轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

それは嘘だ

2013-03-29 | Weblog
落語家、桂米朝が知人に言われたことば


「君はえらい落語家になりたいと思っていますか」
「はい、思っています」
「それは嘘だ。私は素人だから具体的にどうせいとは言えないが、本当にそう思っているなら、毎日こんな日のすごし方はしていないはずだ。それはね、まだ本当にそう思っていないんですよ」

いまは「何かをやめる」選択

2013-03-25 | Weblog
朝日新聞3月24日社説より
「無投票知事―選挙って何だろう」


秋田県知事選で、現職の無投票当選が決まった。
1月には山形の知事も無投票で再選された。平成に入ってからそれまで、無投票の知事選は2例のみ。まさに異例である。
対立候補が出なければ有権者は選択の機会を奪われ、民主主義が機能しなくなる。ふつうの社説なら、こう警鐘を鳴らすところだろう。
だが、ここでは別の観点から選挙とは何かを考えたい。
秋田での無投票の直接の理由は、自民、公明、社民の各党が支持する佐竹敬久知事に対し、民主党が対立候補の擁立に失敗し、共産党も見送ったためだ。
ただ佐竹氏は、有権者にも対立を望まない空気があったとみる。再選後、こう語っている。
政治家は、選挙で無理やり対立の構図をつくり、現実味の乏しい公約を掲げがちだ。それでは政治や行政は停滞し、世の中は変わらないと、有権者は気がついてきた――。
実際、秋田では、非自民勢力が推す前知事の後半、県議会自民党は知事の提案を次々に拒否。子育て教育税の導入も地域振興局再編も実現せず、県政の停滞が続いた。
その末に、敵をつくらないのが持ち味の佐竹知事が誕生。1期目に住宅リフォームの助成など共産党の提案も採り入れ、同党の擁立見送りにつながった。
再び知事の発言に戻る。
高度成長期には、年々増える予算で「何かをやる」ために選挙で激しく争った。いまは「何かをやめる」選択にならざるをえない――。
少子高齢化と財政難の時代、選挙は意義を問われている。
できることは限られているのに、選挙で争うために、相手との違いを際立たせる。何かをやめるという難しい合意形成はさらに困難になり、「動かない政治」に有権者の不信が募る。
国政でも、そんな悪循環が繰り返されてきた。
選挙は大切だが、それだけで民主主義が機能するとは限らない。選挙の限界をどう補うか。問われているのはそこである。
その点で、無投票当選の知事たちの動向に注目したい。
有権者から信任を得る機会を逃したのだから、民意をくむ工夫を凝らさなければなるまい。情報公開を進め、公約の実施状況を明らかにし、対話の場を設けることが不可欠だ。責任転嫁する相手はおらず、議会を説得する努力や技量も問われる。
本来、すべての政治家が心すべきことが再認識されるとすれば、無投票当選もあながち捨てたものではない。

ゴロワーズを吸ったことがあるかい

2013-03-20 | Weblog
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」
かまやつ ひろし


ゴロワーズというタバコをすったことがあるかい
ほらジャンギャバンがシネマの中ですってるやつさ
よれよれのレインコートのエリを立てて
短くなる迄 奴はすうのさ
そうさ短くなる迄すわなけりゃダメだ
短くなる迄すえばすうほど
君はサンジェルマン通りの近くを歩いているだろう

ゴロワーズというタバコをすったことがあるかい
ひと口すえば君はパリにひとっとび
シャンゼリーゼでマドモアゼルにとびのって
そうだよ エッフェル塔とせいくらべ

ちょっとエトワールのほうを向いてごらん
ナポレオンが手を振ってるぜ
マリアントワネットがシトロエンの馬車の上に立ち上がって
ワインはイカガとまねいてる

君はたとえそれがすごく小さな事でも
何かにこったり狂ったりした事があるかい
たとえばそれがミックジャガーでもアンティックの時計でも
どこかの安いバーボンのウイスキーでも

そうさ何かにこらなくてはダメだ
狂ったようにこればこるほど
君は一人の人間として幸せな道を歩いているだろう

君はある時 何を見ても何をやっても
何事にも感激しなくなった自分に気が付くだろう
そうさ君はムダに年をとりすぎたのさ
できることなら一生 赤ん坊でいたかったと思うだろう

そうさすべてのものがめずらしく
何を見ても何をやってもうれしいのさ
そんなふうな赤ん坊を
君はうらやましく思うだろう



ZAZEN BOYS & ムッシュかまやつ
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」

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2013-03-11 | Weblog
浪江町復興推進課、玉川啓のことば


今回の事故は最悪ではなかった。
幸いなことに最悪を免れることができたという、恐ろしい事実をもっと皆で共有すべきと感じます。

好きなYouTube

2013-03-09 | Weblog
轟です。好きな動画特集。
7本。お時間あるときに見てください。

こういうのが総合芸術なんだと思います
http://www.youtube.com/watch?v=WWai4UZ0OqI

美しい
http://www.youtube.com/watch?v=nZWgixI4rNI

アイディア勝ち①
http://www.youtube.com/watch?v=UKPkVSA9UhA

アイディア勝ち②
http://www.youtube.com/watch?v=VQuCNNLiOBg
(曲も好き)

このライブ映像はバンドをやっているとか、音楽好きな人だけ最後まで見てください。12分。
2009年に見た時ものすごく感動しました。
http://www.youtube.com/watch?v=4edwbmjLokY

松元ヒロ
立川談志が認めたスタンダップコメディー。テレビに出られない芸人。11分間あります。
http://www.youtube.com/watch?v=DhdGq-Kit_M

「熱狂」とはこのこと。昨年一番見た動画。
http://www.youtube.com/watch?v=DzivgKuhNl4


以上です。
過去の映像特集は
「エビ天」
「好きなライブ映像」
があります。こちらもお時間あれば見てください。

どんな風にやるか

2013-03-04 | Weblog
クロマニヨンズ、甲本ヒロトのインタビューより


音符には何をやるかが書かかれるんだ。でも、どんなふうにやるかは書ききれないじゃない?まさか歯で弾くとは、腕をぐるぐる回すとは思わないよね。