見ることは 2014-12-28 | Weblog 美術家、横尾忠則 絵を見ることは描くことの一部である。眺める対象を頭の中でなぞる、そんな行為がすでに創造である。同時に僕は頭の中から思考を排除していることに気づく。つまり言葉から解放された状態である。この時間こそ至福といえよう。絵を描く時とまったく同一の体験だ。