DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

ホームページ掲載、夫の声

2019-08-27 13:54:51 | 【DV加害者更生教育プログラム】

夫婦は本当に思っていることを伝えることなく、常にどちらかが我慢することで平穏を保つもの、言い争いがあるのは当然で声の大きい方の意見が通るものだ、
きちんと向き合って意見交換したり、思ったことや感じたことを伝え合う、互いに尊重し人生のパートナーとして信頼し、安心して暮らす、なんて現実にはないと心から思っていました。

大きな勘違い、間違いを結婚後十数年重ねて来ました。妻にも大変な苦痛や失望を感じさせて来ました。
リエゾンに通い、自分の過ちに気付き、改めることができました。今は、信頼し合うパートナーと暮らすことがこんなにも心地よく、幸福感をもたらしてくれるものなんだと実感しています。

親交親密な関係を築くことはそう簡単ではありません。別居から同居に戻ってもゴールではなく、そこからがスタートです。大変なことはたくさんあり、時間も必要ですが、人は変われる、夫婦は親交親密になれる、ということを私の経験からみなさんにお伝えしたいです。

すごく無駄な年月を過ごしてしまったと妻に言ったことがあります。「まだこのくらいの歳でよかったよ」という妻の言葉には本当に救われました。



リエゾンからのコメント

 交流分析の授業に時間の構造化という分野があります。親交親密は、時間の構造化の最終的な到達点です。つまり、人がストロークを授受するときの最高な交流の持ち方と言う意味です。理想的であり、実現可能でもあります。この親交親密に到達した時、争いの時間である「心理ゲーム」から解放されることになります。おそらく、妻との言い争い自体が無くなっていくことでしょう。全ては本音の話し合いです。お互いが顔色を見ないで、穏やかにどちらも我慢しない関係性です。

彼はグループにおいてファシリテーターをしてくれています。後から入ってくるメンバーに、「親交親密」の交流の持ち方に到達できた心地のよさを話してくれます。

彼は幸福感という言葉で表現してくれました。

あなたは今、幸福感を感じられていますか?もし、そうでないのなら、交流分析を学んでみませんか?




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ホームページ掲載妻の声

2019-08-27 03:38:50 | 【DV加害者更生教育プログラム】

30代妻Hさん「相手を変えることはできない。変えられるのは自分。」

よく聞くこの言葉の意味を、私はリエゾンに通って初めて理解することができました。

私は夫婦間のうまくいっていないことを、私がうまくやることでどうにかしないといけないと思っていました。
いわゆる良い妻として、相手を立てたり、言い方を工夫したり、我慢してうまくやらなければ、と捉えていました。

でも、夫婦であろうがそれは人間関係であり、相互の対話や努力、思いやりが必要です。
どちらかだけの問題ではない。
人間関係は手のひらで転がしたり、背負ったりすることもなく、墓場でもない。

私だけのせいじゃない。
それが理解できて、何だか荷が軽くなった気がしました。

もちろんお互いの努力が必要ですし波風も立ちますが、誤魔化して先伸ばししたり、ひとりで悩んでいたりする日々は終わりました。

初めて先生とお話した時、どうして私のことがわかるんだろうと驚いたことを思い出します。
どうしてこうなっているのか、どうしたいのかは、自分自身を知ることが第一歩。
そして話を聞いてもらうだけではなく、希望すれば、セラピーで自分の決断を変えることができる。

カウンセリングなんていうと敷居が高いですが、「物は試し」がこれからを変えるかもしれません。


リエゾンからのコメント

私が妻の皆さんに連絡を入れるときは、たいてい皆さんから「何故、被害者が学ばないといけないの?」というもっともな質問を受けます。

理由は一つ。「あなたの未来を良くなるようにするためです。」と言います。リエゾンのプログラムは交流分析を基本としていますから、それを学んでもらったうえで、妻が決断しているかもしれない失敗しがちな人生脚本を、楽に生きられる脚本に変えていきます。そのために来てもらっています。妻たちは男性たちの問題だと思っていますが、妻側にもできる改善点があるのです。

被害に遭う妻たちは、おそらく今まで、良い子だった子ども時代が多いのです。良い子と言うのは、本来子ども時代に無理してすることではないのです。ではどのような子ども時代が適当かと言うと、「ありのまま」「そのまま」「自由、のびのび」です。

そんなことを許していたら、野放しな子どもになり、わがままし放題になるとの叱責も聞こえてきそうですが、本来子どもと言うのは好奇心が旺盛で、いろいろなことに興味を持ち、手を出し、試したがり、試行錯誤する存在だという事なのです。この行動は冒険に値します。冒険は安心感ある中で行われなくてはいけません。安心を守られた上でできる行動なのです。これは子どもの特権なのです。社会のルール(躾)はこの特権があった上で同時に学ぶものなのです。

ところが、躾、ルールを重要視しがちな家庭では、子どもの特権を与えないうえ、ありのままや特性を認めず、親の価値観の押し付けになる事が多いのです。この場合、子どもが決断しがちな禁止令は、「子どもであるな」となります。

つまり「子どもであるな」を決断した子どもは「不当な人生になりやすい」人生脚本を持つことになります。不当な人生とは、何かと言うと、「DV夫を選びやすい」ということに繋がっていくわけです。選びやすいだけではないのです。彼らを益々悪化しさせていきます。妻には何のことやらわからないと思いますが(妻に悪い所はありません)、夫たちが言う「なんだか、こいつといるとむかつく」「苛めたくなる」という心理が更に悪化するのです。

交流分析は、無意識の領域も網羅した理論であり、インナーチェンジングセラピーは無意識の領域を改善できる療法です。

だからこそ夫婦が親交親密な関係性に辿り着けるのだと言えるのです。

 

 

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9月のホットサロン

2019-08-22 11:24:14 | リエゾン心テラス

9月のホットサロンのお知らせです。

9月20日金曜日14時から16時 調布市あくろすにて、恒例のホットサロンを行います。

今回は「禁止令が知りたい!」との要望を受け、調布市男女共同参画さんから、禁止令の授業を依頼されています。

ブログにも度々載せている「禁止令」ですが、この機会に禁止令に触れ自分の人生脚本を学んでみませんか?

調布市男女共同参画 TEL042-443-1213

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リエゾンちょうふの新しいホームページが出来ました

2019-08-22 11:17:10 | 【DV加害者更生教育プログラム】

リエゾンちょうふの新しいホームページが出来ました。

http://liaison-chofu.com/

よろしくお願いいたします。

 

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禁止令(欲しがるな)

2019-08-22 02:44:46 | 【DV加害者更生教育プログラム】

題:禁止令(欲しがるな)(50代男性)

グループエンカウンターで禁止令の話題になりました。

子どもの時の経験が禁止令を決断すると聞いていますが、私は理解出来ていません。
子どもの時に欲しい気持を抑圧すると、「欲しがるな」の禁止令を決断するそうです。

私も欲しかったけれど諦めたものは沢山あります。
外装多段変速のスポーツタイプの自転車やトランシーバーが欲しかったけれど、親に言えませんでした。

だから、禁止令が有るのか?と思っていました。
大人になって、欲しい物が有れば手に入れることが可能になっても、費用対効果や貯蓄を考えて諦めることが多かったからです。

しかし、「欲しがるな」の抑圧は別の形態で出てくることを教えてもらいました。
必要では無い物やことに対する欲求が抑えられない状態になるそうです。

エンカウンターの参加者からも、「パチンコが止められない。」とか「クレーンゲームが止められない。」などの証言が出てきました。
私にはそのようなことがないので、どうも禁止令は無さそうです。

子どもの時に、抑圧した感情を持たずに育ててくれた両親や祖父母に感謝しています。
でもまだ、禁止令が理解しきれていません。


リエゾンからのコメント

禁止令は乳幼児期に決断されるものです。

禁止令はその後の生き方に非常に関与します。一度決断したものは、簡単には無くなりません。

絶望的な決断と、反抗的な決断とがあります。例えば、欲しくても言い出せない、人に譲ってばかりいる、は、絶望的な決断です。お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから、と我慢した時に決断しやすいと言われます。逆に、私の欲求自体がない、何も欲しくないと思うことは反抗的な決断になります。

欲求がないと思うことは、何を手に入れても満足できなくなるという事で、無駄な買い物、欲しいものが分からない、何をしたいのか分からないに繋がっていきます。欲求力がないという事は、やりたいことまで何だか分からなくなります。ギャンブル依存も原因の一つに「欲しがるな」が関与しているそうです。

禁止令…確かに難しいですね。交流分析を学んでいても、「うん?」「どっちかな?」と思うこともしばしばです。

でも確かなことは、禁止令を学ぶことで、私たちが人生の迷路に入り込んでいて、出口が分からなくなった時に、出口の方向を知ることができるということです。

禁止令を学ぶことは、子どものそのままを受け止める子育てがいかに大切かを、私たちは知るでしょう。

 

 

 

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