DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

10月ホッとサロンミニ講座のお知らせ

2019-09-30 08:28:31 | 交流分析

10月25日調布市男女共同参画にて交流分析ミニ講座を行います。

今回のテーマはモラハラパートナーとはどのような人たちかを交流分析を用いて説明します。DVは身近なものだと知る良い機会にしていただきたいと思います。

前回のホットサロンもキャンセル待ちが出る盛況振りでした。多くの方に交流分析を知っていただきたいと思います。

申し込みは調布市男女共同参画まで。042-443-1213

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10月の予定

2019-09-30 08:28:11 | グループ日程

10月の予定
 
 5日土曜日 6日日曜日 通常授業 
 12日土曜日 13日日曜日 通常授業
 19日土曜日 20日日曜日 通常授業
 26日土曜日 27日日曜日 通常授業
 

通常授業とは構成的グループエンカウンターと事例研究です。



10月25日交流分析ミニ講座が予定されています。(14時から16時)人間関係に役に立つミニ講座にどうぞご参加ください。

申し込み先 調布市男女共同参画 042-443-1213まで

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箸休め?

2019-09-24 06:28:12 | 【DV加害者更生教育プログラム】

題:箸休め?(50代男性)

グループの事例研究のプリントで経済的DV(あてがい扶持)など、自分に直接関係する重たい内容が続いた後で、中島さんが箸休めの題材を用意してくれました。箸休めと言っても、自分たちが行ったDVとは種類が違うだけです。その内容は、家族旅行に出かけた時に混雑した駅で子どもを迷子にしたときの夫の対応でした。子どもが二人いて下のお子さんを見ていた妻が上のお子さんを迷子にした時に夫が怒り出した内容です。自分で上のお子さんの面倒を見れば良いのに、それを棚に上げ妻に怒ってしまい、混雑したホーム上で妻に土下座で謝らせる内容です。妻は夫をなだめようと必死で土下座までして謝り夫をなだめました。しかし、妻は夫の態度が納得できず、旅行を楽しめなかったという内容でした。グループのメンバーは、ここまで酷くなくても自分にも思い当たることが有り、「箸休めにならないよ・・・。」と口々に言っていました。その方たちはグループに出席したあとに、その時の感想を妻に伝えています。伝えられた妻たちは、「やっと気がついたの!」と厳しい評価をくれるそうです。今日も帰ったら厳しい評価を貰うので、箸休めにならないと感じたようです。

 

リエゾンからのコメント

このプリントは箸休めになるかな、と思った内容でした。毎回のプリントの事例研究で「苦しい苦しい。」と男性たちがあまりに言う姿を見て、それでは、DVの最たるケースなら、自分はここまで酷くない、と安心し、結果、箸休めになるかと思ったのでした。でも苦しいことは変わらなかったようです。皆さんは私が思っている以上に成長していましたね。

どのようなDVであっても、自分と重なるところを見つけ感じるようになっていたのです。 他所のケースを自分と関係ないと思う男性が減っているのだと感じました。これこそ「他山の石」ですね。 ケースを提供してくれる皆さんに感謝して学びあっていきましょう。

(あてがい扶持の事は、2015年5月の記事を参考にしてください。)

 

 

 

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親交親密の関係とは

2019-09-03 01:09:29 | 交流分析

 親交親密の関係は誤解されやすい所があります。それは、大変仲睦まじく、喧嘩も起きない関係性と捉えられることです。

ところがそうではなのです。親交親密の関係性は交流分析の先生から「仲良しクラブではありません。」と言われたことを思い出します。仲良しクラブではなく、どういう関係なのかと言うと、「対等、尊重」この言葉に尽きます。

対等は、自分と相手は同等の大切な存在だと認める事です。顔色を見ないで、伝えたいことは伝えていきます。その中には、意見のぶつかり合いも起きるでしょう。自分の気持ちを誤魔化さない、抑圧しないのです。

尊重は、相手の存在を大切に感じ対応していくことです。どこかで相手を小ばかにしていたり、軽く見ていたりすると、それは相手に伝わります。自分が優位に立とうとして、続けてきたパワーゲームをもう止めることです。存在を大切に思うことは、その人の気持ちや意見も大切に思うことです。

夫が更生し親交親密の関係になった間柄でも、落とし穴はあります。それは、パートナーがフラッシュバックを起こしているときです。突然前触れもなくそれはやってきます。DVに遭った傷は内在化し、目には見えませんからつい油断してしまいます。油断しているときに感情的になるパートナーをどこまで受け止められるのか、そこが問われるのです。「まだ責められるの?」「いつまで続くの?」「あーあ、またか」これが伝わった時、パートナーは激怒します。益々怒るでしょう。フラシュバック中の加害者側の自己主張、弁解は、パートナーを尊重していない、つまり、パートナーの辛さを感じていない証拠なのです。この人、まだ受け止めようとしないのだ、とパートナーは絶望します。フラッシュバック中の被害者を受け止める加害者側の感度はその後を左右します。

感度は誰もが普通にあると思ってはいけません。禁止令の「感じるな」を決断している場合、被害者の辛さを感じられないことも起きてしまいます。表面上の謝罪になり、何回謝ってもらっても全く被害者側に響かないことになるのです。ここで必要なことはインナーチェンジングセラピーで「感じるな」を解除していくことになります。そうでないといつまでも表面上の謝罪が続くからです。(ただし「感じるな」は一つの原因で真の謝罪が出来ない原因は他にも理由はあり全てではありません。)

このように乗り越えることはとても沢山あり、紆余曲折しながら夫婦関係を構築していきます。これを乗り越えてこその親交親密の関係性と言えるのです。

 

 

 

 

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