轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

明るい光の中

2006-07-31 | Weblog
サン・テグジュペリ「星の王子さま」より


ぼくは、あの花のおかげで、いい匂いにつつまれていた。明るい光の中にいた。
だから、ぼくは、どんなことになっても、花から逃げたりしちゃいけなかったんだ。
ずるそうなふるまいをしているけど、根はやさしいんだということをくみとらなけりゃいけなかったんだ。

歌舞伎座の泉鏡花

2006-07-27 | Weblog
歌舞伎座で、泉鏡花の歌舞伎を4本見てきました。
というのは、私の劇団「アニマル王子」で、10/5~8日に泉鏡花の「夜又ケ池」「天守物語」を脚色した「鏡花」という作品を上演します。その参考にと見にいってきました。

「夜又ケ池」
「海神別荘」
「山吹」
「天守物語」
の4本。

坂東玉三郎が出演・監修を行っているので、彼の世界観が強く出ていました。
玉三郎は鏡花作品の魅力についてこう答えています。

「幻想的な世界”だということでしょう。飛躍をしているんですけれど、人間の本音を言い得ている小説だと思います。それから、鏡花先生の作品というのは、物語もさることながら、“詩”だと思っていただきたいんです。論理的に考えるよりも、感覚的に受け止めていただいたら楽しめるんじゃないかと思います。」

また、歌舞伎座の底力を見ました。
衣装の艶やかさ、CGを多様した映像、獅子や大魚を生きているかのように見せる演出など。
古いようで新しいんだよね。

ちなみに一番良かったのは「夜又ケ池」
少し泣きました。この作品がもつ熱っぽさが好きなんだよなぁ。
「一人ではやらん。茨の道もおぶって通る」


追伸
市川右近が良かった。彼の広がりがある演技、面白み。
「なるほど、そう演じるのか」というシーンがいくつもありました。
右近はスゴい。

「ひとり轟」vol4

2006-07-26 | Weblog
25日新宿マローネにて、一人芝居「ひとり轟」vol4をやりました。
ご来場いただいたお客さま、ありがとうございました。

○「ひとり轟」vol4セットリスト
1 ビートルズ初来日
2 ちくわちゃん
3 ジブリの名シーン(ラピュタ編+トトロ編)
4 シルヴァスタイン「おおきな木」
5 お題即興
6 寅馬
7 シルヴァスタイン「僕を探しに」「ビック・オーとの出会い」

まず結論。
楽しかったぁ。

約40分演じましたが、まだまだ舞台に残っていたい気分でした。
アンケートを見るかぎりだと、シルヴァスタインの2本と「お題即興」が好評でしたね。
僕自身は「おおきな木」「お題即興」くらいから、お客さまとの一体感を持てました。
こういう空気、大好き。
また、マローネの店員さんに「良かったよ」と誉められたのも嬉しかったです。その言葉にホッとしたのか、家に着いたらバタンキューでした。
やってよかった。


あと共演者、というか大切な仲間達も素晴らしいパフォーマンスを繰り広げてくれました。

まず、だいじゅさん。
1 ハートマークと赤のインク
2 柏のかおり

僕は彼の人間性もさることながら、その楽曲にも惚れています。
アンケートでも「だいじゅさんの歌で泣きそうになった」という声がいくつかありました。
9/30(土)に同じマローネでライブがあります。もしよろしければ足をお運びください。他にもたくさんの名曲があります。「つまみ食い」は是非聞いてほしいなぁ。ありがとう、だいじゅさん。
・だいじゅさんのHP
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=munekyun


トリは朗読劇「星の王子さま」
あっちゃん、水上君、そして演出八木君ありがとう。
「星の王子さま」は僕自身が大好きな作品。彼らは意欲的に、また大胆に演じていました。彼らの集中力はすごかった。
僕は一人のお客さまとして、とても楽しめました。

25日のマローネはお客さま、出演者、店員さん方のピースフルな空気で窒息しそうでした。


次回の「ひとり轟」は、アニマル王子の「鏡花」が落ち着いたらまたやります。そのときも窒息しに来てください。よろしくお願いします。
みなさま、本当にありがとうございました。

胸を打つお爺ちゃん

2006-07-24 | Weblog
ウドーロックフェスティバルに行ってきました。
出演はサンタナ、ジェフ・ベック、ドゥービーブラザーズ、プリテンダーズ、バディ・ガイなど。
70年代の匂いがする、渋いフェスでした。
(写真はジェフ・ベック)

サンタナの貫禄。
ジェフ・ベックの指使い。
さすがに世界を魅了したアーティスト達だけあって、すばらしいステージでした。

ちなみに、僕のベストアクトはバディ・ガイ。彼のブルースは胸に打ちました。
あんなお爺ちゃんになりたい。

いとしのエリー

2006-07-20 | Weblog
先日、静岡県嬬恋で行なわれた「ap bank fes」に行ってきました。
ミスチルのボーカル桜井和寿などが主催するフェスで、サザンの桑田圭佑も出演しました。

桑田圭佑は僕が日本で一番好きなアーティスト。
そして世界で一番好きな曲「いとしのエリー」を作った人。

生「エリー」を初めて聞きました。
歌い終わったあとも、気が付くと僕はひとり拍手しつづけていました。
涙があふれていました。

COLD PLAY武道館

2006-07-19 | Weblog
日本武道館でコールドプレイのライブを見ました。

今まで武道館でのライブをいくつか見たことがありますが、コールドプレイほど客席を照らし、観客との一体感を創ろうとしたライブは初めてでした。

照らされた客席は美しかった。

けん玉師・伊藤佑介さん

2006-07-19 | Weblog
この人を紹介したいです。
けん玉師の伊藤佑介さん。

ギネスにも載った、けん玉の名人です。
井の頭公園や上野公園などで、ヘブンアーティストとして活躍されています。
もし見かける機会があれば、ぜひ足をとめてください。
僕は初めて見たとき、背筋がゾクゾクしました。
「これが世界で通用する芸なのかぁ」と興奮しました。

素晴らしい芸は、何度見ても飽きません。
東京ディズニーランドはリピーターが多いのと一緒です。
「けん玉師・伊藤佑介」
ぜひこの名前を覚えてください。

○伊藤佑介さんのホームページ
http://home.att.ne.jp/banana/yusuke/
「名言集 Wise Sayings」も興味深いです。

「ひとり轟」Vol3

2006-07-18 | Weblog
7/15(土)大森の居酒屋「正助市場」で「ひとり轟」Vol3をやりました。
ご来場いただいたお客さま、ありがとうございました。

○セットリスト
1 雨ニモマケナイ銀河鉄道
2 ちくわちゃん
3 ビートルズ初来日
4 ジブリの名シーン(ラピュタ編)
5 シルヴァスタイン「大きな木」
6 人間バンザイ(轟s)
7 IMAGINE(JOHN LENNON)
8 寅馬
9 シルヴァスタイン「僕を探しに」

楽しかったなぁ。
主催者Dai-Go!Lowさんが作り出す温かな空気が「正助市場」に溢れていました。
また、共演者にも恵まれました。
赤道よりも熱いMC、さとやん。
MoonlightDear kenjiさんの伸びやかな声。
バルボー二谷口さんの強いメッセージ。
「人間バンザイ」「IMAGINE」を一緒に歌ってくれた轟sのドラム、A組。
楽しかったです。

自分のパフォーマンスは、いろいろと試みてみました。
その上で、たくさんの改善点が見つかりました。
だからこそ、次回25日の「ひとり轟」は全面的に変えます。
新作を作りたくなりました。今から作ります。挑戦者の気分です。

○7月25日(火) 新宿マローネ
開場18:00
開演20:00
終演22:00予定
1000円+1ドリンク+1フード

こんな強い気持ちになったのは久しぶりです。
ぜひご来場ください。よろしくお願いします。