轟見聞録

表現者・轟ひろたが、学んだことをメモ書きします。(毎週木・日曜更新)

最後の打席

2011-08-28 | Weblog
長嶋茂雄のことば


一流と超一流を分けるのは「4打席目」。
1試合、だいたい4回打席につきます。最後の打席まで戦いを挑む気持ちを持続できるかが、勝負の世界では大事なポイントになります。

音楽

2011-08-18 | Weblog
オノ・ヨーコのことば


この世の中は、もし音楽がなかったら、もっと暴力的なものになるでしょう。
音楽に癒されて、完全には暴力的になっていない平和なポケットが、この社会にはまだたくさんあるのです。
あなたも寂しいときは歌ってください。あなたの歌声が、寂しいあなたの心を癒すと同時に、荒れすさんだ人たちの気持ちを和らげてくれるでしょう。音楽でこの地球を楽しい星にしましょう。
楽しくすることによって、すさんだ社会、そして暴力的になっている人たちを癒すのです。

くずれぬへいわ

2011-08-15 | Weblog
峠三吉の詩「序」

ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ




大平数子「慟哭」

しょうじ よう
やすし よう

しょうじ よう
やすし よう

しょうじ よおう
やすしい よおう

しょうじい よおう
やすしい よおう

しょうじい
しょうじい
しょうじいい

いまでもおそくはない

2011-08-06 | Weblog
栗原貞子の詩
「生ましめんかな」


こわれたビルデングの地下室の夜であった。
原子爆弾の負傷者達は
ローソク一本ない暗い地下室を
うずめていっぱいだった。
生ぐさい血の臭い、死臭、汗くさい人いきれ、うめき声。
その中から不思議な声がきこえて来た。
「赤ん坊が生まれる」と云うのだ。
この地獄の底のような地下室で今、若い女が
産気づいているのだ。
マッチ一本ないくらがりでどうしたらいいのだろう。
人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
と、「私が産婆です。私が生ませましょう」と云ったのは
さっきまでうめいていた重傷者だ。
かくてくらがりの地獄の底で新しい生命は生まれた。
かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
生ましめんかな
生ましめんかな
己が命捨つとも





峠三吉の詩「呼びかけ」


いまでもおそくはない
あなたのほんとうの力をふるい起すのはおそくはない
あの日、網膜を灼く閃光につらぬかれた心の傷手から
したたりやまぬ涙をあなたがもつなら
いまもその裂目から どくどくと戦争を呪う血膿をしたたらせる
ひろしまの体臭をあなたがもつなら

焔の追ったおも屋の下から
両手を出してもがく妹を捨て
焦げた衣服のきれはしで恥部をおおくこともなく
赤むけの両腕をむねにたらし
火をふくんだ裸足でよろよろと
照り返す瓦礫の沙漠を
なぐさめられることのない旅にさまよい出た
ほんとうのあなたが

その異形の腕をたかくさしのべ
おなじ多くの腕とともに
また墜ちかかろうとする
呪いの太陽を支えるのは
いまからでもおそくはない

戦争を厭いながらただずむ
すべての優しい人々の涙腺を
死の烙印をせおうあなたの背中で塞ぎ
おずおずとたれたその手を
あなたの赤むけの両掌で
しっかりと握りあわせるのは
さあ
いまでもおそくはない


フジロッカー

2011-08-06 | Weblog
今年のフジロック。
轟と我が友、みわさんの私的ベスト10。


第10位
轟、加藤登紀子
みわ、ハナレグミ

第9位
轟、MARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOS
みわ、GOMA&THE JUNGLE RHYTHM SECTION

第8位
轟、THE CHEMICAL BROTHERS
みわ、CSS

第7位
轟、GOMA&THE JUNGLE RHYTHM SECTION
みわ、加藤登紀子

第6位
轟、WILCO
みわ、MANU CHAO LA VENTURA

第5位
轟、ARCTIC MONKEYS
みわ、WILCO


ちなみにここから上位4組は轟、みわさん共にかぶっています。この4組は突出して良かったです。


第4位
轟、YMO
みわ、COLDPLAY

第3位
轟、THE MUSIC
みわ、YMO

第2位
轟、COLDPLAY
みわ、THE FACES

第1位
轟、THE FACES
みわ、THE MUSIC


以上です。
YMOのタイトな音。

「レッド・ツェッペリンはこんな感じのグルーヴだったのかな」と思えたミュージック。

新曲満載。コールドプレイのポップさ。

酔いどれていない、ふくよかで引き締まったロックンロール。フェイセズ。


新潟の大雨をぶっ飛ばせた3日間でした。また来年、苗場で会いましょう。