「本音での交流」(50代男性)
ペーシングの授業のために土曜日と日曜日のグループのメンバーが集まりました。
そのため、初対面の方も何名か居る会になりました。
ペーシングの授業の後に、ゲームのようなワークがありました。
ワークの内容は、10数名の出席者のひとりひとりが1から順番に数を言っていくものです。
AさんからFさんまで居たとすると、Aさんが1、Bさんが2、・・・Fさんが6という具合です。
ワークのルールは
1.話し合たり、声を掛けて順番を決めてはいけない。
2.周りの方の表情を捉えるだけで順番を決めていく。
3.二人以上が同時に同じ数字を言ってはいけない。
4.二人以上が同時に同じ数字を言った時は、最初からやり直し。
5.次のワークを行うときは順番を変える。
初対面のメンバーが混じり10名以上では、最後まで到達するのが難しいと思いましたが、あっさりクリアしました。
順番を変えた2回目もクリアしました。
その次は2名が組みになってこのワークを行いました。
Aさん、Bさんが同時に1、次にCさん、Dさんが同時に2、・・・の要領です。
2組以上が同じ数字を同時に言ったら失敗でやり直しになります。
1回目は失敗しましたが次はクリアし、組み合わせと順番を変えた2回目もクリアしました。
その次は3名が組になり、更にその次は4名が組になり同じ要領で2回づつ行いました。
合計8回を行うのに、失敗は2回だけでした。
なぜ、このように上手く行ったのか、正直おどろきました。
そして、上手く行った理由はエンカウンターで培った本音での話し合いの成果だと思いました。
エンカウンターではDVから抜け出るために、自分の状況や気持ちを正直にメンバーに話します。
それを聞いた他のメンバーは自分の経験や感じたこと正直に話します。
そのようなことを続けてきた仲間が集まってのワークだったので、参加者の表情だけで察し順番を上手く決められたのだと思いました。
良い仲間が集まったな。
皆で力を合わせて、今の状況から抜け出せていける。
そのようなことを感じた瞬間でした。
リエゾンからのコメント
この日は企業内で行われるトレーニングを行いました。
交流分析の先生方はよく企業に呼ばれ講義、およびトレーニングを行います。
私たちも、交流分析の講義でワークを受けます。
交流分析のインストラクター達が集まったワークでも、
この日に行われたグループのようにスムーズには、いきませんでした。
私も意外な結果に(あら?)っと、思いました。
交流分析のインストラクターたちと、グループの男性たちと何が違うかと言えば、
記事を書いた男性の言うとおり、エンカウンターを毎週行っているか、いないかです。
エンカウンターは相手の気持ちを汲む練習ですから、家庭内での妻と自分の姿が映し出されます。
毎週行えば、妻の気持ちが少しずつ感じられるようになります。
その上に自分の気持ちを伝える練習です。
感情的にならないで、どう伝えたら相手に届くのか、の練習ですから、
記事の書かれている通り、気持ちを伝えあえる力が銘々についてきたのだと思います。
グループの成長する力は素晴らしいなぁ、とまたまた感じた次第です。