今日、23日に予定されていた米イージス艦ラッセルの宿毛(すくも)湾寄港が、明日24日に延期された。この一日の延期が意味するものは非常に大きい。
駐大阪・神戸米国総領事館フィリップ・カミングス領事は、
「運航上の問題で遅れている、とのことだった。あくまで船のことで、日本側の事情によるものではない」
「こうした入港遅れはままある」
と、コメントしている。
http://www.kochinews.co.jp/0605/060523headline01.htm#shimen1
年間約40兆円の軍事費を使う、世界一整備された軍隊には、それほど運行上の問題が起こるとは考えにくい。シンガポール~宿毛間の洋上は、悪天候でもなく、敵もいない。イージス艦ラッセルの宿毛寄港は、意図的に一日ずらされたと見るべきだろう。
宿毛市では、イージスを歓迎する声の方が多い。経済的に疲弊した地方としては、たとえ外国艦船であっても、少しでもおカネを落してくれるものはありがいたい。それほど地方の経済というのは疲弊し切っている。
しかし、イージス艦寄港の目的を懸念する人々も存在する。京都にいては、現地でどれほどの反対運動が展開されているのはわからない。しかし、現在宿毛入りしているカミングス領事は、反対運動は予想以上と認識しているのではないだろうか。状況を本国に報告した結果、ラッセルの寄港が一日延期されたに違いない。
一日ずらすのは反対運動に「肩透かし」を食らわすためだ。反対の声は、イージス艦寄港が発表された8日からすでに起こっている。その声は徐々に盛り上がり、そして23日に最高潮に達する。盛り上がった声の中に飛び込むのはあまり得策ではない。
そこで「ガス抜き」のために寄港をわざと一日ずらす。すこぶる単純な手法だが、実は非常に効果的だ。一度萎んだ気分をもう一度盛り上げるのはとても難しい。さらに一日延期すると、より効果的だ。そしてもう一日延期すると、ほぼ完璧だ。人間、待たされることほど、気分の萎えるものはない。
しかし逆に言えば、米国側は、宿毛の反対運動に少なからず脅威を感じていることを物語っている。たいした反対運動でなければ、ラッセルは予定通り、今日、宿毛湾にその姿を現しているはずだ。
もし米軍が宿毛の基地化を画策しているとしたら、すでに大きな後退を余儀なくされていることになる。
この一日の延期が意味するものは非常に大きい。
高知新聞電子版
http://www.kochinews.co.jp/
駐大阪・神戸米国総領事館フィリップ・カミングス領事は、
「運航上の問題で遅れている、とのことだった。あくまで船のことで、日本側の事情によるものではない」
「こうした入港遅れはままある」
と、コメントしている。
http://www.kochinews.co.jp/0605/060523headline01.htm#shimen1
年間約40兆円の軍事費を使う、世界一整備された軍隊には、それほど運行上の問題が起こるとは考えにくい。シンガポール~宿毛間の洋上は、悪天候でもなく、敵もいない。イージス艦ラッセルの宿毛寄港は、意図的に一日ずらされたと見るべきだろう。
宿毛市では、イージスを歓迎する声の方が多い。経済的に疲弊した地方としては、たとえ外国艦船であっても、少しでもおカネを落してくれるものはありがいたい。それほど地方の経済というのは疲弊し切っている。
しかし、イージス艦寄港の目的を懸念する人々も存在する。京都にいては、現地でどれほどの反対運動が展開されているのはわからない。しかし、現在宿毛入りしているカミングス領事は、反対運動は予想以上と認識しているのではないだろうか。状況を本国に報告した結果、ラッセルの寄港が一日延期されたに違いない。
一日ずらすのは反対運動に「肩透かし」を食らわすためだ。反対の声は、イージス艦寄港が発表された8日からすでに起こっている。その声は徐々に盛り上がり、そして23日に最高潮に達する。盛り上がった声の中に飛び込むのはあまり得策ではない。
そこで「ガス抜き」のために寄港をわざと一日ずらす。すこぶる単純な手法だが、実は非常に効果的だ。一度萎んだ気分をもう一度盛り上げるのはとても難しい。さらに一日延期すると、より効果的だ。そしてもう一日延期すると、ほぼ完璧だ。人間、待たされることほど、気分の萎えるものはない。
しかし逆に言えば、米国側は、宿毛の反対運動に少なからず脅威を感じていることを物語っている。たいした反対運動でなければ、ラッセルは予定通り、今日、宿毛湾にその姿を現しているはずだ。
もし米軍が宿毛の基地化を画策しているとしたら、すでに大きな後退を余儀なくされていることになる。
この一日の延期が意味するものは非常に大きい。
高知新聞電子版
http://www.kochinews.co.jp/
この船の航路に運命的なというか皮肉を感じてしまいます。
しかし、高知新聞以外は殆ど取り上げていませんね。
http://www.kochinews.co.jp/rensai06/06aegisfr.htm
北朝鮮の船が来ると大騒ぎして取り調べるのに対して、イージス艦が来ても日本は艦内を調べることは出来ないわ、更には地元住民を近づけないように有刺鉄線を張り巡らせて厳重警備というのは、どういうことでしょうか。
http://www.kochinews.co.jp/0605/060523evening01.htm#shimen1
日本人の反対運動から、ラッセルを守るということでしょうか。
ラッセルの「軍事機密」が日本人に漏れないように、ということでしょうか。
今更ですが、「米軍が日本の平和を守っている」という言葉が空虚な物に思えて仕方ないです。
しかし、フタを開けて見たら、住民から予想以上の反応があり、面食らったのだと思います。普通は、反対と言おうが何と言おうが強行するのが米国流です。
この一日延期というのは、明日につながる非常に大きな成果だと思っています。
現地からの第一報をおくります。
抗議集会は、150人があつまりました。
英文、和文の抗議文を採択し、デモ隊は艦長に手渡そうとしましたが、市の担当者から手渡すことを拒否されました。
そこで、ハンドマイクで「出て来い」と英語でやりましたが、無視されました。
でもって、彼らが出てくる道のうえに抗議文を置いてきました。
これは、結構マスコミがうれしがっていました(^o^)
詳しくは後ほど。
http://www1.quolia.com/jcphata/sub4-2006russell.html
まだ(午前11時時点)、メディアには何の情報もないので、どうなっているのだろうかと、思っていたところです。
ついにイージス艦ラッセルは宿毛湾に来たのですね。
でも、みなさんの声にイージスは萎縮しているはずです。
一日、寄港を遅らせたのですから。
ささやかながら、応援させていただきます。
続報をお待ちしております。
http://www11.ocn.ne.jp/~jcpkochi/minpo/topic/2006/060524us.htm
船では記念写真に興じる記者もいたとか(T_T)