DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

10月の予定

2023-09-30 20:38:55 | グループ日程

 

10月の予定(咳、微熱の方はご遠慮下さい。🙇)

  
グループにおいてはメンバーに直接連絡をします。ホームページの会員ページを確認してください。
       
       
  1日日曜日 通常授業(ズーム使います)
  7日土曜日 8日日曜日 通常授業(ズーム使います)
  14日土曜日 15日日曜日 通常授業(ズーム使います)
  21日土曜日 22日日曜日 通常授業(ズーム使います)
  28日土曜日 29日日曜日 通常授業(ズーム使います)


通常授業とは構成的グループエンカウンターと事例研究です。

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なんだよ! その言い方は(続き)

2023-09-26 13:38:45 | 【DV加害者更生教育プログラム】

なんだよ! その言い方は(続き)(60代男性)

ブログで中島先生のコメントを拝見して、「あれ?」と思った。
先生なら「アイ メッセージ(I message)」で反論しなさいと仰ると思ったから。
アイ メッセージで肉の例なら「今の料理で使うかなと思って聞いたのに。 そんな言い方をされると不快だな。」と答えることになる。
パソコンの例では、「あなたがパソコンを苦手に思っているのは分かるけど、 そんな言い方をされると、私に当たられているようで嫌だ。」等が答えになる。
でも、妻の場合は、「料理中にゴチャゴチャ言われ、私の方が不快だ!!」とか、 「私がパソコンが苦手なのをバカにしないで!!」と猛烈な反論をされていた。
そのようなことを、リエゾンのエンカウンターで話したことがあったので、 笑える反論を考えてくれたのだと思った。
私の反撃がバトルにならないように、これからも対応していきたい。
このブログに、妻の悪行を書くことも反撃の一部かもしれないが、 それ以上に妻に気が付いて欲しい思っている。
直接言えば、反論してくると思うが、文章で読めば冷静に受け止めて もらえる可能性があると思うからだ。

リエゾンからのコメント

リエゾンでは感情的になっているパートナーに、アサーションで気持ちを伝える学びをします。アサーションとは自分の気持ちも大切にしながら、相手にも不快にさせずに気持ちを伝えていく方法です。

パートナーはただ感情的になってイライラしている時と、地雷を踏まれてイライラしている時があります。

男性からはよく分かりません。どっちがただのイライラでどっちが地雷を踏んだのか、区別も後からなら「ああそうか」と分かることはあっても、その最中は何が何だかさっぱり、という事もしばしばです。

そんな時、真面目なアイメッセージでは火に油の時も起きてしまいます。(特に地雷の場合)

フッと笑える返しを身に付けられると、地雷の時にも応用が効きます。

パソコンの時なら、「君がパソコン上でピアノを弾いているようにみえる。指達者の達人になんと説明したら良いものか。」

料理中の妻に聞くのなら、「この豚肉くんが、焼くなり切るなり、好きにしてくれって。でなければ、冷蔵庫で休みたいそうだよ」

洗濯物をしまっていないと言われたら、「シャツがね、まだ陰干しの臭いが取れなくて困っているそうだよ。ヒラヒラさせてくれってさ。」

など、言い方を変えるとお互いの気持ちが和むと思いませんか?

変えられるのは自分だけですものね。

 

 

 

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なんだよ!その言い方は。

2023-09-22 09:10:16 | グループ日程

なんだよ!その言い方は。

 

中島先生のお陰で、妻と同居に戻って長く経っている。 しかし、今でも妻と衝突することはしばしばある。 その多くは妻の言動(言い方)に起因していると思っている。

 

例えば、妻がキッチンで調理している。私が今買ってきた肉のパックをどの様にしたら良いか迷い、「肉のパックは冷蔵庫にしまって良い?」と聞いたときに、「そんなの当たり前。」と強い口調で言う。私は今使う可能性があると思い聞いたのに、そのように言われると、「なんだよ!その言い方は。」と思う。

逆のこともあった。「調理しているのが見えないの。使うに決まってるでしょ。出しておいて。」と言う。妻が何を考えているか分からないから聞いているのに、ひどい言い方をする。

別の例では、洗濯物が生乾きだった時に、部屋に取り込んでハンガーに掛けておいたら、「なんだ、タンスに仕舞っていないんだ。」と言う。妻だって、ハンガーに掛けっぱなしのことが度々だったのに。

更に別の例では、パソコンでエクセルを操作していて、行の追加方法が分からず私に聞いてくる。「右クリックをすればポップアップが出て行が挿入できるよ。」と教えたのに、左クリックを繰り返して「ポップアップなんか出てこない!」と文句を言ってくる。「右クリックすれば出るよ。」と言えば、「全然でない!!」と怒り出す。妻の手元を見ると左クリックしているので、「今しているのは左クリックだよ。」と言うと、「右クリックだの左クリックだの説明が解りづらい!!!」と私に文句を言う。

その様なことがあると、「なんだよ!その言い方は。」と言い返しゲームになっていた。

 

ここ数年は、妻の言動が荒くなる時のパターンが分かるようになってきた。

そのパターンはいくつかある。

 ➀ 私のミスを厳しく指摘するとき。

 言い過ぎとか、言い方がきつい。しつこい。等と感じることがあるが、発端は私なので大人しく聞いている。反論するとエスカレートするので我慢、我慢。

② 意見や考え方が合わないとき 自分の意見や考え方を通したい時に言動が厳しくなる。

 これに反応してしまうとゲームになる。大きな問題にならないのであれば、妻の意見を優先させる。放置すると問題になると思ったときは、そこで話しを打ち切り、時間を掛けて説得方法を考えてから再度話しを再開する。

③ 何かに反応して声が荒くなる。又は、気に入らないことがあると声が荒くなる。

 反応の原因が私の場合もあるし、それ以外のこともあるが、急に言動が荒くなる。そのために私も妻に反撃する。そしてゲームが始まる。反応の理由が分かればゲームは回避できることもあるが難しい。

リエゾンに長く通っていてこの程度?と言われるかもしれないが、それが私の実力なので仕方がない。

 

 以上のような考えをやっと整理できた頃、エンカウンターでMさんが、「妻の話し方(言い方が厳しい)は、私の受取り方次第と思うようになった。」と発言されました。

 Mさんは私と同じような状況のことが多く、いつもアドバイスを送っていましたが、彼はたった一言で妻との関係改善の対応を宣言しました。

 私は、何となく解っていた。解っちゃいるけど反応してしまう。そんな状況でした。

パックの肉の例で考えれば、夕飯の時間が遅れていてイライラする妻に質問したことで「当たり前のことを聞くな。」と妻の言動が 荒くなったのです。妻の育った家庭環境では、そのようなやり取りが普通だった様に感じています。内心はムッカとしても、ゲームにする内容ではなかったのです。

 

Mさんの宣言を聞いて、漠然と思っていたことが上の様にスッキリ纏まりました。

後は実際に対応できるか否かです。Mさんと一緒に頑張って行きたいと思っている。

 

リエゾンからのコメント

受け取り方を変える。分かっちゃいるけどやめられない。

そもそもその言い方はアカンのではないだろうか?

「冷蔵庫にしまっていい?」「そんなの当たり前」ってダメですよ。これ。

リエゾンは男性を何も言わないウサギ化にはしませんから、ぜひ反論お願いします。

例えば、『あなたが本当は優しいこと、知っているよ。だから「冷蔵庫は肉を呼んでいるに決まっている。」

とか、「肉は早く涼みたいってさ。」とか言ってくれると嬉しいな。』のように、笑える反論で返しましょうよ。我慢はダメです。フッと笑えるような反論を練習しましょう。

他人は変えられない、変えられるのは自分だけ、ですものね。

 

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テレビを消して

2023-09-20 12:42:55 | 【DV加害者更生教育プログラム】

テレビを消して(60代男性Yさん)

こども達が巣立ち妻と二人だけの生活が始まってから、食事の時にテレビを 消すことが少しづつ増えてきた。

こどもがいたときは、妻とこどもが会話をしていて、私がテレビのニュースを 見ていたのが常だった。

そのため、世間の話題にはついて行けていたが、 家族の中での話題を把握できていないことが多かった。

妻と二人だけになってから、テレビを見ながら妻と会話するようになったが、 両方が中途半端になっていた。

テレビの音のない部屋は、寂しいと感じて テレビをつけたままだったからだ。

しかし、妻との会話が増えてきた頃からテレビの音がうるさく感じられ、 消すことが増えてきた。

夕飯の時間帯はテレビのニュースの時間帯だが、 ニュースはネットで見られると思ったから、消すことに躊躇がなくなったのだ。

定年になり、妻と過ごす時間がものすごく増えたのに、夕飯時に妻と話すことが 沢山ある不思議を感じ、その会話が心地よくなっていった。

そのような時に、リエゾンのグループエンカウンターで、単身赴任の方の帰宅時の 対応が話題になった。

その方の妻から中島先生に苦情のメールが入ったのだ。その方は、単身赴任先から 帰宅すると、ソファーに腰を掛けビールを飲んでテレビを見てくつろいでしまう。

そのため、不在中の出来事の話しをすることができないというものだった。

その苦情を聞いて、冷や汗が出てしまった。私は単身赴任をしたことはなかったが、 帰宅はいつも遅かった。

休日もテレビを見ていて家族の話題の中に入っていかなかった。

妻は、そのような私を家族として扱ってくれていたのだ。

妻と二人だけの生活になってから、夕飯時にテレビを消すようになったのが正解だった ことが改めて分かった。


リエゾンからのコメント

いつも思うことですが、家族ってチームであって、双方向が相手に思いやりを持てているか?関心を持てているか?が大切だと思います。

リエゾンに来て修復を願う方たちは、この思いやりが持てていませんでした。

どちらかというと、自分(男性側)にどの位よくしてくれるか、慮ってくれるか、ばかりを気にしていた方たちでした。

一方通行なら妻には夫婦でいる意味が分からなくなります。それを男性は気が付きません。

何故って、どの位自分に尽くしてくれるかが、妻の価値だと思い込んでいるので、一方通行に何の疑問も持たないからです。

どこでそんなこと教わってしまったのでしょう?

プログラムグループで、その考え方は一体どこで教わったの?と質問します。

多くの答えはからです。

お母さんはお父さんの顔色を見ながら、尽くすことを当たり前とされ、いくら家事育児をしても、夫から感謝などされていません。そんな両親を見て育てば、妻とは自分に尽くす人で完結してしまいます。

思いやり、関心を向けるが双方向だとは思わないのです。

たまに社会から学ぶ、読んでいる本(漫画含む)から学ぶともあります。

男性は家庭の持ち方から学ぶ必要があると心底思います。

Yさんは大切なことを気が付くことができて良かったですね。気が付いた時が、感謝を表す時だと思いますよ。

 

 

 

 

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入会をお断りすることもあります。

2023-09-17 21:20:55 | 【DV加害者更生教育プログラム】

「入会をお断りすることもあります」

残念ですが入会を断ることもあります。(滅多にあることではありませんが)

それは、学ぶ姿勢がないと判断した時です。

入会にあたって大切なことは、妻の気持ちを取り戻すために何をしたら良いのか、自分の出来ることは何なのか?の熱意だと思うのです。

交流分析では、こう言います。「あなたの人生を豊かにするために、あなた自身について何を変えられるだろうか?」「そのためには何をする必要があるだろうか」

自分を変えることより、自分の実情を分かってほしい、とか、慰めて欲しい時はDV加害者プログラムではないのだと思います。プログラム体制の重箱の隅をつつくようなことを言うこともDVプログラムではないのだと思います。

リエゾンに来れば魔法にかかったように自分が変わると思うことも違います。

他者にお任せではないのです。自分が変わろうと思い努力すること、それが一番大切なのです。

インナーチェンジングセラピーは自分の変わりたいという強い思いが自分を変えていくのです。

リエゾンに来た方は本当に努力をし、頑張っています。感心します。

交流分析の契約時質問はこうも続きます。「自分でそれを妨げるとしたら、どのようなことか?」
 
「欲しいものを手に入れるために代わりに何をしますか?」(バン・ジョインズの追加質問)
 
答えはすべて自分の中にあります。

 

 

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