轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

東京ディズニーランド

2006-06-12 | 芝居
東京ディズニーランド(以下、TDL)に行った。僕にとって今回で2度目。5年ぶりだ。
TDLはリピーターが多いそうだが、今回久しぶりに行ってみて納得した。楽しいのだ。昔乗ったアトラクションでも新しい発見や楽しみを見いだすことができた。

僕は演劇をやっているが、「芸」「技術」というものを極め、TDLのように「何度見ても楽しい」というところまで達してみたい。
そう思えた。


追伸
ちなみに僕のベストアトラクションは「プーさんのハニーハント」でした。色彩豊かな空間。夢のようだった。

「ひとり轟」Vol2

2006-06-03 | 芝居
2日(金)、江戸川区瑞江にある「HOTコロッケ」にて、一人芝居「ひとり轟Vol2」を行いました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

○セットリスト
1 寅馬 
2 雨ニモマケナイ銀河鉄道の坊っちゃん 
3 お題即興
4 ビートルズ初来日 
5 シルヴァスタイン「僕を探しに」「ビック・オーとの出会い」 

結論からいうと、今回も楽しかった。
前回とは違いお客さまの数は少なかったですが、楽しいのだ。僕はお客さまの顔を見ながら演じるのが好きなので、今回のお客さまの笑顔が見えた途端テンションが上がってしまいました。スタートから5分もかかりませんでした。
お客さまから何かをもらえること、またキャッチボールすること。そういう点ではお題即興は一番楽しかったです。もっと「エルビスプレスリー」や「アンドロメダ星雲」「アボガド」について勉強します。

会場となった「HOTコロッケ」は料理も美味しく、出演者もお客さまも飲食代1500円以上でOKという素晴らしいシステム。
ライブハウスレストランなので一般のお客さまも多く、お子さんから年配の方までいらっしゃいました。それがまた魅力的でした。
「HOTコロッケ」ホームページ
http://plaza.harmonix.ne.jp/~hotcroq/

最後に改めて、ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
みわっち。轟パンフの表紙ありがとう。好評だよ。
かおるさん。あなたの真摯な行動力に感謝。
今回「ひとり轟」を2回やってみてとても楽しかったです。またやります。Vol3でお会いしましょう。
再会。
多謝。

「ひとり轟」Vol1

2006-05-28 | 芝居
本日吉祥寺のライブハウス「曼荼羅」にて、一人芝居「ひとり轟Vol1」を行いました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

○セットリスト
SE 忌野清志朗「いなかに行こう」
1 寅馬 
2 雨ニモマケナイ坊っちゃん 
3 ジブリの名シーン(となりのトトロ編) 
4 お題即興
5 ビートルズ初来日 
6 シルヴァスタイン「僕を探しに」「ビック・オーとの出会い」 
SE QUEEN「WE WILL ROCK YOU」

結論からいうと楽しかった。
正直言いますと、はじめての30分一人芝居ということで非常に緊張していました。がしかし、お客さまの温かい拍手と笑い声によって、開始5分でテンションが上がってしまいました。ありがとうございます。
なにより新作であるシルヴァスタイン「僕を探しに」「ビック・オーとの出会い」の評価が高かったのが一番嬉しいです。笑いの要素が少ない抽象的な作品、皆さんにどう受け取ってもらえるか不安もありましたが、やってみて本当に良かったです。
足りない部分は誰にでもあります。ゆっくりでもいいですから歩いていきましょう。


そして話は変わりまして、金曜また「ひとり轟」をやります。

○「ひとり轟」Vol2
6月2日(金) 瑞江「HOTコロッケ」
18:00開場  19:30開演  22:30終演予定  飲食代1500円以上
「HOTコロッケ」HP http://plaza.harmonix.ne.jp/~hotcroq/

轟を含め4アーティスト出演、轟はトップバッターで30分出演します。なお「HOTコロッケ」はライブハウスレストランです。
今回のVol1を下敷きにして、よりパワーアップさせるつもりです。まだ「ひとり轟」を未見の方は是非ご来場をお待ちしております。

最後に改めて、本日ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

轟次郎のネタ作り

2006-05-15 | 芝居
わが劇団「アニマル王子」の第6回公演「絢爛とか爛漫とか」が無事に終演しました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
今回はわたくし「轟次郎」のネタがどのように作られていったのか、ネタばらしをします。

まず、轟のネタはすべて自分で作っています。
そして今回、昭和はじめの文学青年を題材にした「絢爛とか爛漫とか」ということもあり、夏目漱石、森鴎外、宮沢賢治などの作品を題材にネタを作ろうと考えました。
そこから、夏目漱石をテーマにしたボーイ版の「我輩のこころは坊っちゃんである」、宮沢賢治をテーマにしたガール版の「雨ニモマケナイ風の銀河鉄道」が出来ていったのです。


○前説
まず前説。これはネタをいうより解説です。
大正から昭和にかけての文学、社会文化が理解していただければなぁと思い、図書館の歴史コーナーに入り浸りました。
ボーイ版は東京、産業の発展を中心に、ガール版は女性の社会進出や生活文化の向上を描きました。
キーワードは「切実」
昨年、サンボマスターのライブに行ったとき、ボーカル山口隆の
「みんなテロや戦争を止められないぐらい無力だ。でも何より俺たちは切実に生きているんだ」
というMCを聞きました。今回の脚本を読んだとき、その言葉を思い出しキーワードにしました。
ちなみに「もてたい」という言葉は、ビートルズのデビュー曲「LOVE ME DO(愛してくれ)」からきています。


○ボーイ版「我輩のこころは坊っちゃんである」
・春→夏
親譲りの無鉄砲である坊っちゃんは、憧れのマドンナを上野不忍池に呼び寄せる。しかし、フラレタ坊っちゃんは悔しさのあまりボートで暴れだす。

「坊っちゃん」が題材です。無鉄砲な坊っちゃんが女性を口説いたらどうなるだろう、というのがネタ作りの発端です。同時に「挑戦する気持ちに勝ち負けはない」というテーマも掲げました。


・夏→秋
みんな不安や悩みを抱えて生きている。どうすればいいのか?猫になった轟は?

テーマは「不安や悩みがあるのは前に進んでいるから」
「こころ」での人間の悲しい部分をスタートにし、「夢十夜」とカフカの「変身」にアイディアを得ました。セリフは「我輩は猫である」の主人公の猫と、野良猫の会話が面白かったのでアレンジして使っています。
ちなみに、熊の置物を使おうと思いついたのは本番当日です。練習は2回やったのみ。ほぼぶっつけでした。


○ガール版「雨ニモマケナイ風の銀河鉄道」
・春→夏
自分なりのモダンなファッションを追求する轟。東西南北で人に優しくする。

「風の又三郎」と「雨ニモマケズ」が題材です。轟のファッションは「風の又三郎」の主人公の服装です。「雨ニモマケズ」にあふれる優しさを表現したかったです。

・夏→秋
もし不安宇宙や悩み銀河があったとしたら。

これのガール版と同じく、テーマは「不安や悩みがあるのは前に進んでいるから」
です。「銀河鉄道の夜」を題材に、銀河と悩みをドッキングしました。


以上が轟のネタばらしです。
ながなが書きましたが、いかがでしたでしょうか?
いつもの轟のネタは自分の感性を信じて作ってしますが、今回は夏目や宮沢の素晴らしい文学作品から、何かを学ぼうという気構えで作りました。苦労もしましたが非常に有意義で楽しかったです。この手法でまだまだ作品を作っていきたいと思っています。


そして、今後の轟は「ひとり轟」なる公演を打ちます。
一人で何かをやります。なにをやるかはまだ決めていません。ただ「ベストオブ轟」だでにとどまらず、なにかしら挑戦するつもりです。
お時間ありましたらぜひご来場ください。よろしくお願いします。

○「ひとり轟」Vol1
5月28日(日) 吉祥寺「曼荼羅」
12:00開場  12:30開演  15:30終演予定
1600円+1オーダー(2100円~)
轟を含め4アーティスト出演します。轟はトップバッターで30分出演予定。
なお「曼荼羅」はライブハウスなので、立ち見になる場合がございます。お早めにご来場ください。
「曼荼羅」HP
http://www.mandala.gr.jp/

○「ひとり轟」Vol2
6月2日(金) 瑞江「HOTコロッケ」
18:00開場  19:30開演  22:30終演予定
飲食代1500円以上
轟を含め4アーティスト出演します。轟はトップバッターで30分出演予定。なお「HOTコロッケ」はライブハウスレストランです。
「HOTコロッケ」HP
http://plaza.harmonix.ne.jp/~hotcroq/






2日目(ガール版初日)

2006-05-12 | 芝居
本日「絢爛とか爛漫とか」の2日目、GIRL版の初日を終えました。
ご来場いただいたお客さま、ありがとうございました。
おかげさまで満席、嬉しいですねぇ。
轟自身は明るく、破天荒な一人芝居をやりました。

初日(ボーイ版初日)

2006-05-12 | 芝居
昨日、初日を終えました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
ネタについては15日以降書かせてください。
僕は舞台上からお客さまの顔を見るのが好きです。昨日はよく見えました。楽しかったなぁ。


蜷川幸雄「NOTE」

2006-04-23 | 芝居
演出家、蜷川幸雄の「NOTE1969~1988」という演出ノートを読んだ。
気になる言葉を抜粋。


○狭い空間に猥雑な広場を。

○そのとき世界の重さはおまえの手にあるか。
→演出におけるこれは倫理だ。

○世界の縮図を。



大人の学芸会

2006-04-19 | 芝居
柄本明がひきいる劇団「東京乾電池」が設立30周年を迎え、記念公演を行う。

柄本明のインタビュー
「ビアガーデンで3人でコントをやったのがそもそもの始まりですから、旗揚げなんて大したもんじゃなかったんですよ。
記念公演は劇団のみんなが出られて、けいこ場が楽しいことが大事。
大人の学芸会ができたらいいと思っています」