画像検索してたらYBR125Kの2014年モデルと称する画像を発見したよ。
国際的な年度からすると9月からのはずだが、細かい事は抜きにして、ちょっと画像群を観察してみた。
千葉県のオートショップミヤシタさんが各部詳細画像を公開してるので観てあげて。
また、おなじ年式車体を幾つかの店が扱ってるようで、どこかの仲買輸入商社がコンテナ輸入したみたい。
さっそくこの手の輸入で有名なアトラスのサイトを見たけれど更新なし・・・中国ヤマハも未だ2013年式の
宣伝をしてる。
やはり9月を過ぎないと正式発表されないのかな?
いくつか気になる変更点があったのでヤマハのグローバルサイトを徘徊したら、同一か似たような仕様の
YBR125Kが既に発売されていたよ。
メキシコ YBR125R (K・カウル)
アルゼンチン YBR125E(K・カウル)
コロンビア YBR125ESD (K・カウル)
LIBERO125(丸目無印)
ペルー YBR125ED(K・カウル)
ウルグアイ 一番詳しい YBR125ESD(K・カウル)
・括弧内は日本で知られるモデル名と同等
しかし日本国内発売の車体は南米生産では無いので、これから中国本土で発表される前に先行輸入さ
れたのか?
それでは気になった変更点をウルグアイヤマハの画像群などで抜粋して紹介してみる。
キックスターターが標準装備になった。(セル&キック仕様)
同時に2013年モデルで廃止になった左クランクサイドカバーのセンター穴が復活し、タペット隙間調整
が旧型同様に楽にできる。
これは大いに評価したい部分だと思う。(一時期とは言え、無駄に廃止するなよヤマハさんw)
リアキャリヤが標準装備。
今までKモデルは社外品やオプション品を後付しなきゃならなかったので、シティコミューターとして力不足
だったから良い仕様変更。
でも、ついでにグラブバーの出っ張りを平らに設計変更して欲しかったな・・・
サイレンサーとホイール関係に大きな変化。
まず目を引くのがサイレンサー。
旧型のシルバーメッキに戻ったと思いきや、後方にスライダー(ガード)が新たに追加された。
右側転倒すると、この付近に深くキズが付くので大変良い改良だと思う。
さらに観察してて気づいたのが“チューブタイプの車輪になった”事だ。
バルブを見ればひと目で分かる。
また、ホイールスポークの断面形状がチューブレスではカマボコ型だったけれど、2014年式ではS字の
断面になってる。
これはYB125Z天戟Zのホイールと共通だと思う。
どうも海外ではチューブレスタイヤは高級仕様らしく、安価で種類が豊富なチューブタイプの方が庶民には
ありがたいのかも?
ビードブレーカーやタイヤチェンジヤーの必要が無く、自転車感覚で交換でき、しかもビード上げも自転車
ポンプでも簡単に上げられる。
パンク修理の手間よりも優先した仕様なんだろうか。
事実、日本国内でYBRに合うチューブ式タイヤの種類はチューブレスよりも多いので、この仕様変更は
さほど悪いと思わない。
どうしてもチューブレスにしたければ従来の2007~2013年式YBRのホイールに交換しちゃえば解決。
幸いヤフオクでも事故車のほとんどが前周り破損のため、リア周りの部品の程度は良いし、セローの様に
パンク確率の高いリアのみチューブレス仕様にする実例もあるので、個人で仕様変更すれば済む。
キルスイッチが無くなった。
一連のYBRシリーズの中で唯一K系統だけにキルスイッチが付いてたんだが廃止されちゃったよ・・・
無くて不自由しないけどね。w
2013年式から付いたはずのシフトインジケーターが無い!?
メーターデザインも旧型Kに戻り、たぶんシフトインジケーターのコスト高が響いたんだろうなあ。
左スイッチ関係が2013年モデル以前に戻る。
リモートチョーク、どこ? パッシングスイッチは?
これらも付加価値的に2013年モデルで装備されたが、また元に戻っちゃったw
2014年モデルはカウリングライト仕様のみ?
中南米サイトでもコロンビア以外は丸目仕様が無かった。
世界統一しちゃうんだろうか?
エンジン・スイッチ類・チョーク機構(キャブ)・メーターなど、結局2013年モデルで一新して進化したけど
謎の2014年式では元に戻し、他と共通化しながらコストダウンさせ、代わりにキックとキャリヤーとサ
イレンサースライダーを付けた感じ。
賛否分かれそうなチューブ式ホイールは正式販売国のニーズとして仕方ないと思う。
俺的には2013年式ではキック・キャリヤー・スライダーのみの追加で良かったんじゃないか?って・・・
このやりすぎ感は昔のスズキ車のマイナーチェンジに似てると思うw
いじらなくていいところをいじってw
たぶん先行発売だったYB125SPの仕様と共通化してみても販売促進にならず、コストが圧迫しちゃった
んだろうね。
今現在、まだまだ謎が多い2014年モデルのYBR125系統。
Kは日本ですでに発売され始めたとは言え、KGや無印・無印Gの動向が気になるところ。
とりあえず俺的には排除された部分は気にならない。
丸目が欲しければ部品交換でかんたんに出来る。
タイヤだって種類が豊富なのは歓迎だし、そのままチューブレス化する裏ワザ(クランプインバルブ仕様)
も試してみたいくらいだ。
あ、2013年式で廃止されたキャブヒーターはどうなったか?
まったくわからないw(実車買われた方はコメントよろ!)
追記:YBR125ESDの中国生産南米向け
実車を入手した方からの情報で、どうやらこの機種に関しては本当に南米向け生産品との事。
コンテナ数台で数ロット分が余ったのをどこかの輸入仲介業者を経て日本国内に分散販売された模様。
販売店の中にはYBR125Zって店独自で命名して販売するところもあり、いっそう混乱を招いてる。
臨時の輸入ゆえに、販売数限定で売り切れたら以後は継続輸入はされないらしい。
「YBR125ESD partscatalog」で検索するとメキシコヤマハのURLで部品リストがpdfで公開、DLできる
ので、既に購入された方は手元に保存しておけば保守管理修理に役立つであろう。
部品番号には従来の中国向けなどに多く見られる5VLで始まる部品番号も多く目に止まり、基本消耗品や
エンジン内部品はタオバオやTT-R125の部品でどうにか保守できる。