に行き着きました。
行列してません。

それはそれで、ちょっと不安になりつつも(笑)ダンナは味噌ラーメン、
私は醤油ラーメンを注文。
各650円。


美味しいです。
スープはあっさりですが出汁がよくきいて、麺はプリプリでコシがあります。
チャーシューは口の中に入れたとたん脂身がトロトロに溶けました。
グッドです。
箱入りをお土産に買いました。

行列にならないのはこのお店の広さと、店名に原因があるのでは、と勝手に思ったりして。
だって『朝昼夜』って、なんかスナックみたいじゃありません?
『あさひや食堂』とかにしたほうがラーメン心(?)をくすぐる気がするんですけど(笑)


ラーメン後、すぐデザート(笑)
 
味噌蔵の2階の座敷です。
ソフトクリームは味噌味(笑) 甘塩っぱくて意外とイケます。
ダンナが食べたあんこ餅も味噌味(写真取り忘れました)
こちらも美味しかったです。
各セット500円。

ラーメンにしても、このお店にしても、お値段が安いですね。

これも会津気質ということでしょうか。



喜多方は美味しくて安くて居心地のいい街です。






今回の旅の宿は湯野上温泉郷の民宿えびす屋さん。



宿の目の前には夫婦岩。




露天風呂もあります(嬉)


お風呂からの眺めはこんなカンジ。素晴らし~。



吉井さんが好きそうなこんなものもありました(笑)



部屋の入り口がとっても豪華(笑) お部屋も綺麗です。
 

夕食は馬刺しがめちゃ美味しかったです。


朝食は卵焼きとお味噌汁がグー。



ゴールデンウィークにこれで1人1泊9,600円也。

湯野上温泉郷の宿を探した時どこも満杯で、なんとか空いてたのが、
このえびす屋さん。
なので、正直なところ全然期待してなかったんです。

失礼しましたm(_ _)m

えびす屋さん、いい感じです。





で、2日目の5月4日。

朝食後すぐにチェックアウトして行ったのは、昨日のリベンジである大内宿。


既にたくさんの人出で賑わってました。
江戸時代の宿場の面影をそのまま残した萱葺きの家並みがとても美しいです。

  
ほとんどの家がお土産屋さんや民宿、食事処などのお店を営んでいます。


道の両脇に流れる用水路は“日本の音風景百選”に選ばれているそうです。
冷たくて綺麗なその水の流れと音は古い家並みとともに気持ちを潤して
くれるものでした。




大内宿からほど近い花の郷公園。

良く整備されて綺麗なところなんですけど、、
行った時、丘の上の家からか演歌が大音響で流されてて雰囲気ぶちこわしだったんです。
まるで公園をつくることに反対だった人が嫌がらせでやっているようなカンジ。
たまたまならいいんですけどね。
って、まさか公園自体で流しているってことないッスよね(超汗)



帰路、道路脇ののぼりにつられて行ったところは桑取火という場所にある
カタクリの群生地。


これがカタクリの花です。可憐ですね。
カタクリは発芽から開花まで8年かかり、根が深いため移植が難しい植物だそうです。

群生地を巡るコースは一周約1時間。


暑くてバテ気味ではありましたが、新緑がPCで疲れた目を優しく癒してくれました。





それにしても、会津は綺麗な水に恵まれていますね。


こんな美しい川が道路の脇に普通に流れているんですもん。
凄い贅沢ですよね。

だから、お米もお酒もお蕎麦も美味しいんでしょうね。
あっ、お酒は呑めないですが(笑)




たった1泊ではありましたが、美味しい水と空気と新緑の南会津を満喫することが
出来ました。




はぁ、楽しかった~。










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