数日たってしまいましたが、
『吉井和哉のオールナイトニッポンGOLD』は、ちゃんと聞きましたよ。
と言いたいところだけど、ホントは断片的にしか聞いてません(汗)
いやぁ、吉井さんと同じで私もやたら眠いんですよ。これホント。
夕ご飯食べると、もうすぐにソファで爆睡。
開始の午後10時に目が覚めたものの、すぐウツラウツラで、、
「緊張すると老眼が増す」みたいなこと言ってて、吉井さんも老眼だったんだ?とか
「マンダムの歌にインスパイアされてつくったTHE YELLOW MONKEYの曲は?」で
夢うつつに「太陽に吠えろ」じゃない?って思ったけど、よく考えたら(よく考えなくても)
全然THE YELLOW MONKEYじゃなくて、あ、でも「太陽」は合ってるじゃん、とか、
それくらい(笑)
でもスマホのradikoを使ったから、そのまんま録音してあります。
便利な世の中になったわね~。
なので、あとで全部聞きます(笑)
んで、もっと遅かりしですが、
カヴァーアルバム『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~』をがっつり聴いたので、
感想のようなものをちょっとだけ。
まあ、とにかく見事に吉井色に染めてくれましたね。
【真赤な太陽】はどっしりとして揺るぎなく、正攻法。
正攻法さには、ひばりさんへのそこはかとない遠慮も感じられます(笑)
遠慮しながらもため息なんか入れてくれちゃって、
吉井さん、ファンサービスをありがとう♪(←違う?)
重低音で始まる【ウォンテッド(指名手配)】はカッコよくて、
遊びがいっぱいでめっちゃ楽しいです。
あのMVのダンス、秀逸ですよね~。
聴いてるとステップ踏みそうになりますもん。出来ないけど(笑)
「フゥー♪ フゥー♪」っていうの、ライヴでやってみたい。
ちなみにラブ&ピースは、この曲になると家中をハイスピードで駆け回ります(笑)
【おまえがパラダイス】は、まんまジュリーなんだけど、
それでいいの、吉井さんはジュリーになりたかったんだから(笑)
ジュリー≒吉井和哉だから、そのまま歌って、それでパーフェクト。
ジュリーのどの曲を歌っても絶対素敵に決まってる。
THE YELLOW MONKEY時代に『LOVE LOVE愛してる』という番組で
【追憶】を歌ってくれたけど、あれも良かったもんね。
今の吉井さんなら更に素敵に聴かせてくれるだろうな~。
【噂の女】は、呆れるくらい潔いです。
恨み節なんだけど聴いてて気持ちいいわ。サックスのむせび加減も好き。
吉井さんは、あの歌い方で思いっきり歌ってみたかったんだろうなって、
そんで、ちゃんとした作品に仕上げて、みんなに聴いてもらいたかったんだろうなって、
そう思います。
でもこれ、友達がふいに「何聴いてんの?」ってイヤホンはずして聴いたら
ビックリするだろうな~(笑)
【夢の途中】はね、聴く前からいいだろうと思ってたけど、
聴いたらそれ以上にいい。凄くいい。
どこか【花吹雪】と似た切なさを感じるのはアレンジのせいかな。
吉井さんは「僕には絶対書けない歌詞」と先日の『Covers』で言ってたけど、
私は今回のアルバムの中で、吉井さんの書く詞に一番感性が近いって感じましたわ。
【あの日にかえりたい】は、吉井さんのユーミンへのリスペクトが強い分、
いじりがなくて、私はユーミンの楽曲は嫌いじゃないけど歌い方が苦手なので、
まんまだと気持ちが入っていかないです。すみません。
【人形の家】は、もうずっぽりです(笑)
「私はあなたに命をあずけた」なんて歌い上げるんですぜ、吉井さんが。
弘田三枝子さんの「あ」が「は」、「い」が「ひ」になる歌い方も
ほんの少し入って、その時代を思い出せつつ、しっかり吉井色。
失礼ながらお初だった【百合コレクション】
なんて繊細で美しい曲なんでしょうか。
表現は全く違えど【空の青と本当の気持ち】に近い浮遊感を覚えます。
吉井さんの「ですね」とか「でした」が新鮮。
「フゥウ~」のハミング、これがまた堪らない。
最初のほうの、シシオドシもしくは銭湯の桶みたいな音にもなぜか胸がドキドキ。
(表現力無さすぎでスミマセン)
あがた森魚さんの歌う原曲を聴いてみたくなりましたわ。
【さらばシベリア鉄道】は、♪め~をとじ~て~~~♪って歌いそうになります(笑)
いや、ホントに好きです、これ。
疾走感と昭和っぽいギターにテンションが上がりまくり。
それと、この歌はこんな歌詞だったんだなって、、
とても好きな曲だったけど、歌詞はなんとなくで聴いていて、
好きな人の声で歌われると歌詞がしっかり入ってくるもんなんだなぁと思ったり。
【襟裳岬】は、初めて聴いたときは「え?」って思ったけど、
何度も聴いてると、これが原曲なんじゃないかってくらい自然(笑)
断ち切りっぽい歌い方に拓郎へのオマージュを感じるし。
キラキラしたゴスペル、はたまた昇華したフォークソング、
なんでもいいけど、あったかいです。
いいところも悪いとこも全部ひっくるめて受け入れてくれる
懐の広さを感じます。
これまでの曲を聴いて、あらためて昭和という時代は良かったよね、と。
でも、この【襟裳岬】は、今も悪くないよ。そしてこの先も素敵なことが待ってるよ。
そんな風に歌ってるという気がします。
聴くたび、なんでか涙が出てくるんですよね。
あ、あとね、「エブリバディ!」の掛け声が大好き(笑)
【MY WINDING ROAD】の「狂っているだけならボロ時計さ」のあとの
「Let's go」で恋に落ちた私ですから(笑)
こういうのを言わせたら吉井さんの右に出るものはいないと確信しております。はい。
このアルバムは、どの曲にも、その楽曲と歌い手さんに対する吉井さんの
愛と感謝の気持ちを感じます。
昭和という時代への愛と、先を見つめるあたたかい視線も。
『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~』は、
愛にあふれた、後ろ向きでないカヴァーアルバムなのでありますね。