轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

海の中は

2006-05-30 | その他
身体障害者や高齢者のダイビングを指導する、椎名勝己さんのインタビューより。


無重力空間のように浮遊できる海中では、コツさえつかめば障害があっても健常者と同じように前に進める。
海の中で、車イスから離れられるだけでも嬉しいという人がいる。講習は厳しいが、障害が重い人ほど弱音をはかない。気を遣ってサポートしていたら、受講者から「ぎりぎりまで手を出さないで」としかられたこともある。
地上よりも海の中の方がバリアフリーだ。

「ひとり轟」Vol1

2006-05-28 | 芝居
本日吉祥寺のライブハウス「曼荼羅」にて、一人芝居「ひとり轟Vol1」を行いました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

○セットリスト
SE 忌野清志朗「いなかに行こう」
1 寅馬 
2 雨ニモマケナイ坊っちゃん 
3 ジブリの名シーン(となりのトトロ編) 
4 お題即興
5 ビートルズ初来日 
6 シルヴァスタイン「僕を探しに」「ビック・オーとの出会い」 
SE QUEEN「WE WILL ROCK YOU」

結論からいうと楽しかった。
正直言いますと、はじめての30分一人芝居ということで非常に緊張していました。がしかし、お客さまの温かい拍手と笑い声によって、開始5分でテンションが上がってしまいました。ありがとうございます。
なにより新作であるシルヴァスタイン「僕を探しに」「ビック・オーとの出会い」の評価が高かったのが一番嬉しいです。笑いの要素が少ない抽象的な作品、皆さんにどう受け取ってもらえるか不安もありましたが、やってみて本当に良かったです。
足りない部分は誰にでもあります。ゆっくりでもいいですから歩いていきましょう。


そして話は変わりまして、金曜また「ひとり轟」をやります。

○「ひとり轟」Vol2
6月2日(金) 瑞江「HOTコロッケ」
18:00開場  19:30開演  22:30終演予定  飲食代1500円以上
「HOTコロッケ」HP http://plaza.harmonix.ne.jp/~hotcroq/

轟を含め4アーティスト出演、轟はトップバッターで30分出演します。なお「HOTコロッケ」はライブハウスレストランです。
今回のVol1を下敷きにして、よりパワーアップさせるつもりです。まだ「ひとり轟」を未見の方は是非ご来場をお待ちしております。

最後に改めて、本日ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

赤ちゃんと中間子

2006-05-26 | その他
科学者、湯川秀樹は悩んでいた。
物質の原子の中に原子核がある。原子核の中では陽子と中性子がくっついている。それらを結ぶ力はいったい何か。

あるとき妻が産気づき、産婦人科に電車で駆けつけた。
その途中で思い浮かんだ。赤ちゃんが求心力となって夫婦を密着させる。そんな存在が原子核にあるのではないか。

彼は「中間子」を発見し、ノーベル賞を取った。

永ちゃんとヒロト

2006-05-25 | 音楽
今日でた「ぴあ」に矢沢永吉と、元ブルーハーツ、ハイロウズのボーカル甲本ヒロトの対談が載っている。

矢沢「人に見られる仕事してる連中は、余裕がないくらいナルシストになって走っているのがほんとだよね?」
ヒロト「はいっ!」

シザーハンズ

2006-05-24 | Weblog
「絢爛とか爛漫とか」で共演した、高城ようかさんがオススメの映画「シザーハンズ」を見た。
泣いた。素晴らしいファンタジー作品だった。
以下はネタばれなので、「シザーハンズ」を未見の方は読まないでください。

オープニングの雪。町の中を彩る原色。空の色。飽きなかった。
エドワードは、キムの母エイボンと初めてあったとき「僕は未完成だから」と話しかける。誰しも自分自身に対して未完成や物足りないものを感じているかもしれない。
そんな未完成なエドワードの不器用で真っ直ぐな愛情は、見ていて泣けてきた。
もし町で大金を拾ったとしたら、「警察に届ける」のではなく「愛する人にプレゼントする」という一言。
不器用だけど真っ直ぐ。大事だねぇ。

そしてなにより、エドワード(ジョニー・デップ)の笑顔は素晴らしい。

一人で歌う

2006-05-19 | 音楽
パンクバンド「ザ・スターリン」のボーカル、遠藤ミチロウのインタビューより。


一人で歌っている時って、客が何十人何百人いようが、一対一の感じなんです。
想定しているのはいつも一人の客なんです。