DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

禁止令(欲しがるな)

2019-08-22 02:44:46 | 【DV加害者更生教育プログラム】

題:禁止令(欲しがるな)(50代男性)

グループエンカウンターで禁止令の話題になりました。

子どもの時の経験が禁止令を決断すると聞いていますが、私は理解出来ていません。
子どもの時に欲しい気持を抑圧すると、「欲しがるな」の禁止令を決断するそうです。

私も欲しかったけれど諦めたものは沢山あります。
外装多段変速のスポーツタイプの自転車やトランシーバーが欲しかったけれど、親に言えませんでした。

だから、禁止令が有るのか?と思っていました。
大人になって、欲しい物が有れば手に入れることが可能になっても、費用対効果や貯蓄を考えて諦めることが多かったからです。

しかし、「欲しがるな」の抑圧は別の形態で出てくることを教えてもらいました。
必要では無い物やことに対する欲求が抑えられない状態になるそうです。

エンカウンターの参加者からも、「パチンコが止められない。」とか「クレーンゲームが止められない。」などの証言が出てきました。
私にはそのようなことがないので、どうも禁止令は無さそうです。

子どもの時に、抑圧した感情を持たずに育ててくれた両親や祖父母に感謝しています。
でもまだ、禁止令が理解しきれていません。


リエゾンからのコメント

禁止令は乳幼児期に決断されるものです。

禁止令はその後の生き方に非常に関与します。一度決断したものは、簡単には無くなりません。

絶望的な決断と、反抗的な決断とがあります。例えば、欲しくても言い出せない、人に譲ってばかりいる、は、絶望的な決断です。お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから、と我慢した時に決断しやすいと言われます。逆に、私の欲求自体がない、何も欲しくないと思うことは反抗的な決断になります。

欲求がないと思うことは、何を手に入れても満足できなくなるという事で、無駄な買い物、欲しいものが分からない、何をしたいのか分からないに繋がっていきます。欲求力がないという事は、やりたいことまで何だか分からなくなります。ギャンブル依存も原因の一つに「欲しがるな」が関与しているそうです。

禁止令…確かに難しいですね。交流分析を学んでいても、「うん?」「どっちかな?」と思うこともしばしばです。

でも確かなことは、禁止令を学ぶことで、私たちが人生の迷路に入り込んでいて、出口が分からなくなった時に、出口の方向を知ることができるということです。

禁止令を学ぶことは、子どものそのままを受け止める子育てがいかに大切かを、私たちは知るでしょう。

 

 

 

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