轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

希望をいだく

2007-08-30 | Weblog
「ホリスティック医療」という人間を丸ごと捉えようとする医療があります。
臓器だけを診るのではなく人と自然との係わり合い、人と人とのつながりなど、全人的、総合的に見ていく医療。
その第一人者、帯津良一のインタビューより


患者さんと接していると、いろいろ考えさせられます。例えば心の問題。どんな気持ちで暮らしているかが免疫力に影響する。
明るく前向きな人がいい気がするんだけど、そんな人ほど、悪い結果が出たときドンと落ち込んでしまうんです。
60過ぎてしみじみ分かってきたんですが、ガンでなくたって、生きるということは悲しくて不安がいっぱいなんですね。これはしょうがない。
でもそこから希望をいだく。希望がかなえられたら心がときめく。そんな心の持ちようが必要なんじゃないかな。

「美しい」と思う

2007-08-26 | Weblog
脳科学者、茂木健一郎のインタビューより


最近の研究で、「美しい」と思っている時の脳の活動部位がわかってきたんですけど、その部分の脳の活動が低下すると鬱病になるらしいんですよ。
つまり、「美」というものが、脳にとって重要な影響を与えているのです。

8/19「とどろっく6」

2007-08-22 | Weblog
8/19新宿マローネにて、私が主催する表現異種格闘技「とどろっくフェスティバル6」を開催しました。御来場いただいたお客さま、出演者、スタッフの皆さまありがとうございました。
事前にいっていたように、過去最高にごちゃまぜなブッキング。自分自身楽しめました。
画像はみわさんが書いてくれたパンフの表紙絵。今回のウサギとカメの絵。こういう風に生きていけたらいいなぁ。

出演者の感想を書きます。
○ハイスマイル(バンド)
1 情熱
2 大河(新曲)
3 明日も雨なら
4 サケノミノ青春~ロックスター
私・轟ひろたは自分のバンド、ハイスマイルでの出演。いつもよりアコースティックの響きを大切にしながらやりました。

○感七 羅ーMEN(コント)
ゴブリン串田さんが中心となった5人組コント集団。勢いがあってよかった。
彼らのうち3人はアニマル王子の劇団員でもあります。

○いずみひろたか(弾き語り)
急遽飛び入り。温かくまっすぐな歌がいいのです。大人なんだよなぁ。

○まろ(弾き語り)
彼女の伸びやかな声。若くまっすぐな歌詞が好きです。

○Cappuccino feat.ソルト(朗読)
今回の台風の目。マローネ30年の歴史の中でアヒルがステージに上がったのは初めてでしょう。マローネの空気を持っていきました。

○SOMA(一人芝居)
切ない。少し笑いながら少し泣いてしまう。

○white noise(音)
旧「BARD GRAND」「♯2+空」の2人が新メンバーを加え初ライブ。前より繊細で大胆な音。ドラムを加えた音を聞いてみたい。

○元気いいぞう(コミックソング)
大好きです。もちろんクセがありますが、それを軽く超えてしまうぐらい温かく、笑わせてくれる。とどろっく念願のアーティスト。出演してくれて嬉しかったなぁ。


以上。出演者の感想でした。ちなみにハイスマイルのもう一人のギター、ひらのんさ君が「ハイスマイルブログ」でも感想を書いています。こちらも面白いですよ。

次回のとどろっくは9/23(日)昼。詳細が決まり次第、発表します。
いろんな表現者のいろんな生き方が見られる。それが表現異種格闘技「とどろっく」です。御来場お待ちしております。

もしもピアノが弾けたなら

2007-08-16 | Weblog
阿久悠 作詞
「もしもピアノが弾けたなら」

もしもピアノが 弾けたなら
思いのすべてを 歌にして
君に伝えることだろう
雨の降る日は 雨のよに
風吹く夜には 風のように
晴れた朝には 晴れやかに

だけど僕には ピアノがない
君に聞かせる 腕もない
心はいつでも 半開き
伝える言葉が 残される
アーアアア アーアアア アーアアー
残される


もしもピアノが 弾けたなら
小さな明かりを 一つ点け
君に聞かせることだろう
人を愛した 喜びや
心が通わぬ 悲しみや
抑えきれない 情熱や

だけど僕には ピアノがない
君と夢見る こともない
心はいつでも 空回り
聞かせる夢さえ 遠ざかる
アーアアア アーアアア アーアアー
遠ざかる

2007-08-15 | Weblog
峠三吉の詩「序」


ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

ルー大柴さん

2007-08-12 | Weblog
私の高校時代のヒーローである。勢いや情熱の固まりなのにどこか品がある。いまの私の原点とも言えます。
最近は「ルー語変換」なる英語ネタで再ブレイクしています。例えば
「構造リフォーム」
「念には念をプットイン」
「泣きっ面にビー」
などなど。ルーさんのブログ「TOGETHER」を読んでみてください。面白いですよ。

先日、ルーさんが出演する芝居を見に行きました。
初めて見る生「ルー」さん凄かった。舞台から客席にエネルギーが注ぎ込んでいました。そして、カーテンコールで出演者に花束やおみやげを手渡せると聞き、直接握手してきました。

舞台上ではひょうひょうと笑いをとるルーさんが、700人の拍手を浴びたカーテンコールではうっすらと涙を浮かべていました。
ルーさんのようなベテランでも、本気で舞台に上がっていることを感じることができました。
かつてU2のライブを見たときと同じように。

握手するとき「サンキュー」と言ってくれたルーさん。僕の体はしばらく震えがとまりませんでした。

アニマル王子「江戸恋花」

2007-08-12 | Weblog
9/7~9、私が所属する劇団「アニマル王子」が次回公演「江戸恋花」を打ちます。
井原西鶴の「好色五代女~八百屋お七」と、歌舞伎の名作「娘道成寺」の融合。400年たっても語り継がれる恋の話を見に来てください。
わたくし轟ひろたは体調のこともあり今のところ出演予定はありませんが、面白い芝居に仕上がっています。ぜひ御来場ください。

【開演時間】
9/7(金)17:00 19:30
9/8(土)14:00 17:00 19:30
9/9(日)12:00 15:00 18:00
(開場は開演の30分前です)

【劇場】吉祥寺櫂スタジオ 
(吉祥寺駅より徒歩20分)

【前売り】2000円

【予約・お問い合わせ】
轟ひろたの連絡先を知っている方は直接ご連絡ください。またはこちらまで。
love-and-peace-no9@mail.goo.ne.jp

生ましめんかな

2007-08-06 | Weblog
栗原貞子の詩
「生ましめんかな」


こわれたビルデングの地下室の夜であった。
原子爆弾の負傷者達は
ローソク一本ない暗い地下室を
うずめていっぱいだった。
生ぐさい血の臭い、死臭、汗くさい人いきれ、うめき声。
その中から不思議な声がきこえて来た。
「赤ん坊が生まれる」と云うのだ。
この地獄の底のような地下室で今、若い女が
産気づいているのだ。
マッチ一本ないくらがりでどうしたらいいのだろう。
人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
と、「私が産婆です。私が生ませましょう」と云ったのは
さっきまでうめいていた重傷者だ。
かくてくらがりの地獄の底で新しい生命は生まれた。
かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
生ましめんかな
生ましめんかな
己が命捨つとも


分かち合う

2007-08-05 | Weblog
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラム、チャドのことば


U2とかREMとか、息の長いバンドはみんな作曲者のクレジットはもちろん、何でもみんなで分け合っている。
分かち合いの精神がバンドを長続きさせるのに役立っていると思う。
バンド以外のことにも役立つだろうけどね。