12/16新宿マローネにて、私が主催する表現異種格闘技「とどろっくフェスティバル10」を開催しました。御来場いただいたお客さま、出演者、スタッフの皆さまありがとうございました。
画像はみわさんに描いてもらったパンフ表紙絵です。
今回は前売り完売。そして3時間半で16組の出演者。すさまじかった。
今回の文章は長いよ。まず出演者の感想から。
・ゴブリン串田(一人芝居)
わが劇団アニマル王子の役者。
小学校の火災訓練のネタ。芝居がどんどん上手くなっている。いずれ笑い無しでもお客さまを魅了できるんじゃないだろうか。
インターネットTV「nakano@ddress」の「恋するパラダイス」「アニロックTV」に出演中。
・若林裕子(話)
紙芝居。「なんにもない」ってことは温かいことなんだね。
・井家久美子×キタノソラ(二人芝居)
わが劇団アニマル王子の役者、井家久美子。そして客演をしてくれるキタノソラさん。
二人の緊張感が伝わってきた。より切実に取り組んで欲しい。
・なかむらさとし(話)
この人の情熱が好きなんですよ。ぜひ彼のホームページの「我物申」を読んでみてください。
インターネットTV「nakano@ddress」の「神々の宴」にバルボーニ谷口さんとともに出演中。
・馬場智子(一人芝居)
太宰治「女生徒」とラーメンズの融合。魅せ方を分かっている。
・MOGAMI(ボサノバ)
MOGAMIさんを聞いていると贅沢な時間を過ごせます。MOGAMIさんのような素晴らしい表現者に「とどろっく」を満喫していただけたことが励みになりました。
・erifish(弾き語り)
この人の歌声を聞いていると優しい気持ちになれます。
erifishさんのブログも読んでみてください。ここでも優しい気持ちになれますから。
・佐藤邦彦(芝居)
表現者諸君へ。
「本物」の表現者になろうとするより、「本物」の人間になることを目指してみよう。そのほうがかえって近道じゃないだろうか。
そして日々生活していく中での問題意識に対して切実になってみよう。表現してみよう。
佐藤さん出演してくれてありがとうございました。素晴らしかった。
・清水なつみ(朗読)
清水版「マッチ売りの少女」、彼女の茶目っ気の出てたし、まっすぐな雰囲気が人を魅了するんだな。
・ぜん(一人芝居)
アニマル王子「雅」からの劇中劇。彼の言葉からは江戸吉原の世界の流れ出ていた。こういう積み重ねが「芸」を創ると思う。
・バルボーニ谷口(ロック)
団長はアツいんだよ。でもお客さまを笑いで一つにしてくれる。「とどろっく」に出演する回数より、見に来てくれる回数のほうが多い表現者。「とどろっく」を愛してくれてありがとうございます。
・朗読コブラ(歌)
今回の「台風の目」、音楽とパフォーマンスの融合。
私は昔から好きなバンドだったのでみんなに見せたかった。正直もっていかれた感があります。
・スギヤマタロウ(歌)
わがバンド・ハイスマイルのボーカル。楽器を弾けない彼が作った曲「イヌズラ」
こういう切実だが私は好きだ。
・相沢翼
「とどろっく1」の出演者。「継続は力なり」ということを実感しました。泣きそうになった。
この人もいずれ「本物」の人間になるんだろうなぁ。
・松野正史(一人芝居)
わが劇団アニマル王子の座長・演出。
彼の一人芝居には情熱がほとばしっている。いつも以上に念入りにウォームアップしているのが印象的でした。
ちなみに彼がSEで使った馬場俊英さんは、かつてマローネで3年ほど歌っていたそうです。マローネのママさんが驚いていました。こういう偶然って面白いですね。
そして初のトリをつとめた私。
・轟ひろた(表現)
歌「情熱」
歌「アンパンマンのマーチ」
~BEATLES「HELP」
朗読・水野源三さんの詩
即興劇「バンド」
一人芝居「おおきな木」
一人芝居「とどろっく」
もし明日死ぬのなら、もしこれがラストステージだったらというセットリストをやりました。
トリをやって発見だったのが、トリってみんなからのパワーをもらえるんだね。私の前に出演してくれた15組のパワーを全身で受け止めたら、普段より声が出たので自分でも驚きました。
「情熱」は自作曲。やらないで後悔するよりやって後悔しよう。
コピーした「アンパンマンのマーチ」と「HELP」は今の私の心情に一番近い曲。
「僕が今より若かったころ、人の助けなんで必要なかった。でも今は自信がないよ。出来ることなら助けてほしい」
「なんのために生まれて、なにをして生きるのか。答えられないなんて、そんなのは嫌だ」
今回評判が良かったのが朗読した水野源三さんの詩。
源三さんの詩集「わが恵み汝に足れり」「主にまかせよ汝が身を」からの抜粋です。もし読みたい方は注文するか、図書館で借りることをオススメします。大きな書店でも売っていません。私も出版社から取り寄せました。
みんな切実に生きていこう。
即興劇「バンド」
出演者でもあり、おなじ劇団員でもある松野正史君とゴブリン串田君に参加してもらって、久しぶりの即興劇をやりました。楽しかったなぁ。
松野君とゴブリン君は来年、井の頭公園で即興芝居のパフォーマンスをやる予定です。ぜひ足を運んでやってください。詳細は劇団HPにて。
シルヴァスタインの絵本「おおきな木」、与える愛
表現者同士が、お客さま同士が、というかみんなが化学反応を起こす場所。それが「とどろっく」
私はまだまだ未熟な表現者です。例えば、正直歌は上手くありません。でもやりました。それは歌ってみたかったからです。
前回の「とどろっく9」でトリをつとめたジャズサックスのパント末吉さんがこう言ってました。「ステージではどんどん挑戦したほうがいい。実験したほうがいい」と。
たとえ未熟であっても「強さ」だけはもって表現しようと今回のステージに望みました。「気持ち」だけでは負けないよう臨みました。
それがあのステージです。なにか掴めた気がします。
最後に全体の感想を。
3時間半で16組。楽しかった。
何回も言っていますが、「とどろっく」は情熱的で切実さをもった表現者がでるフェスです。そこには「表現」ではなく、表現者の「人生」が見えます。
表現異種格闘技「とどろっく」は今回を持ちまして一度お休みしますが、私の体調が戻ったらまた復活します。
今までありがとうございました。またやろうね。意外と多くのひとに支えられてきました。本当にありがとう。
多謝。再会。
画像はみわさんに描いてもらったパンフ表紙絵です。
今回は前売り完売。そして3時間半で16組の出演者。すさまじかった。
今回の文章は長いよ。まず出演者の感想から。
・ゴブリン串田(一人芝居)
わが劇団アニマル王子の役者。
小学校の火災訓練のネタ。芝居がどんどん上手くなっている。いずれ笑い無しでもお客さまを魅了できるんじゃないだろうか。
インターネットTV「nakano@ddress」の「恋するパラダイス」「アニロックTV」に出演中。
・若林裕子(話)
紙芝居。「なんにもない」ってことは温かいことなんだね。
・井家久美子×キタノソラ(二人芝居)
わが劇団アニマル王子の役者、井家久美子。そして客演をしてくれるキタノソラさん。
二人の緊張感が伝わってきた。より切実に取り組んで欲しい。
・なかむらさとし(話)
この人の情熱が好きなんですよ。ぜひ彼のホームページの「我物申」を読んでみてください。
インターネットTV「nakano@ddress」の「神々の宴」にバルボーニ谷口さんとともに出演中。
・馬場智子(一人芝居)
太宰治「女生徒」とラーメンズの融合。魅せ方を分かっている。
・MOGAMI(ボサノバ)
MOGAMIさんを聞いていると贅沢な時間を過ごせます。MOGAMIさんのような素晴らしい表現者に「とどろっく」を満喫していただけたことが励みになりました。
・erifish(弾き語り)
この人の歌声を聞いていると優しい気持ちになれます。
erifishさんのブログも読んでみてください。ここでも優しい気持ちになれますから。
・佐藤邦彦(芝居)
表現者諸君へ。
「本物」の表現者になろうとするより、「本物」の人間になることを目指してみよう。そのほうがかえって近道じゃないだろうか。
そして日々生活していく中での問題意識に対して切実になってみよう。表現してみよう。
佐藤さん出演してくれてありがとうございました。素晴らしかった。
・清水なつみ(朗読)
清水版「マッチ売りの少女」、彼女の茶目っ気の出てたし、まっすぐな雰囲気が人を魅了するんだな。
・ぜん(一人芝居)
アニマル王子「雅」からの劇中劇。彼の言葉からは江戸吉原の世界の流れ出ていた。こういう積み重ねが「芸」を創ると思う。
・バルボーニ谷口(ロック)
団長はアツいんだよ。でもお客さまを笑いで一つにしてくれる。「とどろっく」に出演する回数より、見に来てくれる回数のほうが多い表現者。「とどろっく」を愛してくれてありがとうございます。
・朗読コブラ(歌)
今回の「台風の目」、音楽とパフォーマンスの融合。
私は昔から好きなバンドだったのでみんなに見せたかった。正直もっていかれた感があります。
・スギヤマタロウ(歌)
わがバンド・ハイスマイルのボーカル。楽器を弾けない彼が作った曲「イヌズラ」
こういう切実だが私は好きだ。
・相沢翼
「とどろっく1」の出演者。「継続は力なり」ということを実感しました。泣きそうになった。
この人もいずれ「本物」の人間になるんだろうなぁ。
・松野正史(一人芝居)
わが劇団アニマル王子の座長・演出。
彼の一人芝居には情熱がほとばしっている。いつも以上に念入りにウォームアップしているのが印象的でした。
ちなみに彼がSEで使った馬場俊英さんは、かつてマローネで3年ほど歌っていたそうです。マローネのママさんが驚いていました。こういう偶然って面白いですね。
そして初のトリをつとめた私。
・轟ひろた(表現)
歌「情熱」
歌「アンパンマンのマーチ」
~BEATLES「HELP」
朗読・水野源三さんの詩
即興劇「バンド」
一人芝居「おおきな木」
一人芝居「とどろっく」
もし明日死ぬのなら、もしこれがラストステージだったらというセットリストをやりました。
トリをやって発見だったのが、トリってみんなからのパワーをもらえるんだね。私の前に出演してくれた15組のパワーを全身で受け止めたら、普段より声が出たので自分でも驚きました。
「情熱」は自作曲。やらないで後悔するよりやって後悔しよう。
コピーした「アンパンマンのマーチ」と「HELP」は今の私の心情に一番近い曲。
「僕が今より若かったころ、人の助けなんで必要なかった。でも今は自信がないよ。出来ることなら助けてほしい」
「なんのために生まれて、なにをして生きるのか。答えられないなんて、そんなのは嫌だ」
今回評判が良かったのが朗読した水野源三さんの詩。
源三さんの詩集「わが恵み汝に足れり」「主にまかせよ汝が身を」からの抜粋です。もし読みたい方は注文するか、図書館で借りることをオススメします。大きな書店でも売っていません。私も出版社から取り寄せました。
みんな切実に生きていこう。
即興劇「バンド」
出演者でもあり、おなじ劇団員でもある松野正史君とゴブリン串田君に参加してもらって、久しぶりの即興劇をやりました。楽しかったなぁ。
松野君とゴブリン君は来年、井の頭公園で即興芝居のパフォーマンスをやる予定です。ぜひ足を運んでやってください。詳細は劇団HPにて。
シルヴァスタインの絵本「おおきな木」、与える愛
表現者同士が、お客さま同士が、というかみんなが化学反応を起こす場所。それが「とどろっく」
私はまだまだ未熟な表現者です。例えば、正直歌は上手くありません。でもやりました。それは歌ってみたかったからです。
前回の「とどろっく9」でトリをつとめたジャズサックスのパント末吉さんがこう言ってました。「ステージではどんどん挑戦したほうがいい。実験したほうがいい」と。
たとえ未熟であっても「強さ」だけはもって表現しようと今回のステージに望みました。「気持ち」だけでは負けないよう臨みました。
それがあのステージです。なにか掴めた気がします。
最後に全体の感想を。
3時間半で16組。楽しかった。
何回も言っていますが、「とどろっく」は情熱的で切実さをもった表現者がでるフェスです。そこには「表現」ではなく、表現者の「人生」が見えます。
表現異種格闘技「とどろっく」は今回を持ちまして一度お休みしますが、私の体調が戻ったらまた復活します。
今までありがとうございました。またやろうね。意外と多くのひとに支えられてきました。本当にありがとう。
多謝。再会。