地球の危機!

私は、「環境goo」のファンです。
私も 地球を(人も)守りたい!

「「ゆとり教育」って?」

2009-10-30 11:05:11 | Weblog
「「ゆとり教育」って?」

日本の児童・生徒の学力が落ちているということで、その「犯人」は「ゆとり教育」だとされて、(「ゆとり教育」が)悪く言われていると思います。
 
でも『こんな教育もあるんだーー学びの道を拓く総合学習』(編著、中野光・行田稔彦・田村真広、新評論)という本に、総合学習の時間にされた現場の先生方の授業が紹介されてあります。
実に、26人の先生が書かれていて、各々が本当にユニークだと思います。

例えば、「米作り」に挑戦した学級では、(北海道)

1、学校の畑の「石取り」、「土掘り」「運び出し」から始まって

2、3週間後に田植え。バケツにも苗を植えた。

3、「水田日記」を付け、雑草がないので虫の心配はない/ スズメよけを作る必要がある/ 落水   をする、等を調べた。

4、穂が出た時期/ 花がたくさん咲いた時期/ スズメに食べられた時期…  「夏休み水田絵   巻」(30メートルも!)を作った。

5、9月9日に台風が来て、翌日、変わり果てた稲を見て、子供たちは落胆。稲を立ててやった。

6、9月16日。刈り入れ=参観日。

7、11月10日。脱穀、籾摺り(もみすり)
  1升瓶と割り箸、あるいは手で脱穀。つついたり、すり鉢で籾摺り。

  なかなか進まない。

  「農作業の機械化」を体験すべく、脱穀機と籾摺り機を登場させた。1時間半の作業が5分で済む。が、子供たちは、機械を使わず、手作業。(ほとんどの子が!)「ここまで手作業なのだから… 」

  JAの人に来てもらい、米の等級は、1等米! であった!

8、12月9日の参観日に、稲藁で「しめ縄リース」作りをした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

素晴らしい実践だと思います。(子供たちの感想文も素晴らしいのですが、省略させていただきます)

けれど、どんな実践をするにせよ、日本語が読めて、計算が出来て、つまり、ある程度の基礎学力がないといけないと思います。それには、「丸暗記」とか、「スパルタ式」とかが良いそうです。

「祇園精舎の鐘の声… 」、覚えさせられましたよね。

算数の計算(加減乗除)は、1分間とか、時間を決めて、それで何問正解できるかを競うのです。

これも、私もやらされましたね、そういえば。だけど、いつもいつも同じ子が一番でした。それが面白くなかった。(もちろん私ではない)

「一番たくさん正解できた人」、だけでなく、

「前回よりも良かった人、/ 同じだった人/ 悪かった人」

も、手を上げさせたら良い、と思います。そうすれば、誰もがヒーローになれるし、「クシュン」の気分も味わうだろうと思います。

それもやって、「総合学習」ーー自分たちで考えて、決めて、実践して行くーーをするなら、鬼に金棒だと思います。

「総合学習」が先生たちの負担にならなければ、良いですね。

寺脇研氏が、「ゆとり教育を進めたのは、良いことだった」と言われていたのです。その時、私は納得できたのです。

寺脇氏が言われていた「ゆとり教育」の中身って、「自分が感じ、自分が考えて、決めて、実践する。そして後で、振り返ってみること」と解釈して良いのでしょうか?

 

「原発について」

2009-10-28 19:03:34 | Weblog
「原発について」

新聞の一面全部を使って(山陽新聞、2009、10、25)、「電気の廃棄物と地層処分を考える」と題して、対談がなされていました。

対談の最後に、「地層処分は我国に必要な事業。皆さんのご理解のもとに取り組んでいきます。」とありました。これは、

「地層処分は、原発を推進しようとしている我国にとって不可欠な事業。」ということですね。つまり、「原発を推進すること」が前提になっていますよね。

原発の安全性について、私は自分のブログで(=このブログですが)、「ウラン鉱夫の人たちの安全も確保しよう」というテーマで書いたことがあります。

岡山県と鳥取県との境にある人形峠でウラン鉱石が発見されて、当時は、「すわ、世紀の大発見!」とばかりに開発がされましたが、ウラン鉱石採掘に携わった人たちの安全は、全くといって良いほど、考えられていませんでした。ウラン鉱石からは放射能が出ていて、放射能は、人間にとって有害であるということを、知らされてもいなかったのです。

今日、私はたまたまというか、丁度というか、歯医者に行って、レントゲン写真を撮ってもらいました。そのとき、エプロンのようなものをしてもらいました。鉛製だと思いますが、首から脛ぐらいまでで、結構重かったです。これが、ウラン鉱夫の人は、後ろ(背中)側も、長靴も鉛製でしょうね。手袋も? 手袋も鉛ですか? ヘルメットも鉛。眼鏡も。眼鏡も鉛? ??

「ウラン鉱夫の人たちの安全は、こういうふうにして守ります」ということ(具体例)も示してほしいです。

あと、「地層処分」というのは、「地下300メートルより深い安定した地盤に埋設」するそうですが、日本は地震国です。「安定した地盤」てあるのですか? 震度7くらいでも安定している地盤てあるのですか? 「ここと、ここと、… にあります」と、地名を挙げていただきたいです。

また、「電気のゴミ(原発のゴミ)は、放射能が減衰して人体にとって無害になるまで数万年掛かる」そうです。換言すれば、「超、超、超危険物質を使って電気を起こします。」ということですね。

例えば、青酸カリやダイオキシンを使って電気を起こします。」といわれたら?

「何もそんなに危険なものを使わなくても」、と思いますよね。「もっと安全なものを使えばいいのに」、と。

そうですよ、やっぱり私は、原発反対です。

「3種類の人々」

2009-10-28 14:28:33 | Weblog
「3種類の人々」

私は時々、阪神淡路大震災3年後に、被災者が言われていたことを、思い出します。

地震が起きた当座は、大変だった。

破壊され、無くなった人もいる。…  救援物資に頼らざるを得ない、しかし、その救援物資を横取り、分捕って行く人もいる。

NHKテレビの「震災特集」で見たと記憶しています。

話されていたAさんは、

「3年経って振り返ってみて、震災当時は3種類の人々がいると思った。

1番目は、地震が起きて、自分や自分の家族も大変。だけど、それでも、他人のために駆けずり回っている人。奔走している人。

2番目は、茫然自失の人。ショックが大きくて、何も手につかないでいる人。

3番目は、こういう大変な時に、生活物資の値段を吊り上げて売ったりして儲けている人。あるいは、火災が起きているのに、さらに火をつけて回っている人。

私は、特に、3番目の人には、腹が立ちました。けれど、3年経って、落ち着いて…

考えてみると、どの人も、1番目の人も、2番目の人も、3番目の人も、精一杯生きていたんだなあと思いました。

1番が良くて、そりゃあ、1番の人は立派だと思いますけど、2番目、3番目の人も、その人なりに一生懸命である点においては、同じだったんだなあと思いました。」

と。私は唸りました。時々思い出すのです。

「日本人には牛乳の分解酵素がない」

2009-10-27 16:36:03 | Weblog
「日本人には牛乳の分解酵素がない」

戦後、牛乳が普及して、パンと牛乳を中心に、栄養のバランスのとれた献立を楽しませてもらいました。私もその一人です。特に牛乳はタンパク質が豊富で、完全食品だと、毎日飲みました。(パンも毎日食べさせてもらいました。)

しかし、(私が)50歳を過ぎてですが、「日本人には牛乳のたんぱく質を分解する酵素がない」ということを知りました!  … ム  ム  ム  …

栄養になると思っていたのに… 

アメリカに、してやられた、と思いました。

しかし、冷静になって …  考えてみたら、(牛乳を飲まない人生なんて、つまらないな)と思いました。牛乳を使った料理は、いくらでも、までは行かないけど、多数思いつきそうです。(牛乳を毎日飲んでりゃ、そのうち、分解酵素も出来るさ)と思えてきました。

何が福で、何が禍になるか、分からないものだなあ、と思いました。

しかし、  しかし  …   コンピューターもそうだったそうですが、最初は軍用だったと。

今は?  今は、例えば、「脳」を操作しようとしているそうです。戦争中、心理学者の研究が軍事用に利用されようとしていたのだそうですが(『操作される脳』、 ジョナサン・D・モレル著、アスキー・メディアワークス)、それよりも、科学(原爆)の方が緊急だったので、心理学の方は’地味’だったのだそうです。

脳や心理学の研究を戦争用に用いるのは、止めてほしいです。そのようにして他国を攻撃すれば、アメリカは世界の強国でいられる、と思うのは、間違いです。

だって、そんなことをすれば、他の全ての国から嫌われるでしょう。強国 ならぬ、孤国 になって行くでしょう、はい。

「世界から好かれるようにするには、どうしたら良いか」の方へ、作戦変更してほしいです。

「原爆を廃棄しようとしているじゃないか」って?

でも、(原発を止めないと(原爆の材料だから)、信用できん)と、私は心の中で、悪タレをついています。

す、すいません。 (平和の方向へと)始まったばかりなのですね。




「八ッ場ダムに関連してーー鮭の産卵」

2009-10-22 20:01:28 | Weblog
「八ッ場ダムに関連してーー鮭の産卵」

八ッ場(やんば)ダム建設を続けるか、中止するか、問題になっています。

「八ッ場ダム工事事務所」のHPでは、ここ30年、降水量が少なくなっているので、ダムが必要だと書いてあるし、反対派は、少子化で水の使用量が減るのだから、ダムは必要ないと言っています。

それに関することは、関係者にお任せするとして、私は鮭の産卵について、面白いものを見つけました。

『鮭はダムに殺されたーー二風谷ダムとユーラップ川からの警鐘』 (稗田一俊著、岩波書店)という本に、「鮭を観察していると、いろんな鮭がいておもしろい」とあります。

いろんな性格の鮭がいてーー逞しいオス、面倒見が良いオス、何となく頼りないオス、こずるいオス;メスにも、良妻賢母型のメス、状況判断の良いメス、コギャルなメス… →(*)

気温は-10度、それ以下になっても、温かい湧き水に守られて冬を越し、海へ出て行って育ち、また元の川へ戻ってくる… 自然て、うまい具合に出来ているなあ、と思う。

人間もそんなふうに生きられたら、いいなあと思う。

そんなふうに(自然に)生きている動物、植物を見られたら、いいです(文句ないです)。 (ダムが出来ると、鮭は殺される可能性が高くなるのですか?)

人間社会に、もう少し、助け合いがあっても良いような気がします。「助け合い」というのは、結果が出せなかったり、失敗してしまった時こそ、責めたり、非難したりするのではなく、守る、かばう、ようにしてあげたらよいと思います。

正しく出来なかった時には、罰しますよね。罰するべきだと思いますけど、その前に、なぜそんなことをしたのか、相手を理解しようとしても、バチは当たらないんじゃないかと思います。

かえってそれをしない方が、たったそれだけの事で、人類は大損をしている思いますけど。


(*)
P.187
私には、鮭は友達で、話し相手でもあった。何度も何度も鮭を見続けていると、何となく鮭の性格が見えてくる、

逞しい雄々しいオス、面倒見が良いオス、何となく頼りないオス、こずるいオス、おかまチックなオス、オスの鮭でも色々なタイプがいる。

メスもまた、良妻賢母型のメス、状況判断の良いメス、物事をわきまえているメス、ヒステリックなメスにコギャルなメス、そして鮭にも安産や難産があるのだ。まるで人間社会の縮図がそこにあった。こんな話をすると、研究者からバカにされてしまう。

「お前の見方は主観的だ」

と言われてしまうのだが、じっと見ていると、鮭それぞれに性格が違い、個性が見えてくるのだ。それでも、本当だから仕方がない。サケ心理学という学問があっても良いと思う。文句を言う前に、サケをたくさん見てほしい。ほんとなんだから。

人間模様をもじって、産卵場に集まったサケ模様は実に複雑で、かしましいのである。あっちこっちで、結婚相手を巡ってケンカをしているかと思うと、産卵場所の守りや奪い合いで争う姿も見られる。川底を掘る水しぶき、ケンカをする水しぶき、…サケの産卵場は終日喧騒の中にある。

賑わいの川にどっかりと座り込み、カメラを構えていると、大きなオスがやって来て、「お前なあ、目障りなんだよ。そっから出て行きな」、とでも言うように、カメラの前で背びれを立て、胸ビレを広げ、頭をやや下げて口を開き、こちらをにらみつけながら、私の膝に身体を押し付けてくる。私も負けずに押しやり、足を伸ばして、つま先でサケの身体を押しやる。押しやれば相手も押し返してくる。カメラの前に立ちはだかられたのでは撮影できない。追い払おうと、

「エイッ!」

と、足先で蹴ったら、何と蹴った足に

「ガブッ!」

とかぶりついてきた。そのしぶきを頭から浴びせられた。サケは気が強い。身体の大きさはこちらの方が大きいのに、逆らってくる。なかなか逞しい。時々後ろからも別のサケに押されることがある。(後略)

「食品添加物入りの食品→中国」

2009-10-21 21:30:26 | Weblog
「食品添加物入りの食品→中国」


私は「食品添加物」という言葉は知っていたし、大層多くの量が、大層多くの種類の食品に使用されているそうな、という認識もありました。

けれど、これほど、とは思いませんでした。(『食品の裏側ーーみんな大好きな食品添加物』 安部司著、東洋経済新報社より)

○ラーメンスープは、醤油味にしても、味噌味にしても、(骨を煮てダシを取る)スープのスの字も入っていないそうです。

塩化ナトリウム100%の「塩」、「化学調味料」(グルタミン酸ナトリウム)、(塩酸を使用して短時間で作った)「たんぱく質加水分解物」の3点セット+香料などで作られているそうです。


○切り口の綺麗な野菜や、野菜サラダは、切った野菜を薬品の入ったプール(ご丁寧に濃度の異なる数種のプール)に、漬けるのだそうです。


○「プリンハム」って、ご存知ですか?

100kgの豚肉を130㎏に増量させて作るハムのことだそうです。増えた30kg分は、水をゼラチンで固めたものを多数の注射器で注入するそうです。全体に行き渡らせるため、それを手で揉んで、後、添加物をジャブジャブ入れるそうです。

読んでいて気持ちが悪くなりました。


○お醤油は、まともに作れば、1ℓ、1000円するそうです。

私は300円くらいのを利用していますが、見たら、アルコールも入っていました。

本物ではないものが当たり前になっているのですね。日本では農薬も多く使っているし…


そこで、ふと思いついたのですが、「毒餃子事件」等、中国産の野菜、食品の安全性が問題になったことです。

確かに、食品が危険なのはとんでもないことですが、でもよく考えてみると、日本の方が「先輩」で、中国は「後追い」をしているだけではないのですか?

流通のあり方が、規格にはまっていないとお金にならない、ということもあるし…

アメリカだって、危険なやり方をしていますよね。狂牛病や遺伝子組み換え食品なんかは、その際たる物だと思います。

「中国の食品は危険だ!」といって中国を100%責めるのは、日本にとっては、「真珠湾攻撃」だけを取り上げて「卑怯だ!」と言われるようなものではないかと思いました。

中国としては、台湾は、中国領ですか。ゆくゆくは尖閣諸島も、沖縄も、中国領にしようとしているそうですが、「危険な食品」のような背景があるなら、「中国は強い国である」という事実を作らざるを得ないだろう、と思います。

周辺少数民族(チベットや東トルキスタンなど)を迫害することも、何か理由があるのではないですか?

私は当事者ではないから、呑気でいられるのだろうけど、16世紀以降、植民地政策を進めてきたのは、白人の国々だったではないですか。

「中国の食品は危険だ(それは悪い)!」と非難するのなら、「日本やアメリカの食品も危険だ(それも悪い)!」とも非難すべき、と思います。

中国だけを非難するのなら、(中国は)「膨張政策」をやらざるを得ないのではないか、と思いますけど。




「日本IBM様」

2009-10-19 15:58:29 | Weblog
「日本IBM様」

『どうする不況リストラ正社員切り』(徳住堅治・君和田伸仁著、旬報社)に、

「日本IBMは2008年秋から約1000名の退職強要リストラを開始しています。IBMは、11月7日「HPC(High Program Culture」の方針と内容という取締役執行役員の声明を発表いたしました。

そこでは、高い業績を上げる社員こそがIBMの社員といえます。HPCこそがIBM本社の企業文化です。IBMは能力主義を強化し、スキルを最大限発揮し、実績を伸ばそうとする社員を大いに応援したいと考えています。

一方業績が低く、改善が見られない社員は社外でキャリアを求めることを含め、将来について真剣にご検討、ご判断いただきたいと思います。」

と宣言されています。

高い業績を上げる社員とそうでない社員を区分けして高い業績を上げる社員以外は全て会社を辞めてもらい、別の会社で、パフォーマンスを考えてもらいたい、つまり、「自ら退職しなさい」と迫ったのです。」
                          (引用終わり)

とあります。

これは、日本で行われたことでした。

「高い業績」とは、「大きな利益の額」でしょう。

『キャノン』の社長さんだった御手洗冨士夫氏(現在日本経団連会長)は、1966年から23年間『キャノンUSA』に出向していたそうですが、「会社は誰のために」(丹羽)宇一郎と共著、文芸春秋)という本の中で、こんなことを述べておられます。

当時日本では、「売上高」(シェアの拡大)が重視されていたそうですが、アメリカでは「利益」だったそうです。

帳簿上の売り上げは300万ドルあったけれど、経費等を差し引くと、6千ドル(6万ドルではなくて)しか残らなかった。

P.33「そこでアメリカの税務署から脱税の疑いをかけられてしまった。売上高が300万ドルもあるのに、利益が6千ドルしかないのはおかしい、というわけです。そこで税務署から係員が来て、あれこれ調べていったのですが、赤字ギリギリだった我社の実態を知って彼は言いました。

「お前に良いアドバイスを上げよう。今ある売掛金を全部回収して、それを銀行の定期預金に預け、皆さんは日本に帰りなさい。そうすれば確実に預金金利5%が出る。」

この言葉は、私にとって、衝撃的でした。」
                            (引用終わり)

アメリカは、ドライというか、割り切っているというか…

「利益」か、「売上高」かは、さておき、日本IBMの、「優秀な人材のみ、残れ」というやり方は、日本には合わないと思います。

『モンスターペアレントの正体』 (山脇由貴子著、中央法規)に、「なぜ「モンスターペアレント」が出現したのか」に、「生き苦しいから」とあります。(→(*))

企業の、「いいとこ取り」のやり方が、学校も同じ、になっている。

日本IBMの、このやり方が「普通」になるならば、苛めはもっと増え、虐待の家庭も急増するのではないかと思います。(「モンスターペアレント」も当然増えると思う)

絶対に止めていただきたいです。


(*)
「異質であるものを排除する」

前述の通り、普通学級で適応できるIQの幅が狭くなっている。授業についていけなかったり、授業中立ち歩いてしまったり、集団の流れに乗るのが難しい子達は、「普通学級でやって行くのは難しい」と判断され、普通級ではない学級に移ることを勧められる。これは、やはり前に述べたとおり、学校と保護者との関係性から生じてきた傾向であり、担任や学校だけの判断によるものではない。

しかしこうした傾向が子供たちのどのような影響を与えるか、。「普通学級ではやってゆけない」と判断されてしまったということは、ある側面「普通ではない」とみなされたということである、ということは本人が感じるだけではなく、周囲の子も同様に感じる。

当然子供たちは、IQのことなど考えはしない。「普通」と判断される幅が狭くなっていることなどにも気付いていない。当然のことである。しかし雰囲気だけは感じ、察するようになる。「普通ではない」子はクラスにいられなくなるのだ、ということを。

この雰囲気を作り上げているのは、大人である。少しでも「普通ではない」と思われる子を普通学級から排除してしまう雰囲気である。もちろん、大人たちには排除するという意識はない。「普通ではない」とも思ってはないかもしれない。その子自身のレベルにあった教育を受けさせることがその子のためであると本心から思っている保護者もいるだろう。もちろん、その裏には、授業をスムーズに進めてほしい、何の問題もない学校生活を我が子に送らせたい、という保護者の意向はあり、苦情を発生させたくない、トラブルを起こしたくない、という教師それぞれの思いはあるのだが。

この、大人が作り上げた雰囲気は確実に子供たちの影響を与える。ちょっとでも変わっている子や、クラスで浮いてしまっている子、授業についていけない子、友人関係が結べない子は、「異質な存在」とみなされる。そして子供たちもまた、その子を自然と排除してまうようになる。



「認知症」

2009-10-11 18:43:41 | Weblog
「認知症」

私は地区の役員をやらせていただいています。

研修会がありました。「認知症について」でした。

「認知症」になると、身だしなみを構わなくなったり(色やデザインを気にしなくなる/ 不潔になる)
娘が行っても、「あんた、だれ?」と訊いたり、

「財布が無い、無い」といって捜しているので、机の下にあったので、おばあさん、ありましたよ」と、出してあげると、「あんた、取ったんじゃろう。泥棒!」と言われたり…

腹が立っても、怒ってはいけないのですね。責めてはダメ。

実の子なのに「あんた、だれ?」と言われたら、「あんたの子じゃが」と言えば良いのでしょうか。

財布でも何でも、「無い、無い」と捜していたら、机の下だと見つけにくいから、机の上とか、見つけやすいところに置いて、本人が見つけるようにしてあげたら良いのだそうです。

とにかく、受け入れてあげること、話をよく聴くことなどが大切なのだそうです。

私は、これは子供と一緒だな、と思いました。

子供から、大人になって、老人になって…

子供と老人が似ているのは、面白いなと思いました。

待てよ、子供と老人が「受け入れること」が大事なのなら、大人も、もしかして、そうなのかも?と思いました。

始めにノルマありきで、長時間労働というのは、その上、ガミガミ言われるばかりなら、そういうのは間違っているんじゃないか、と思いました。




「医師の暴走(暴言)?」

2009-10-10 14:51:20 | Weblog
「医師の暴走(暴言)?」

(『ネットで暴走する医師たちーー<医療崩壊>の深部で何が起きているか』 (鳥集徹(とりどまり・とおる)著、WAVE出版)より)

医師不足、医師の長時間労働など、大変なことが起きています。

Net上に、医師しか参加できない掲示板があるそうです。

そこや、医師のブログを覗いて見て、著者はこの本を書かれています。

2007、8、8 奈良県の町立大淀病院で妊婦が意識不明となり、転送先を探したが、19病院に断られ、6時間後、脳出血の手術と同時に帝王切開を受けた。赤ちゃんは助かったが、妊婦は死亡した。

この件で、医師側は、「できるだけのことはやった」(多くの医師がそう認めている)

遺族側は、「誠意が感じられない」と受け取っています。

掲示板には、こんなことが書かれています。

○「どうしてCTを撮らなかったのか? 疑問です。私も妊娠35週の妊婦の脳出血を2例経験しましたが、子癇発作とは明らかに異なる様子でした。

CTを撮っていれば、診断はもっと明らかになっていたと思うし、呼吸管理もちゃんとできていたのではないでしょうか?
患者搬送についても、脳外科への説得力もあったと思いますし、受け入れてくれた可能性は高かったと考えます。単に子癇発作だけでは脳外科医も腰が引けるのは当然でしょう。手錠は誰も掛けられたくないですから。

患者を移動させるリスクを考えるなら、患者を放置するリスクも無視できないと思います。担当医師の経験年数は分かりませんが、適切な検査があっちこっちに電話する無駄な時間を省いてくれたと考えます。」

○「普通に症例を考察して何が悪いのでしょうか? ある程度経験を積んだ医師なら現場にいなくても当該医師の苦悩は理解できますし、アセスメントも出来るんです。冷静に判断も出来ます。この程度のことでバカだ、ウンコだとは言わない方が懸命だと思います。

マスコミや司法を恐れすぎです。マスコミが過剰報道していることは誰でも分かっています。いじめの自殺報道で分かるでしょ。」

○現場にいもしないで、好き勝手なことをほざくんじゃない! 後からでは、何とでも言えるんじゃ。医師が裁判官と同じレベルでどうする」 (鳥集氏ーー「推薦」は554、「不適切」の57の10倍にも上がっている)

○「しかし、この事件が非常に不幸なのは、どの医療事故も一緒ですが、まずいことが連鎖していますよね。妊婦で脳出血なら、皆さんご指摘のように産婦人科、NICU、脳外科、小児科、緊急手術対応となるので大学病院、もしくはそれに準ずる施設以外は受け入れ不可能です。19施設が断ったと報道されていますが、断るのは当然です。受け入れできる施設ではないから。

推測ですが、術後1週間程度で死亡していますので、かなり大きい出血で、脳ヘルニアだったと思います。百歩譲ってCTを撮っていても救命できた可能性は少なかったのではないかと思います。

逆に家族も、そこまでして死亡したなら仕方ないと、諦めがついたのかも知れません。

朝から、みのもんた氏が物知り顔で叱責していたのがムショウに腹が立ちました.母子救急のシステム不備がこれで解消されることが、母親の死を無駄にしない一番の方法と思います。医療者としては辛いですね。」

鳥集氏は、「その他の投稿を見ても、医師や病院の対応を擁護する書き込みには多数の「推薦」ボタンが押される。反対に、医師や病院の対応を批判的に検証しようとする書き込みは、多数の「不適切」ボタンが押され、排除されていく」と書かれています。

私は、筆者は、’何が正しいか’に焦点を当てて見ていると思う。

医師は、確かに、書き方は暴走しているかも知れないが、その背景に、何か、やんごとなき(重大な!、緊急の!)事情がありそうだ、というのは感じられると思う。

私は、「正しいこと」よりも、「人」に焦点を当てて見ていったほうが、余程お互いに楽だし、改善に結びつくのではないかと思う。

例えば、この場合、仮に、医師の側に「非」があるとしても、「でも、そういう事情もあったんですよね」と、医師の主張の認められるところは、認めたらいいじゃない、と思う。

この本の「目次」を拾ってみると、

・「真実を求める遺族は、「モンスター」か」

・「テロリスト」と呼ばれた被害者

・「ネット医師たちはなぜ暴走するのか」

等、「医師の側に「「非」がありき」、という見方になっていると思います。

筆者はマスコミにおられるのだから、マスコミ人として、言わずにはいられない、譲れない事情もあるのだと思う。

でも、「正しくあるべきだ!」ばかり言っていたら、かえって、人間疎外になりませんか?
人間が、「正しいこと」の、’家来’みたいになっちゃいませんか?

「人」にも焦点を当てましょうよ!! と言いたいです。


「除草剤の中の発芽抑制剤の恐怖」

2009-10-08 06:37:00 | Weblog
「除草剤の中の発芽抑制剤の恐怖」

除草剤には、「枯葉剤」と「発芽抑制剤」と「成長抑制剤」が含まれているそうです。

「枯葉剤」の主成分はダイオキシン類だと私は理解しています。

ダイオキシンは、生命体を破壊して酷い場合には死に至らしめるのです。

だけど、これだけだったら、その時点で多数の死亡(殺された)者がいた、という事実はあるでしょうが、次に世代が生まれれば、人類の滅亡にはならないそうです。

怖いのは、「発芽抑制剤」だそうです。次の世代が出来ないようにさせるのです。貝やワニがメス化しているとか、人間の男性の精子数が約半分に減っているとか、等です。

近頃、女性化した男性が増えてきたと、『環境ホルモンの元凶は除草剤だった』(浅井敏雄著、文芸社)に書いてありましたが、そう言われれば、そうかなあ、と思います。自然界で起きている「メス化現象」が、人間でも起きているという、ごく自然なことなのだそうです。

「成長抑制剤」というのは、多動性の児童が増えてきたとか、自閉症とかです。大人になるのを妨げるのですね。

これ=除草剤は、是非とも止めないといけませんよね。

といっても、(草取りか ~  … )ですよね。

農家の方が言われていました。「夏は、雑草との戦いです」と。

うーん、でも今、不景気で、失業者が多いから、夏は草取りをしてもらったら、どうだろう?

冬は、竹細工、藁細工、など、どうだろう?(昔の、「夜なべ」ですね(笑))

無農薬の野菜を、まずは、学校や病院に届ける→学校や病院を、田んぼ(畑)の中に建てる。

草取りをしてくださる人には、食・住は、保障される。   難しいか? …

「アメリカ社会が忙しい理由」

2009-10-06 11:07:53 | Weblog
「アメリカ社会が忙しい理由」

「アメリカ社会が忙しい」とは、私から見て、そのように感じます。

アメリカ人にとっては普通かもしれません。

私からの要望を書かせていただきます。

アメリカ人の行動パターンは、「出来るようになったら、いいよ」だと思います。

アメリカ社会を、「スピーディに仕事をすることが、アメリカ人としての必須条件なのだ」というふうに導いている人が存在していると思います。

私はよく分かりませんが、ロックフエラーとか、ロスチャイルドのグループということになるのではないかと思います。

なぜそのように、するのか?

簡単です。

キリスト教徒は、「イエス・キリストを救い主として信じたら、いいよ」、というやり方をしてきたと思います。

そうでないユダヤ人は、目の敵にされ、迫害されてきたと思います。

資本主義の時代になり、ユダヤ人が力をつけてきた今、キリスト教会に対して、「ノー!!」といっているのだと思います。(キリスト教会にされたように、 返している)

「イエス・キリストを救い主として信じたら、いいよ」ではなく、「イエス・キリストを救い主として信じていなくても、あなたの存在は尊いのです」を、まず一番に、して欲しいのです。

非キリスト者にとっては、そうです。というより、命あるもの皆にとって、そうではないでしょうか。まずは、安心していたい。自分は存在してもいいんだと、その保障を得たい。身体が食物を求めるように、心は安心を求める、これがなぜいけないのでしょうか?

まず「イエス・キリストを信じなさい」とやるから、

「何が何でも、じゃじゃ馬のように働いて、利益を上げよ!」と、されるのですよ。


*   *   *   *   *   *   *   *


私は提案したいことがあります。

モノカルチャー=広い場所に単一作物を栽培することは、すべきでないように思います。自然の法則に反すると思います。

バナナなり、コーヒーなりと共に、それと相性の良い木や草とか(私だったら野菜を植えると思いますが) …   も、植える、植えなければいけない、としたらどうかな、と思います。


「ユダヤ人は冷酷?」

2009-10-05 13:52:19 | Weblog
「ユダヤ人は冷酷?」

『ユダヤ・ロスチャイルド、世界冷酷支配年表』 (アンドリュー・ヒッチコック著、成甲書房)の表表紙の裏に、

「この地球上の全ての戦争、全ての虐殺事件の責任は、事実上たった一つ、--実にたった一つの集団になる。この悪しき徒党は数こそ少ないが、執念深いタコのように触手を伸ばし、膨大な数の罪もない犠牲者たちを捕らえ、絞め殺すのだ。」

と書いてあります。

「たったひつの集団」とはロスチャイルド一族のことだと思います。

以下は、私が思っていることです。

非行や事件を起こすと、この行為や結果のみを見られて、(何て(何という冷酷な)犯罪を犯すんだ!)と、見下げられます。

酒鬼薔薇聖斗の少年A(当時)は、とても厳しい’躾’を受けていて、本人にとってはそのことがとても重圧になっていました。彼は、お母さんに甘えたかったのだと思います。甘えることがまったくできずに、’躾’と称して親に支配される(ように本人は感じている)、弟が泣くと、叩かれる。それが毎日毎日です。中一では12年も続いていることになります。

バスジャック事件を起こした少年もそうです。

大阪の池田小学校に乱入して死傷事件を起こした宅間守も、被虐待児でした。

私が不満に思うのは、「事件を起こすまでの経過を、どうして見てくれないのだろう」、ということです。」

事件を起こすまでの状態にあって、あなただったら忍耐できるのか?、と思います。

そんな思いで、ユダヤ人、~ ロスチャイルド家を眺めると、産業革命までは、虐げられるばっかりだったように思います。

スペインでは、1492年まではユダヤ人のにも比較的自由はあったのですか? でもそれ以後は、追い出されたのですよね?

ユダヤ人がどんな扱いを受けていたかは、私は知りません。

でも、ユダヤ人にとっては、「執念深いタコのように触手を伸ばし、膨大な数の罪もない犠牲者たちをとらえ、絞め殺す」、に匹敵することを、されていたのだと思います。


『ユダヤ教思想における悪ーーなぜ今「悪」なのかーー』(植村∑(ナチスの鍵十字)編著、小岸昭/池田潤/赤井敏夫 共著、

出だしからして、すごいです。

第1章
はじめに
「ユダヤ教思想における悪を論じるには、まず聖書ヘブライ語において、「悪」という語が持つ意味を確定しておく必要がある。」

とあります。私にはまるで、「ユダヤ教思想史には、「悪」しかないのだ」と言われているように聞こえます。(読めます)

この目線こそが、原爆を生み出し、生物兵器を作らせ、罪もない膨大な人々をも殺さないではいられなくさせる元凶だと私は思っています。(ユダヤ人はどのように思っておられるのか、知りません。あくまでも、私の思い、感じ方です。)

私から見たら、ロスチャイルド家が世界を冷酷支配しているのは、キリスト教会に対する復習、または、「キリスト教会よ、そういうやり方はやめてくれ!」と叫んでいるように見えます。

「そういうやり方は止めてくれ」というのは、「初めにイエス、キリストを救い主として信じていることありき」で、被殖民国の人々、特に、中南米の原住民のほとんどを殺しましたよね。ああいうやり方は止めてくれ、といっているのではないかと思います。私も全く同感です。(!!!)

死んだ人(イエス・キリスト)が生き返ったなんて、信じられないのが普通だと思う。それを、信じないのが悪いなんて、無茶苦茶だ。伝え方をよほど工夫しないといけないな、というふうにキリスト教会は思ってほしいです。

「イエス・キリストを救い主と信じない者は神への反逆者だ」と、キリスト教会が思っている限り(ユダヤ人ならずとも、理解できず、腹が立ちます)、キリスト教徒は、他から攻撃される可能性があると思います。



「臓器移植について」

2009-10-04 19:45:42 | Weblog
「臓器移植について」

今は、臓器移植をするのは(できるのは)、「脳死」の人から、ということになっているのだと思います。

だけど、これがまた、ややこしいのです。

「脳死」の状態と「植物人間」の状態とは、違うのです。ご存知でしたか?


「脳死」というのは、医学的には、大脳、小脳、脳幹、全てが機能停止した状態です。

「植物人間」状態というのは、大脳、小脳が機能停止した状態です。

大脳は、思考や意識、感覚などをつかさどる司令塔です。

小脳は、運動や平衡感覚などです。

「脳幹」は、呼吸や循環、体温保持などの、生命活動一般です。

「脳死」の状態は、大脳、小脳に加えて、脳幹まで機能停止した状態なので、意識や感覚もないし、身体を動かすこともできない、呼吸や循環の機能も停止しているわけだから(呼吸器で動かされてはいるが)、遠からず、死ぬ筈、なのである。

ところが、脳には視床下部というところがあって、そこが生きていたら、オキシトシンというホルモンが分泌されているので、「死体」が子供を産むことが出来るのだそうです。

と、ややこしいので、「脳死」云々は、このくらいにして、

私は、臓器移植は、死んだ人からすればいと思います。

「死んだら」というのは、「心臓停止」です。

でも、心臓が停止してすぐだと、脳はまだ生きているとかで、心臓停止してすぐ臓器を摘出すると、「死体」は激痛に耐えなければいけない、のだそうです。

ならば、心臓停止後、すぐに麻酔をして臓器を摘出したら良いですよね。

私は総合病院で、残念にも、死亡される方もおられると思う。

亡くなられた方がいて、臓器を必要としている人がいる、ならば、何とかやりくりできないか、と思います。

けれど、一つの病院、または、近隣の病院で、移植を可にすると、話が難しくなったりすると思う。

例えば、亡くなられた方、Aさんの、心臓を、Bさんではなくて、Cさんに移植したんだってね、Cさんは、有力な人のコネがあるから…

そんなになると、困りますよね。


人間関係が絡んでくると、難しくなる、というより、’避ける’傾向にあると思います。

「臓器移植を必要としている人がいて、亡くなられた方がいる。ならば、何とかして移植をしてあげたい」、と言われていたのは、宇和島徳洲会病院の万波医師でした。

私は、万波医師は、至極まっとうなことを言われていたと思いますが、マスコミでは、日本移植学会の許可も得ていない、など、’叩かれて’いたように思います。

今回の題は、「臓器移植について」です。

臓器移植によらない方法、再生医療とか、その他の方法が、早く開かれてらいいな、と思います。

私が思っていたテーマは、人間関係がもっと良くなったら=人と人との’つながり’がもっと密になったら、臓器移植も、もっと容易にできるようになると思うし、犯罪なんかも、減ると思ったのです。