轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

復活

2012-05-20 | Weblog
マーラー、交響曲第2番「復活」より


生まれ出たものは滅びなければならぬ
おとろえ失せたものは常にまたよみがえる
おののくことをやめ、用意せよ
生きる用意をととのえるのだ

一つになろう日本

2012-05-19 | Weblog
B&B島田洋七のインタビューより


東日本大震災から2週間後に電話があって、「福島に講演に来てくれますか、元気にしてもらえますか」と言われたので、「ああ、いいですよ」と行った。
それで、「『一つになろう日本』とほんまに思うなら、1億人が福島行けって。みんなで深呼吸したら放射能も薄うなるやろ」って言うたら、爆笑でした。
でも、本当にみんな福島に観光とかどんどん行くべきですよ。

二人

2012-05-18 | Weblog
小沢健二のインタビューより。フリッパーズギター解散にふれて。


二人っていうくらい、微妙な関係はない。それは誰かに他の誰かが「あいつこう言ってたよ」というだけで、余裕でグラつく関係じゃないかと思う。
そして二人でいる人たちにすかさず貼られるレッテルー「仲が悪い」オーケー。世の中のすべての二人組を代表して言っておこう。「お前らに言われる筋合いはない。」以上。

良しあしを決めない

2012-05-06 | Weblog
奥田民生のインタビューより


音楽の仕事で達成感を得た記憶がない。そもそも目標を掲げたりもしないし。「夢は武道館だ」とか決めてもいいけど、ちょっと無理やりだったりするんじゃないかな。
自分の場合は曲を作ったり演奏したりと、音楽そのものが楽しかったから、目の前のことだけ考えてやってきた。目標とか夢を考える余裕もなく今に至っています。まあ、それはそれでいいんじゃないか。人間は何かを続けてさえいれば、放っといてもけっこう進歩はしているものですしね。
音楽をやるうえで気をつけてきたことですか? そうだなあ、煮詰まらないようにすることですかね。曲はたくさん作るから、深みにはまって立ち止まるわけにはいかない。無理にでも前に進むには、オーケーを出す自分の水準を、できるだけ下げればいいんですよ。
妥協するとか、あきらめるってことじゃないですよ。音楽の場合これはいい、あればダメとしゃくし定規には決められない。自分の考えは移り変わるし、人に聴かせると意外なものが評判よかったり、バンドで演奏しているうちによくなってきたりと、いろんなことが起こる。だから勝手に良しあしを決めないほうがいいと思って。
長くやっていると、自分の「型」みたいなものができてきて、それを守らなくちゃみたいな気になったりもする。そういうのはなるべく遠ざけておこうと思いますね。「自分らしさとは」なんて考えなくたって、どうせどこかに出てきてしまうから、思い煩うことでもない。いつでも好きな音楽を鳴らしていれば、たいてい何とかなるものでしょう。

九条

2012-05-03 | Weblog
ミュージシャン、喜納昌吉のことば


もし日本が憲法九条を捨てるのであれば、沖縄が憲法九条を引き継いで独立する。「日本には憲法九条は重かった」と言って。

40人に1人

2012-05-02 | Weblog
NPO法人自殺対策支援センター「ライフリンク」代表、清水康之のインタビューより。


日本の自殺者数は14年連続で3万人を超え、人口当たりの自殺者数(自殺率)は先進国では群を抜いて高い。(アメリカの約2倍)
自殺未遂者に及んでは自殺数の10倍(30万人)はいると言われる。つまり、1日1000人近くが自ら命を絶とうとしている。
苦しむのは本人だけではありません。残された家族の人たちもその後、辛い思いをします。遺族の方は今、全国に300万人いると推計されます。日本人の約40人に1人です。