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「臓器移植について」

2009-10-04 19:45:42 | Weblog
「臓器移植について」

今は、臓器移植をするのは(できるのは)、「脳死」の人から、ということになっているのだと思います。

だけど、これがまた、ややこしいのです。

「脳死」の状態と「植物人間」の状態とは、違うのです。ご存知でしたか?


「脳死」というのは、医学的には、大脳、小脳、脳幹、全てが機能停止した状態です。

「植物人間」状態というのは、大脳、小脳が機能停止した状態です。

大脳は、思考や意識、感覚などをつかさどる司令塔です。

小脳は、運動や平衡感覚などです。

「脳幹」は、呼吸や循環、体温保持などの、生命活動一般です。

「脳死」の状態は、大脳、小脳に加えて、脳幹まで機能停止した状態なので、意識や感覚もないし、身体を動かすこともできない、呼吸や循環の機能も停止しているわけだから(呼吸器で動かされてはいるが)、遠からず、死ぬ筈、なのである。

ところが、脳には視床下部というところがあって、そこが生きていたら、オキシトシンというホルモンが分泌されているので、「死体」が子供を産むことが出来るのだそうです。

と、ややこしいので、「脳死」云々は、このくらいにして、

私は、臓器移植は、死んだ人からすればいと思います。

「死んだら」というのは、「心臓停止」です。

でも、心臓が停止してすぐだと、脳はまだ生きているとかで、心臓停止してすぐ臓器を摘出すると、「死体」は激痛に耐えなければいけない、のだそうです。

ならば、心臓停止後、すぐに麻酔をして臓器を摘出したら良いですよね。

私は総合病院で、残念にも、死亡される方もおられると思う。

亡くなられた方がいて、臓器を必要としている人がいる、ならば、何とかやりくりできないか、と思います。

けれど、一つの病院、または、近隣の病院で、移植を可にすると、話が難しくなったりすると思う。

例えば、亡くなられた方、Aさんの、心臓を、Bさんではなくて、Cさんに移植したんだってね、Cさんは、有力な人のコネがあるから…

そんなになると、困りますよね。


人間関係が絡んでくると、難しくなる、というより、’避ける’傾向にあると思います。

「臓器移植を必要としている人がいて、亡くなられた方がいる。ならば、何とかして移植をしてあげたい」、と言われていたのは、宇和島徳洲会病院の万波医師でした。

私は、万波医師は、至極まっとうなことを言われていたと思いますが、マスコミでは、日本移植学会の許可も得ていない、など、’叩かれて’いたように思います。

今回の題は、「臓器移植について」です。

臓器移植によらない方法、再生医療とか、その他の方法が、早く開かれてらいいな、と思います。

私が思っていたテーマは、人間関係がもっと良くなったら=人と人との’つながり’がもっと密になったら、臓器移植も、もっと容易にできるようになると思うし、犯罪なんかも、減ると思ったのです。