郡山には沢山の手打ち蕎麦を出す店がある
今日は何処に行こうか
住宅街の中にひっそりと
少し離れた場所に大きな駐車場を持つ
そんな蕎麦屋の一つに安積町の「万祥」
格子戸を開けるとこの屏風と香の香りが出迎える
履き物を脱いでもう一度格子戸を開けると店内
好きなところに座る
そこには今月は「赤九谷」
注文した蕎麦を待つ間、
この赤九谷を愛でていると時間はアッと言う間に過ぎる
前回来た時は何が飾ってあったろう?
ちょうど九谷の赤絵線描を探していたから
この赤九谷が目に止まったようだ
各席に違う赤九谷が飾られていた
手打ちの箱蕎麦¥750が運ばれ、
間もなくお茶の入れ替え
継ぎ足しではなく、
その場で飲み残しを捨て入れ替えた
蕎麦湯とタイミングもそつなく、流れるよう
レシートの代わりに貰った領収証は
和紙に筆書き、漢数字
密室の玄関の臭い消しを兼ねた香の香りのお出迎え
骨董や小盆栽を見ながらの待ち時間
話題のない夫婦でも話が弾む
美味しい手打ち蕎麦にタイミングいい蕎麦湯
来客時に使えそうなキーワード一杯
但し、骨董に興味がなければ猫に小判
招く相手に迎合せず、ちょっと背伸びのおもてなし
考えてみよう
そば処 万祥 (そば / 安積永盛)
★★★☆☆ 3.5