DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

在籍中男性からのメッセージ

2014-07-17 06:32:49 | 【DV加害者更生教育プログラム】

 
 私は42歳の男性です。結婚して1年が経ちました。
結婚前から、同棲していた妻に暴力をふるっていました。

もともと口喧嘩になることは多かったと思います。
時によって違いますが、必ずケンカになるきっかけ・原因はあって、その問題解決のためにもケンカはやむを得ない、理解できないのなら大きな声を出して強く言わないと伝わらない、時には暴力も必要かもしれない、そう思っていました。

暴力という手段はよくない。しかし暴力が出てしまう原因は妻にある。
その原因がそもそもなくなれば、怒らなくてすむし暴力もふるわなくてすむんだ。
そう考えていたのです。妻にも、「暴力を受けるのはわたしに原因があるのかも。」そう思い込ませるよう追い込んでいたのです。

リエゾンちょうふに来て約3ヶ月が経ちました。
今では妻と口論にすらなりません。というのは言い過ぎですが、少なくとも大きな声を出すことは無くなりました。それは私と妻とは全く対等な立場であると学んだからです。
私は彼女を怒るときに、厳しい保護者の立場で怒っていると思っていました。しかし実際には、自分は子供のように振る舞っていただけなのです。

加害者プログラムに参加する前は、どんなヤクザな集団なんだろうと恐ろしく感じていました。そんなものに参加して、自分は馴染めるか不安でした。しかしおっくうながらも参加して、

・実際に参加者の話をナマで聞き、自分の意見も言う。
・話しづらい自分の話を、きちんとしてみる。そして他者の意見を受け入れる。

そんな単純なやり取りが、今までいかに欠落していたことか。そして重要なことかを痛烈に感じました。そしてまた、それが自分を知る重要なプロセスだったのです。

人間が自ら変わることは、とても難しいことだと思っています。
しかし学びを得ることによって、変わるチャンスはたくさんあるのだと、参加する度に感じています。

これからもDV諸先輩方、よろしくお願いします!




  リエゾンからのコメント
 彼は、5月に入会したCさんです。
 グループの成長と紹介した記事の男性でもあります。
 彼はとても大切なことに気が付いてきました。
 それは、夫婦は対等である、ということです。これをいくら言葉で伝えられても、
 「わかるけどそう思えない」
 という男性は多く、対等だと実感できるには何を学ばないといけないのか、ということにも触れています
 学び続けること、これは大変、力となります。
 そして、もう一つ、ホンネの学習です。本音で伝えることはとても大切なのに、自分以外の他人とは   ほとんどできずに生活してきたことも気づいています。
 真剣に相手にアドバイスをしたり、受けとめたり、多くの人が無縁でいるのではないでしょうか。
 構成的グループエンカウンターに参加すると、男性達は良い刺激を受け成長していきます。
 グループの力はすごいな、と思う瞬間でもあります。
コメント
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