轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

踏み出そう

2012-11-29 | Weblog
脚本家、山田太一のインタビューより


被害に遭われた方々への配慮は大切です。被災者が励まされるドラマはもちろん必要です。しかし、当たり障りのないところから踏み出そうとしない冷たさも感じます。
震災はもっといろいろな角度から描かれるべきです。たとえば、同情されなくない老人。一人だけ生き残った人の、理由のない罪悪感。人々の不幸につけ込んだ小悪党の貧しさと孤独。近づけなかった異性と避難所の一つ屋根の下で寝る少年のときめき。立ち入れない深い絶望。
真剣に作れば、被災者を傷つけることにはならないと思います。腫れ物に触るような扱いは、かえって孤立感を深めるんじゃないでしょうか。

進歩のみ

2012-11-27 | Weblog
手塚治虫。
「鉄腕アトム」について。


ひたすら進歩のみをめざして突っ走る科学技術が、どんなに深い亀裂や歪みを社会にもらたし、差別を生み、人間や生命あるものを無残に傷つけていくかを描いたつもりです。

手書き

2012-11-19 | Weblog
Mr.Children、桜井和寿のことば


できるだけ字で書きたい。パソコンだと訂正すると消えてなくなっちゃうんだけど、手書きだと間違ったアイデアも残しておける。残しておいたものが後々すごく大事な役割をすることがある。

判断

2012-11-13 | Weblog
デカルトのことば


プラトンやアリストテレスの議論をすべて読んだとて、示された事物についてしっかりとした判断を下しえなければ、我々は決して哲学者とはならない。

楽しんでいる

2012-11-01 | Weblog
ウサイン・ボルトのインタビューより


一生懸命、練習するだけだよ。僕は、それを楽しんでいる。楽しんでいるから本当に集中できるし、自分自身を前へ前へ駆り立てられる。そうすれば何でも可能だ。