え、知らなかった。

題名：え、知らなかった。(60代男性）

グループエンカウンターには新しく参加した方から、妻と関係修復し同居に戻った方までいろいろな状況の方がいます。
先日のグループで気が付いたのは、新しく参加した方と同居に戻った方の話題に共通点があったことです。
グループエンカウンターでは、パートナーとの間に起きた問題などを話します。問題が起きた時の、パートナーの状況、気持や話してくれた方の問題点を理解し解決策を参加者全員で考えます。
その問題を話した後で、中島さんが妻から聞いていた話をしてくれました。それは問題を話してくれた方が知らなかったことです。それぞれの方は、「え、知らなかった。」、「え、気が付かなかった。」と話してくれました。
その、気が付かなかったことや知らなかったことは、大きな問題には思えないような内容ですが、問題を大きくした原因でした。
今は核家族で、お子さんが小さいと、夫婦の小さな思い違いや気持ちのすれ違いは誰もフォローしてくれません。子どもが大きくなれば、「お父さん、お母さんはこんなことを考えていたんだよ。」とアドバイスしてくれる時があります。そのようなアドバイスが夫婦間の小さな亀裂を埋めてくれます。
中島さん経緯で妻の考えていたことや感じたことを知ることは、同じように小さな亀裂を埋めるだけでなく、関係改善への方向も示してくれます。
リエゾンに夫婦で参加している利点は、こんなことにもあるのだと思いました。

妻との関係を修復した方は、グループエンカウンターで自分の考えや気持ちの伝え方、相手の気持ちの捉え方のスキルアップを続けています。

リエゾンからのコメント

リエゾンに夫婦二人でそれぞれ学びに来てくださる中で、日常の不満やちょっとした
すれ違いがあり、そのことを伝えてくださる妻たちに本当に感謝します。
大変私としてはありがたい情報であったり、ああだからこの流れになってしまたのかと
納得出来たりするからです。
夫たちも自分に都合の悪いことはあえて言わなかったりします。小さい子どもでなくても
知ってか知らずか大人でも隠すので、妻から聞いて「あらら」と思うこともしばしばです。
グループは自分の気持ちを聞いてもらう場でありますが、妻を悪者にして自分に酔いしれる場ではありません。
逆に妻の気持ちを私の口から聞いて
「そうだったのか」と目から鱗の男性も多いのです。
夫婦二者関係だと従来のパワーゲームになってしまい、なかなか抜け出せずにいます。
その中で、相手が本当に何を伝えたいのか、お互いに言えず仕舞いになることもしばしば起きます。関係ない罵りも入ってしまい問題を大きくしてしまいます。
お互いの気持ちを第三者が入ることでやっと伝わる事があるのだなぁ、と実感する瞬間でもあります。
グループは練習の場です。自分の気持ちを言う練習と他者の気持ちを聴く練習です。
他者の気持ちはそのまま妻の気持ちを聴く練習になるのです。
グループで支配的な態度や、消極的な姿勢はそのまま家庭での姿勢になるのです。
妻の気持ちを聴ける夫になること、私がグループを毎週行っている目的の一つなのです。

ほっとサロンのお知らせ

調布市市民プラザあくろすにて
3月9日金曜日19時から行われます。テーマは「イクメンパパ集まれ」です。
子育てにどう関わっていったらよいのか、産後の妻の心理について（イライラ等）、など
ヒントが欲しいパパたち、どうぞいらしてください。

4月13日金曜日19時から
テーマは親子問題です。子育てにどうしたら良いのか、良好な親子関係には
何が必要かなど一緒に話しませんか。

申し込みは調布市男女共同参画まで042‐443‐1213

3月の予定

3月の予定

3月　3日4日　通常授業
　　10日11日　通常授業
　　17日18日　通常授業
　　24日25日　通常授業

　　通常授業とは構成的グループエンカウンターと事例研究です。

　　今年は弁護士の上谷さくら先生をお招きして勉強会も予定しています。