***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

ろうばいとお蕎麦と四万温泉

2013-02-12 23:16:06 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

昨日今日の1泊2日で、群馬県中之条町の
四万温泉へ行ってまいりました。


 

温泉の前に、去年訪れてその香りに魅了された、
安中市のろうばいの郷へ。

 

去年は花が終わりかけていましたが、今回は見事に満開。

園内はそこかしこに素晴らしい香りが漂い、
スーハースーハーしっぱなし(笑)

 

こちらがろうばいの基本種。

内側の短い花弁が赤紫色です。

 

こちらは花弁全体が黄色い素芯ろうばい。

 

素芯の中でも花弁の先が丸いものが満月と呼ばれ、
この園の多くがこの種類なのだそうです。

 

こちらは、地元で採れた農産物や温かい食べ物等が販売されている竹ハウス。
骨組みが全部竹なんです。
地元の人たちが協力し合って営業しているようで、
そのローカルな雰囲気と、甘酒(@200円)と味噌田楽(@100円)で、
心も体もほっかほか。

 

 

 

漢字で蝋梅と書くように、本当に蝋細工のよう。

派手さはないけれど、ひと足早く春を感じさせてくれる美しい花ですわ。

 

 

お昼は中之条駅の近くにある『吾妻路』というお蕎麦屋さんで。



いただいた吾妻路(手挽き田舎ともりそば)@1,300円、
蔵(かわり蕎麦とかけそば)@1,200円ともに、とっても美味しい。
少し硬めの凜としたお蕎麦です。
かけそばのおつゆがまた美味しいったらない。
かけそばはあまり好きではないんですが、こちらのは上品でいて
出汁がしっかりで本当に美味しかったです。

注文を忘れられてたけど(笑)、野菜天麩羅@700も美味。
蕎麦茶も美味しかったし。

そして、店内は写真撮影禁止だったので、お見せできず残念ですが、
食べてしまうのがもったいないくらい綺麗なお蕎麦でした。

 

お昼の後はすぐ近くのtsumujiというカフェでお茶。

 

ここは『中之条町ふるさと交流センターつむじ』という施設の中にあるカフェで、
他にもアートなオリジナルグッズのお店やベーカリーショップ、
足湯やホールや芝生の広場もあり、地元の人たちの開放的でちょっとお洒落な
交流の場であり、芸術の発信基地にもなっているようです。

豆乳と黒糖のミルクティー、桑の葉ラテ、サツマイモのブラウニー、
みんなやさしいお味で美味しかったです。
器も可愛いですね。

 

 

そして目的の四万温泉へ。

四万温泉を見下ろす道路から。
新湯地区全体が見渡せます。

 

 

お宿は今回も積善館。
5度目となった赤い橋のお出迎えが、田舎に帰ってきたみたいで懐かしい。

 

橋の上から。
現在は右の棟も左の棟の上階も使われていません。

 

お部屋はいつもながらの本館。
いつもながらのボロさ加減が心地いい(笑)
ダンナは積善館の宿泊が初めてだけど、こことかここで鍛えられてるから
このボロさも問題無し。というか気に入った様子(笑)

2人だから6畳間かと思ったら、10畳間。
広くて嬉しかったけど、暖房の利きがすこぶる悪く、狭い方が良かったかもって(汗)
まぁ、それも炬燵に入れば大丈夫だし、

 

窓からのこの景色が大好きなので、OK(笑)

 

 

お風呂の前に、社長さんによる積善館の歴史ツアー(無料)に参加。
何度目かな。参加する度に社長さんの語りが上手くなってます。
すっごい寒かったけど昔々の湯治の話しとか興味深く面白かったです♪

 

積善館の顔とも言える元禄の湯の入口。
他のお客さんが入浴中に撮影した人がいたとかで
浴場は撮影禁止になっていました。
人がいるときに写真を撮るって、そりゃ犯罪じゃん(汗)

大正ロマネスクな浴場は本当に素敵なので、以前の日記でどうぞ。

 

浪漫のトンネルは灯りが新調されてました。
廊下は寒いんですけど、ここは暖かいんですよ。
土の中は真冬でも温度の変化が少ないんですね。

 

 

今回は、宿泊は本館で、食事は山荘や佳松亭の宿泊者に供される会席料理、
というプランにしてみました。
本館の食事も、来る度に充実してきて充分だったけど、
一度積善館の会席を味わってみたかったので。
それでも1泊9,980円という良心的なお値段。ありがたいです。

※本館の食事はこちらの日記をどうぞ。

 

 

 

   

『こだわりの四季替わり会席』というお料理の数々。
本館の料理もきちんとつくられていたので期待してましたが、その期待通り
とっても美味しかったです。
特に大貝の土瓶蒸しのおつゆがめっちゃ美味しくて、
ご飯にかけてサラサラ食べてみたかったけど止めときました(笑)
初めて食べたミルキークイーンというそのお米も美味しかったです。

 

 

こちらは朝食。
積善の源泉水で炊いたというお粥が絶品。しっかりお代わり致しました(笑)

 

 

四万に来たら絶対行く奥四万湖。

今までは歩きで汗をかきながら坂道を登ったけど今回は車。
「楽ち~ん」と思ったら、雪道の最後あと1メートルのところでスタック(泣)

ゴムチェーンを巻いて(もちろんダンナがねw)辿り着きましたさ。

 

今回も素晴らしい色を見せてくれました。

 

まるで版画のよう。

来る度、見る度、違う奥四万湖の水の色。

凄すぎます。

 

 

 

こちらは日向見地区にある、重文の日向見薬師堂。
茅葺き屋根が素朴で可愛いお堂です。

 

手前は足湯。
奥の立派な建物が共同湯の御夢想の湯。
前に見たときより年数が経っていいカンジになってきました。
入りたかったけど、ここのは湯船が小さくて、先客が何人かいたようなので断念。

 

 

 

 

ブラブラした後は、柏屋カフェさんで早めのお昼。

 

 

あがししコロッケバーガーも変わらず美味で、
ハムチーズサンドもgood。コーヒーも美味しい。

たまには他のお店で、とも思うんだけど、やっぱりここに来ちゃいます。

 

四万温泉のサイトで紹介されていた『桃太郎の滝』というのを見たくて
四万取水ダムの近くまで行って下を覗いたら、
一瞬ビニールシートがかかっているのかと思ってしまった、この色↓

奥四万湖の色も凄いけど、ここの水の色も凄い。
本当に絵の具を落としたよう。

 

 

左側の氷柱状になってるのが『桃太郎の滝』
名前の由来は分からず(汗)

水の色といい、不思議な名前の滝といい、なんだかちょっと神秘的。

 

ですが、すぐ横は取水口なので、引いた画はこんなの↓(笑)

 

 

 

それでも、やっぱり凄いわ、この色は。

 

 

また来ちゃうだろうな、四万温泉