2020年、コロナ禍でのノーベル化学賞
2020年10月コロナ禍の中で、ノーベル賞の発表があった。2020年のノーベル化学賞は「ゲノム編集技術」であった。受賞したのは、ドイツ、マックスプランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ所長と米カリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授であった。女性のノーベル賞受賞は全体のわずか 5%。その中で女性2人だけのノーベル賞同時受賞は珍しい。
受賞研究「ゲノム編集技術」とは何だろうか?2人は細菌の免疫システム「CRISPER/Cas」(クリスパー・キャスナイン)をゲノム編集に応用する技術を開発し、生命科学に変革をもたらした。
「CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)」とは、遺伝子の「はさみ」であり、DNAを目標とする場所で切断することができる。これに使用されているのが、DNA分解酵素(ヌクレアーゼ)である。
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