轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

他人の

2011-01-30 | Weblog
ボブ・ディランのことば


誰もが自分で歌を書く必要はない。そんな決まりはない。
他人の歌もときどきは歌う必要があると思うね。

目の前の人間

2011-01-23 | Weblog
演出家、つかこうへいのインタビューより


ー作家に必要な条件を3つあげてください。

誠実さと根性と情熱だ。あとは人間を愛する力だ。
まず目の前の人間を信じる力と、裏切られても立ち上がっていく力だね。
目の前の人間を信用しないで、あさってぐらいの人間を信用するというそういうのは駄目だね。

困難

2011-01-22 | Weblog
轟です。
昨日の朝、中央総武線が車両点検のため止まりました。
出勤するつもりで電車に乗ったもののてんで動かない。

15分ほど待っても動かないので「しょうがない。自転車で会社に行くか」と駅前にとめてあった自転車に乗り直し、新宿方面に向かいました。

通るすぎる駅、通るすぎる駅。人だかり。みんな困っている。
結局は40分ぐらい止まっていたみたいです。

中央線ぞいを自転車で走らせながらあることに気づく。新宿方面に向かって歩く人の数。その多さ。
私は自転車だがほとんどの人は歩き。

電車は動かない。でもせめて目的地に近づこうとする人々。
困難な状況にあっても人は前に進みたくなるのですね。

私が自転車で通り過ぎたあの沢山の背中。中野あたりの線路沿いは輝いていました。

断絶をなくす

2011-01-19 | Weblog
サンボマスター、山口隆のことば。

「早い話がね、断絶をなくしてみようと思っているんです。僕が面白可笑しく暮らすためにも、そいつを仕方がないとは思いたくないんだ。」


山口隆「(山下)達郎さんは何を勝ちだと?自分の満足?」
山下達郎「勝ち負けは人が決めること。あとは、自分が顧客でいてほしい人達の観念に向けて発信したものを、その人達がいいと思ってくれること」
山口隆「僕は、自分の満足だけては言えない。ここから先は自分でもぼやけて見えないですけど、こんな欲深い僕でも、音楽でちょっとでもリストカットしてる子の手首の傷がなくなればいいとか・・・」


「あの娘とセックスした。その娘を平気で裏切った。そして僕は我にかえってこう叫ぶ。時間も何も知るもんか。取り戻すんだ。たとえ僕が日陰の石だってかまいやしないよ。取り戻して断絶を修復して、そしたら僕はもう一度逢いたいんだ。そのとき僕は変われてるのかな。」

旅の中心に

2011-01-19 | Weblog
U2のボーカル、ボノのこどば


僕が影響を受けた音楽には、神に向かうものと、神に背を向けるものがあった。どちらも、軸となっているのは、旅の中心に神がいるという認識だ。

神様

2011-01-13 | Weblog
エリック・クラプトンの1975年と1990年のインタビューより。

1975年。クラプトン30歳。
ー「ギターの神様」と呼ばれることをどう思いますか。

自分の上をいくギタリストは大勢いる。今はギタリストとしての自分を全面に出したくないんだ。第一、神だなんて言い方は神を冒涜しているような気がする。


1990年。クラプトン55歳。
ー「ギターの神様」と呼ばれることをどう思いますか。

そう言ってもらえるのは光栄なことだ。僕にも少しは良いところもあるということだと思うからね。

尽きた時

2011-01-10 | Weblog
イランの映画監督、アッバス・キアロスタミのことば。
社会問題を静かに告発する手法で、97年カンヌ国際映画祭バルムドール受賞。イラン母国では10年ほど作品が上映されていない。


当局の圧力があればあるほど、作品は創造的になれる。
芸術表現への規制、そして国際社会からの非難。どちらも原因は石油にあるから。石油が尽きた時、イランは謙虚になれる。

なにも知らない

2011-01-06 | Weblog
1976年ノーベル平和賞を受賞した北アイルランドの平和活動家、メイリード・マグワイアのインタビューより


ー平和活動の意欲を持続する方法は?

最大の障害物は恐れる心だった。しかし、自分はなにも知らないと認めることで恐怖を克服した。

天安門

2011-01-03 | Weblog
2010年ノーベル平和賞を受賞した劉暁波のことば


十五年が過ぎた
あの銃剣で赤く染まった血なまぐさい夜明けは
相変わらず針の先のようにぼくの目を突き刺す
あれ以来、ぼくの目にするものはみな血の汚れを帯びている
ぼくの書いた一字一句はみた墳墓のなかの霊魂が吐露したものから来ている

スピリッツ

2011-01-03 | Weblog
北野武のことば


世間では、妙にありがだがってる部分があるけと、若さって俺はたいした特典ではないと思う。年は関係なくて、無茶をできるスピリッツを持っているかが問題。