DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

ホームページ掲載妻の声

2019-08-27 03:38:50 | 【DV加害者更生教育プログラム】

30代妻Hさん「相手を変えることはできない。変えられるのは自分。」

よく聞くこの言葉の意味を、私はリエゾンに通って初めて理解することができました。

私は夫婦間のうまくいっていないことを、私がうまくやることでどうにかしないといけないと思っていました。
いわゆる良い妻として、相手を立てたり、言い方を工夫したり、我慢してうまくやらなければ、と捉えていました。

でも、夫婦であろうがそれは人間関係であり、相互の対話や努力、思いやりが必要です。
どちらかだけの問題ではない。
人間関係は手のひらで転がしたり、背負ったりすることもなく、墓場でもない。

私だけのせいじゃない。
それが理解できて、何だか荷が軽くなった気がしました。

もちろんお互いの努力が必要ですし波風も立ちますが、誤魔化して先伸ばししたり、ひとりで悩んでいたりする日々は終わりました。

初めて先生とお話した時、どうして私のことがわかるんだろうと驚いたことを思い出します。
どうしてこうなっているのか、どうしたいのかは、自分自身を知ることが第一歩。
そして話を聞いてもらうだけではなく、希望すれば、セラピーで自分の決断を変えることができる。

カウンセリングなんていうと敷居が高いですが、「物は試し」がこれからを変えるかもしれません。


リエゾンからのコメント

私が妻の皆さんに連絡を入れるときは、たいてい皆さんから「何故、被害者が学ばないといけないの?」というもっともな質問を受けます。

理由は一つ。「あなたの未来を良くなるようにするためです。」と言います。リエゾンのプログラムは交流分析を基本としていますから、それを学んでもらったうえで、妻が決断しているかもしれない失敗しがちな人生脚本を、楽に生きられる脚本に変えていきます。そのために来てもらっています。妻たちは男性たちの問題だと思っていますが、妻側にもできる改善点があるのです。

被害に遭う妻たちは、おそらく今まで、良い子だった子ども時代が多いのです。良い子と言うのは、本来子ども時代に無理してすることではないのです。ではどのような子ども時代が適当かと言うと、「ありのまま」「そのまま」「自由、のびのび」です。

そんなことを許していたら、野放しな子どもになり、わがままし放題になるとの叱責も聞こえてきそうですが、本来子どもと言うのは好奇心が旺盛で、いろいろなことに興味を持ち、手を出し、試したがり、試行錯誤する存在だという事なのです。この行動は冒険に値します。冒険は安心感ある中で行われなくてはいけません。安心を守られた上でできる行動なのです。これは子どもの特権なのです。社会のルール(躾)はこの特権があった上で同時に学ぶものなのです。

ところが、躾、ルールを重要視しがちな家庭では、子どもの特権を与えないうえ、ありのままや特性を認めず、親の価値観の押し付けになる事が多いのです。この場合、子どもが決断しがちな禁止令は、「子どもであるな」となります。

つまり「子どもであるな」を決断した子どもは「不当な人生になりやすい」人生脚本を持つことになります。不当な人生とは、何かと言うと、「DV夫を選びやすい」ということに繋がっていくわけです。選びやすいだけではないのです。彼らを益々悪化しさせていきます。妻には何のことやらわからないと思いますが(妻に悪い所はありません)、夫たちが言う「なんだか、こいつといるとむかつく」「苛めたくなる」という心理が更に悪化するのです。

交流分析は、無意識の領域も網羅した理論であり、インナーチェンジングセラピーは無意識の領域を改善できる療法です。

だからこそ夫婦が親交親密な関係性に辿り着けるのだと言えるのです。

 

 

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