地球の危機!

私は、「環境goo」のファンです。
私も 地球を(人も)守りたい!

「放射能の害を軽減するもの」

2010-01-30 18:59:28 | Weblog
「放射能の害を軽減するもの」

放射能は、人間に多大な害を及ぼす。

日本は原爆を落とされて、(もう戦争は嫌だ!、原爆のような爆弾は2度と使ってはいけない!)と思った。

だが、欧米の国は、そうは思わなかったんだ。

広島、長崎で、多くの人が死に、都市が壊滅するのを見て、(何て素晴らしい爆弾だ!)と思ったらしい。

さらに、原爆の原理は「核分裂」で、「核融合」を利用すれば、もっと強力な爆弾、「水爆」を作ることができる、ということになったらしい。ならば、水爆の研究も扱わなければいけない、ということになったのだろう、実際、水爆の実験も行われた。

そして今。

原爆(水爆)の材料を、自国が少しでも多く持っていようと、原子力発電所の建設に邁進している。

これが今の時代なんだと思った。(凄まじい敵意ですね)


私は、(放射能を軽減させるものがある)と思いました。

木です。

「木とつきあう智恵」(エルウ゛ィン・トーマ著、地湧社)に、「ピュアウッド」工法で建てられた家屋の中では、放射能、電磁波の影響が小さくなる、と書いてあったのです。

まず、ちゃんと木を満月の日に伐らないといけません。そして、よく乾燥させて、職人技を駆使しての建材で建てられた家屋です。(畏れの気持ちがないといけません)

原子力発電では、確かに、CO2の発生はほぼ0でしょうが、ウラン鉱石を採掘する鉱夫さんや、発電所で不具合が起きた時部品を交換したりするのは、下請けの、下請けの… 会社で、その作業員さんたちの安全は、ほとんど考えられていないのだそうです。

私は、放射能を吸収するように建てられた家屋を、実際に作業する人=放射能を浴びる人に保障したら良いと思います。

原子力発電所は人口の少ない所に建てられているのだから、木造の一戸建て、または、マンション(ピュアウッド工法だと、マンション10階建ても、可)を作ることもできるのではないですか。

あと、炭と野菜です。野菜は、もちろん、無農薬の野菜です。

それと、チェルノブイリ一帯を立ち入り禁止にして、今は、植物が繁茂し、動物が我物顔に歩き回っているという事実。

放射能の半減期は安定するまでには、何万年以上だから、今も、チェルノブイリ付近には放射能が充満している筈。なのに、動植物が多くいる、ということは、彼ら(それら)の中に、放射能を軽減させる秘密があるのでは、と思います。研究してみたらどうかと思います。



「原発の廃棄物の地層処分」

2010-01-30 06:59:19 | Weblog
「原発の廃棄物の地層処分」

『知ってほしい、今、地層処分』に参加しました。

「原発の廃棄物」とは、「原発で使い終えた、5%の高レベル放射性廃棄物」のことです。

私は、仏、英の原子力発電所付近の住民には、重大な健康被害が出ている、ということを本で、パラパラと見ていました。

ウラン鉱石を採掘する付近からも、放射能が出ている。

原発を続ける目的は、原爆のためなのだ、見抜いたぞ! と思っていた。

しかし、それにもかかわらず、高レベル放射性廃棄物を地中に埋めようとしている。原発推進派の人たちは、どんな言い方をして、この会を進めて行くのだろうと、私は興味津々でした。

会が始まった。

原発はこんなに素晴らしい。CO2を出さないし、高いエネルギーを得られる、夢の発電方法だ。放射性廃棄物も地下深くに埋めれば安全だ。…


なるほど。一応説明を聞いて、休憩時間になった。

私は、話の進め方が、原発の利点しか言わなかったことが、ずるい、と思いました。


直前に読んでいた本(『核燃料サイクルの闇ーーイギリス、セラフイールドからの報告』 秋元健治著、現代書館)に、こう書いてあったのだ。


「この(長崎型原爆に使われた)プルトニウム239は、ウラン235(燃えやすいウラン)よりも少量で大きな破壊力を持つ爆弾の材料として好都合だった。さらにプルトニウムは、比較的容易にウランから科学的に分離が可能である。それはウラン238(燃えにくいウラン)から、ウラン235を大量エネルギーを投入して遠心分離機で長時間かけて分離する工程と比べると、明らかに単純だった。

こうした理由で、1946年から英の核兵器開発計画を立案した科学者たちは、広島型の濃縮ウラン爆弾ではなく、長崎型のプルトニウム爆弾の開発を志向した。そして、ウランをプルトニウムに変えるための原子炉、プルトニウム生産炉を早急に建設することを決定した。これは原子炉であるが、他国の軍事用原子炉と同様、発電のための設備、つまり核分裂の際に発生する熱を電気に転換するシステムをもたない’兵器級プルトニウム’を生産するための原子炉だった。
                                  (引用終わり)

これって、プルトニウムを使って発電するというのは、発電するフリをして、原爆(水爆?)の材料であるプルトニウムを作り、貯めている、と理解していいの?  えー っ ??

そういうことは一言も言われない。いただいた資料にも、「使い終えた燃料を再処理してウランやプルトニウムを取り出し、再び燃料として利用する「原子燃料サイクル」を進めています」と、サラリと書いてあった。

何で、それを言わないの? と考えていると、頭がガンガンしてきた。

…  


最後の最後になって、「国民に理解してもらうためには、原発の利点も、問題点も、国民に示して、原発には危険な面もあるんです、皆さんも一緒に考えてください、とした方が、協力を得られると思います」という発言がありました。

そうですよ、その通り、と思います。

廃棄物の処理の方法として、「(廃棄物を)太陽にぶち込む」と、司会者さんが、冗談だと思いますが、言われていましたが、私はよーくよ-く考えて、地中から掘り出したものは、地中に戻せば良いと思います。

だから、地層処分に賛成です。


いや、待てよ、→次回に続く

「戦争を未然に防ぐには」

2010-01-29 07:50:35 | Weblog
「戦争を未然に防ぐには」

戦争が起きる理由は、私は、

1、武器があるから
2、敵意があるから  だと思う。

①、2、に関連して、「国有林」。

今は’時間’が速過ぎる。私はそう感じる。私が のろまだからだ。

でも、じゃあ、のろまでない人は、考えるべきこと(例えば「戦争を防ぐためには」)を、考えているかといえば、そうでもないようだ。時間(ゆとり)がない(少なすぎる)からではないかと思う。

私は木を使えばいいと思う。木をどんどん使って、木の成長する速度に(人間が)合わせるようにしたら良いのではないかと思う。

そうしたら、「戦争しないためにはどうしたらいいいんだ?」と考えることもできると思うから、戦争や紛争が減っていくという寸法なのだ。

日本の国有林は、2010年から分割されるそうだ。

木材を伐り出す山は農林省、保護して行くべき山は環境省、の管轄になるらしい。

けれど、この二者の、どこが違うんだ?

山の生態を知り尽くしておられる、とまでは行かないかもしれないが、国有林を守ってこられた営林署の職員さんたちは、分割されることをとても憂えておられる。

2010年といえば、今年だ。山の木を伐り出す時に皆伐するから、保護が必要になるのだろう。皆伐しなければ=少しずつ伐ればいいじゃない、と思う。

国有林に関して、今年は注目だ。



② 2、に関して、「笑い」の効用

小波津正光著『お笑い沖縄ガイドーー貧乏い芸人のうちなーリポート』(NHK出版) より

小波津さんは、特に、沖縄の基地をテーマにしているお笑い芸人でいらっしゃる。ご存知の方のおられると思います。

こんな話が載っている。

沖縄民謡界の大御所、登川誠仁さん宅では、メジロとタウチー(闘鶏)を飼っていた。タウチーというのは、オリに近付くだけでも、すぐ、つつこうとしたり、肉を引きちぎったりする、とても獰猛な鶏のだ。そのタウチーが、戦意が失せていったというのだ。

闘鶏大会に連れて行ったとき、オリから出ないで、動かなくなってしまった。--(ねえ、三線弾かないの? 一緒に歌おうよー)という目をして。

この話を聞いた小波津さんの友人は、(これはすごいことだ! 相手が攻めてきたら、こっちは、チャンカチャンカって、歌って踊っていればいい。銃を向けられているのに、目の前で、「ハイヤイアヤサッサ」って楽しそうに踊っている人のことを、多分相手は撃たないよ。)と思ったそうだ。

私もそう思いたい。(そうはいかないことは、分かっているが)

’敵意’を’笑い’で、粉砕しちゃおう!

小波津さんは言う。
「沖縄には、ありがたいことに、米軍基地という危険なものがすぐそこにある。それが何度も事故や事件を起こしている危険なヤツだと分かっている。これが わったー(我々)の「危険なもの」に対する警戒心となり、反発となり、ブレーキになっている。

本土が「北朝鮮からミサイルが飛んでくる」とか言って騒ぎ出す、ずっと前からね。

そう考えると、米軍基地は、わん(自分)にとっては「凄くいいもの」で、言ってみれば「沖縄の特産品」やさ。ゴーヤやパイナップルと同じ、わったー(我々)ウチナンチュはこの特産品をもっと大切にしなきゃいけない」 だの、

「観光客を相手にした、スキューバーダイビング体験やサトウキビ狩り体験なんていうのは、沖縄のいろんな所でやっているけど、これからは、観光客相手に、「不発弾撤去作業体験」なんてやらせれば、もっと面白くなるさ。

沖縄は、その辺を掘れば、すぐ不発弾がゴロゴロ出てくるしや。」

「不発弾を実際に掘り起こし、撤去するまでを、専門のインストラクター(自衛隊員)が懇切丁寧に指導します! 信管を抜いた不発弾はお土産として持って帰ることも可能。ドキドキ不発弾撤去体験コースは、2980円と超格安!」

なーんてね。

言ってくれるわなー。でも「不発弾撤去」って良いんじゃない、と私も思う。(誰も参加しないか)

でも、案を出してみるだけでも、いいよね。とにかく、「笑い」って、素晴らしい!!



③「原子力発電をなくそう」

原子力発電は、電気を作り出すためでしょう。

とても危険なのに、結局は莫大な費用がかかるのに、なんで原発をやるんだろう?  と思っていたんだけど、分かった! 原爆を作るためなんだ。

つまり、原発をしている国は、「我々は原爆を作るぞ!」と言っているのと同じだということ。

だけど、それでも、原発を減らさない(益々増える傾向にある)事実からして、「敵意」があるのだ!

毒ガスを開発した人は、ドイツ在住ユダヤ人だった。祖国(ドイツ)に忠誠を見せるために、英、仏をやっつける毒ガスを開発したのだ。

ユダヤ人に敵意を持つのは、やめてくれー!それとも、「こういう理由でユダヤ人が悪いのだ」というい理由を示してほしい。私は分からないよ。良ければ、一緒に考えましょう。

「エイズの薬、他」

2010-01-27 20:14:55 | Weblog
「エイズの薬、他」

☆『昆虫が人を救う』 赤池学著、宝島社新書)より

医学博士である名取氏は、動物実験をする時に、モルモット用には器具などを消毒するのに、ウジ虫用には消毒しないのは何故なんだろう? と思われたそうだ。

そこで調べてみたら、何と、ウジ虫には必殺機能がついていて、ウジ虫にとって都合の悪い菌だか、ウイルスだか、だけを殺す物質が分泌されていたそうだ。

だから、ウジ虫が分泌する物質を調べれば、例えばガン細胞だけをやっつける物質(微生物?)も、見つかるかも知れないのだそうだ。

ということは、ですよ、仮に、エイズになった人がいるとして、その周りをハエが飛んでいたとすると、ハエが出す分泌物の中に、エイズウイルスだけをやっつけるものが含まれているかも知れない、ということになりませんか?


☆「アメリカの金融機関」

米のサブプライムローン(信用度の低い人向けの融資)の利率は、信用度の高い人向けより高くなっているそうだ。

信用度の高い人向けが、仮に、5%だとすると、低い人向けは、5.2%とか、6%か、7%か、どれだけ高くなっているのか知らないけれど、私は、このことが腹が立ってならないのだ。

米の大手金融機関は、米政府に援助してもらい、今は、その借金をほとんどの金融機関が返済出来たそうだ。

それで、米政府が金融制度改革をすると言ったら、金融機関にとって今までより不利になるのだろう、反対しているそうだ。

何を~。 貧しい人から剥ぎ取って、それで借金の返済をしたんじゃないか。

金融機関といえども、お金儲けばっかりするな!



☆「日本の消費者」

『中南米が、日本を追い抜く日』 (石田博士著、朝日新書)に、このような描写がある。

(M商事のアルゼンチン駐在員、N氏の記述)
発想を変えよう! 日本に、アルゼンチンの農畜産品を売り込もう! N氏は、新たな頂を見つけたような気持ちになった。

だが事は簡単ではなかった。

始めは、小麦だった。アルゼンチンの小麦はヨーロッパ原産だ。パン会社に売り込むと、「フランスパンには向いているが、食パンには難しい。日本向けには難しい。」と断られた。

次に、飼料としての大豆だった。調べると、ブラジル産や米産に比べて、たんぱく質が少し少ないことが分かった。
「餌にするにはたんぱく分を付加しないといけない。難しい」と言われた。

大豆がダメなら、トウモロコシはどうだ。
「少し赤みが強い。鶏に食べさせたら、肉が赤みを帯びる。」
鶏肉が少々赤くて、何がいけないのか。
「日本の消費者は鶏肉は白いものだと思っている。赤いと気持ち悪がられる。」

ならば、レモンはどうだろう?
 アルゼンチンは、実は、世界有数のレモン輸出国だ。その品質は折り紙つきだ。日本で売られているものより、皮が薄く、丸い形で絞りやすく果汁が多い。これなら、今日本で売られているものよりも利点が多い。
アルゼンチンから日本への柑橘類の輸出は2003年に解禁された。
「日本では、米から輸入している楕円形でないとダメなんです。パッケージが楕円形に合わせて出来ているし、楕円形でないと、レモンスライスが多く出来ない。」
しかし、皮が薄く、果汁が多いという利点がある。
「皮が薄いと、痛んでいるんじゃないかと、消費者から苦情がきます。」

万事がこの調子だった。

(中略)

牛肉はどうだ? アルゼンチンは狂牛病が発生していない国だ。
「ここの牛は、草で育っているでしょう。草で育つと肉が草臭くなるんですよ。やっぱり穀物で育てているのとは違う。」
                                (引用終わり)

N氏は、(なんじゃ、こりゃ!)と思われたそうだ。

そうだよね、おかしいよね! なんなんじゃ、こりゃ!

「働き方 (働かせ方)」

2010-01-26 20:54:41 | Weblog
「働き方 (働かせ方)」

『ワーキング・プアーーアメリカの下層社会』 (デイウ゜ィッド・K・シプラー著、岩波書店)に、このようにあります。(長いので要点を書きます)

・米国内の小さな縫製工場では、メキシコ人やタイ人、ホンジュラス人、韓国人などが働いている。

・その工場では、ミシンでジーンズ1着に前チャックを縫い合わせるごとに、0・75セントもらえる。(75セント稼ぐには100個付けなければいけない)

・時給は当時5.75ドル。(2008年1月から8ドルの予定)
つまり時給を稼ぐには、1時間に767個のチャックを付けなければいけない。(1個5秒以内)

・Kさんは、とても手早いので、1時間6ドルは稼げる。でも、時給分を稼げない時があれば、時給以上稼げた時と相殺される。

・時給を稼げない人は、辞めさせられる。

・雇用主は、納期があるので、労働者にノルマを果たすよう求める。


また、『あぶない肉』 (西沢江美子著、めこん)によると、アメリカ、食肉加工工場の実態は、このようであるそうだ。(要点を書きます)

・タイソン・フーズ社では、1時間に300頭の牛を屠畜・解体している。12秒で1頭である。「目の回るような速さで、次々と牛は肉になっていく。」

1工程に約4秒である。(日本の芝浦工場では、1日に300頭を丸1日かかっている。1工程あたり約70秒。)

こんなに早ければ、どんなに安全な技術で解体しても、危険部位が飛び散って、肉を汚染しかねない。

・2003年のタイソン・フーズ社の労働災害数は450件。10人に3人が指を切断、腰を痛めるなど、大きな労働災害にあっている。

当工場では、毎週20~25人が解雇され、また新しい人が入ってくる。

当工場の労働者はメキシコ人。

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こういう働かせ方は、「犯罪」ではないのですか?

だから、子供の奴隷労働が減らないんだ、と思う。

アメリカ産牛肉は、危険部位が入っていなくても、狂牛病の恐れがありますね。



「普天間基地」

2010-01-25 20:21:32 | Weblog
「普天間基地」

私は、「普天間基地を与那国島に移転する」と、提案させていただきました。その前に、「憲法9条」のことから。

憲法9条の条文は、こうです。

1、日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇、または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2、前項の目的を達するため、陸海空軍、その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない。

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『憲法9条を輸出せよ』 吉岡達也著、大月書店より、吉岡氏の提案。

その1、
紛争地では、丸腰でいることが、一番安全。自分の安全は、現地の人に守ってもらう。

吉岡氏は、あわや、という時に、現地の人が「彼(=吉岡氏)は、武器を持っていない!」と叫んでくれて、それもあって助かった、という経験をした。そのことゆえに、このように確信するに至った、と言われている。

ただし、それには条件があって、紛争地に行った時には、まず、そこの人と信頼関係を築くこと。自分はあなた方を攻撃しに来たのではない。これこれのことをするために、やってきたのだ、ということを理解してもらう。その上で、自分の安全は現地の人に守ってもらうようにする。

「守ってもらう」のは、「守らせる」のではないですね。

どちらが上とかではなく、対等に協力し合う関係で、そうなったら自然に守ってくれる。(現地の人が武器を持つか、持たないかは、現地の人に任せる)


その2、
戦争が起きてからは、武力の強い方がかつでしょう、必然的に、そうなると思います。

戦争が起きる前に、戦争が起きないように防ぐことが大事。


その3、
「自衛隊」という名前を「ワールド・セキュリティ・フォース」に変える。

「自衛隊」は軍隊で、統率が取れていて、高度な活動が出来ることが、素晴らしい点。

災害救助の時にも、同じものが要求されます。違いは、武器を持つか、持たないか、です。

そこで「自衛隊」を、戦争をする軍隊ではなくて、「救助活動が必要な時に派遣する部隊」にする。

訓練は、軍隊と同じことをするのです。武器を使わない点が、違うのです。


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ここからは、私の提案です。

普天間基地の米軍は県外(国外)へ移ってもらって、那覇空港にある自衛隊に、普天間飛行場で訓練してもらったらどうでしょう?

あるいは訓練だけなら、与那国島でも。(与那国島には武器は置かない)

救助活動の時にもヘリコプターの操作は必要だと思うから、ヘリコプターの訓練は、無人島か、山の上とかでしたら、どうだろう?




「普天間基地移設について」

2010-01-24 19:16:23 | Weblog
「普天間基地移設について」


民主党のHPで、「沖縄ビジョン、2008」を見ました。

沖縄は国境意に位置するのに(台湾、中国に最寄り)、「防衛」という言葉はありませんでした。

民主党案は、「他国との戦争が起こらないこと」が、前提になっていると思います。私は「キャプティブ保険」が分からなかったのですが、その他はおおむね賛成です。



以下のメールを、私は「沖縄タイムス」、「琉球新報」両社に送りました。


 「普天間基地移設について」


御社のHPを見させていただきました。

どの記事も、「沖縄に米軍基地は要らない」、「普天間基地、県内移設反対!」という論調だったと思います。

仮に、グアムに移設したとしたら、沖縄の防衛力は普天間基地分だけ減る、ということになると思います。

民主党HPの、「沖縄ビジョン2008」の中には、「防衛」という言葉はありませんでした。

中国は今、軍備世界一です。

私は沖縄の人に、質問したいです。

沖縄から米軍基地をなくするかどうするかは、沖縄の人が決められたら良いと思いますが、

中国は、「台湾は中国の一部だ」と言っています。台湾へ向けて、ミサイルを1000基近くも備えているうということです。

台湾の隣にある沖縄も、中国が、「沖縄は(も)、中国の一部だ」と言ったら、沖縄の人はどう思われ
ますか?

1、それは嬉しいことだ。明の時代のように、朝貢貿易をさせてもらいたいものだ。否、中国の一部であれば、それに越したことはない。

2、沖縄は独立して、米軍基地をなくし、中国とは朝貢貿易をし、日本とは対等の関係になりたいものだ。

3、日本国沖縄県を維持したい。共産党、中国の一部にはなりたくない。

沖縄県民のお気持ちは1、~3、のどれでしょうか?

あるいは、それ以外であるなら、その旨教えていただければ、幸いです。
                                  
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私が提案したいこと

・普天間基地を与那国島に移設する。


・中国は、尖閣諸島の石油採掘を始めたのですか?

「北方領土問題対策協会HP」(http://www.hoppou.go.jp)では、「ライブカメラ配信中 ~納沙布岬から北方領土を望む」~  を見ることが出来ます。

これ、いいですね。


・中国と戦争はしたくない。

中国は今、お金至上主義になっている人もいる。「お金が第一ではないよ」と、圧力を掛けることは出来ないか。…  「賄賂も、止めなさい」と、促すことはできないか…

「南アフリカサッカー競技場」

2010-01-24 18:42:44 | Weblog
「南アフリカサッカー競技場」

(読売新聞、1月23日付)

今年6月にサッカーワールドカップが開かれる南アフリカでは、原材料費の値上がりで、予算を大幅に上回る経費が必要になっているそうだ。

私は、地元の野球場に、企業名が書いてあるのを思い出しました。野球場建設に寄付をした企業でしょう。

または、花火大会の時、始まる前に寄付をした(金一封)企業名がズラズラと読み上げられます。私は聞きながら、(これ、いいなあ)と思っていました。

経費が値上がりしたということは、儲けている企業もある筈だから、こういうときにドーンと寄付して、その会社の名前が世界に知られるというのも悪くないのでは? と思いました。

でも、多額を寄付した企業が、その大会を支配するようなことになってもなあ…  とも思います。

ならば、少額を、多くの企業が、の方が良いですか? (寄付をした企業の5人までが、優先的に観戦できるとか…)

『ブルーリボンの祈り』

2010-01-23 18:34:07 | Weblog
『ブルーリボンの祈り』

娘さんのめぐみさんを、北朝鮮によって拉致された横田早紀江さんは、’彼女を支える仲間たち’と、『ブルーリボンの祈り』という本を出版されました。(フォレストブックス)

’仲間’の眞保節子さん(娘さんが、めぐみさんの友人)は、

P.32
(1977、11月15日、めぐみさんが行方不明になられてから)「大掛かりな捜査にもかかわらず、何の手がかりも得られないままに1週間が過ぎました。公開捜査が始まり、報道規制が解かれると、TV、ラジオ、新聞などで一斉に「横田めぐみさん、行方不明」と大きく報道されました。

報道を聞きながら私は、人間の無力さをしみじみ思い、今までこらえてきた悲しみが一気にあふれ出して、赤子のように大声を下げて泣きました。大きな絶望感と共に、暗くて深い淵の中に落ち込んで行くように感じました。

そのような中で、長い間拒み続けてきたイエス・キリストの名を呼び求めていたのです。
「イエス様、私たちには めぐみちゃんの行方は全然分かりません。しかし、あなたはご存知でいらっしゃいます。御心ならば、どうぞ、1日も早くご両親の元へ帰してください。もし今はその時ではないと言われるのでしたら、あなたの御翼の下にかくまい守ってください。」

私は一生懸命祈りました。そして、神様のことを拒み続けてきた大きな罪を心から悔い改めて、赦しを請いました。

P.34
その経験によって、私はイエス・キリストこそが真の神だとはっきり信じることが出来ました。神様に全ての思い煩いをおゆだねして歩む平安を感謝するにつけ、この素晴らしい平安を早紀江さんにも知ってほしいという願いが強くなっていき、そのことを祈るようになりました。

(中略)


「めぐみがいなくなったのは、自分のせい」と早紀江さんは、よく自分を責めていました。「めぐみを正しい良い子に育てようとして、叱るべき時はしっかりと叱っていたので、それが、めぐみの心を傷付けたのではないかしら」と仰るのです。

「そんなこと、ないですよ。うちの娘は、めぐみちゃんはいつも、「うちのお母さんは、いつも友達みたいに何でもおしゃべりできるのよ」と自慢していて、うらやましかったといっていましたよ。」と言うと、今度は、

「友達みたいに頼りない母親だったから、いけなかったのかしら」と、また自分を責めてしまいます。私はどのように話せばいいのか、困ってしまうことがよくありました。

(中略)

そんなある日、早紀江さんから電話がありました。彼女は泣いていました。

「どうしたの?」

「ある宗教の人にね、「めぐみさんが見つからないのは、因果応報で、親や先祖に罪があるからだ」と、心に突き刺さるようなことを言われたの。」

私も、もらい泣きしながら、そんなひどいことを言う相手に、強い憤りを覚えました。

(中略)

私は泣きながら、必死で祈りました。

「神様!助けてください! 今、早紀江さんが泣いていらっしゃるのに、私は慰めの言葉も知りません。あなたの御言葉によって、お慰めしたいのですが、私は長い間神様を拒み続けていたので、聖書の言葉も心に蓄えていないのです。どうか私の罪を許してくださって、早紀江さんの慰めになるような適切な聖書の御言葉を教えてください」

それから私は心を静めて聖書を開きました。すると、はっきりと語るべき御言葉が教えられたのです。

「イエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。弟子たちは彼について、イエスに質問して言った。「先生、彼が盲目に生まれついたのは、誰が罪を犯したからですか? この人ですか? その両親ですか?」

イエスは答えられた。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神の業がこの人に現れるためです。」(ヨハネによる福音書、9章、1~3節)

(中略)」

早速私は早紀江さんの所に行き、この聖書の言葉をお伝えしました。彼女はちょっと驚いたような顔をしておられました。後に早紀江さんは、「初めて聞く不思議な言葉」と書かれています。」
                                 (引用終わり)



別の’仲間’の、斎藤眞紀子さんは、

「2002年9月17日の合同記者会見で、早紀江さんは次のように述べられた。

「絶対、何もない、いつ死んだかも分からないような、そんなことを信じることはできません。私たちが力を合わせて戦ってきたことが、大変なことを明るみに出しました。これは日本にとって大事なことです。北朝鮮にとっても大事なことです。めぐみはそのために犠牲になり、使命を果たしたと思います。

どうか拉致され、放置されてきた日本の若者の心を思って報道してください。いずれ、人は皆死んで行きます。めぐみは本当に濃厚な足跡を残していったと思います。本当に、めぐみのことを愛し、いつもいつも呼び続けてくださった皆様に心から感謝します。私は、まだめぐみが生きていることを信じ続けて、戦ってまいります。」

(中略)」

その日からしばらくたった10月半ば、早紀江さんは、私にこんな御葉書をくださいました。

「主の御名を崇めます。ご心配をお掛けしています。主が実に細やかに一つ一つのことを成されていることを思いつつ、多忙の日々守られています。背後のたくさんのお祈りが天に届いていることも思わせられ、主を賛美いたします。皆々様にくれぐれもよろしく。これからも次々と主の御業が現されてゆくことと思っています。感謝を込めて。」

さらに12月にはこんな手紙が届きました。

「たくさんのお心遣いとお祈りを頂き、感謝です。その中で今年も無事に立ち続けることが出来ました。心の内側に主に住まわっていただき、いつもその場に目を向け問いつつ、歩ませていただきました。教会生活もほとんど出来なくなり、学ぶ時も少なくなり、やっと祈りだけが、朝夕少しだけ続けられる状態です。

今年は激動の年となりました。めぐみのことは闇のまま少しも変わりませんが、キム・へギョンちゃんの出現により、めぐみが北朝鮮に住み、ある時期普通に暮らしていたことは実証されました。不思議な人生です。… 主と共にいなかったらどうなっていたことでしょう。聖書を読む会にも出られなくなり、残念です。早く皆様とお会いできればと願っています。

『恐れるな。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。』(イザヤ書41、10)

                                    (引用終わり)


これはまるで、「望ましい、キリスト教徒としての生活」、だよ。わたしは、自分自身の散々な教会生活を思い出して、後は読めなくなってしまいました。

それにしても、めぐみさんがいなくなられてから、時間が止まっている、というのが、何とも…


「米、健康保険改革」

2010-01-21 19:33:02 | Weblog
「米、健康保険改革」

読売新聞、1月20日付に、「変革、就任1年、皆保険、国論を2分」、という記事が載っている。

米で、健康保険に入っていないシルサ・レオンさんは、腰痛の1度の診療で、1900$(17万円)を請求された。これは夫の給料と同額。

リン・マンチャンダ医師は、「不況で会社がつぶれ、中間層でも無保険層に転落する人が後を立たない。一刻も早く国民皆保険を実現しないと、この国の医療はもたない」と言う。

しかし、富裕層は、「皆保険で財政をいっそう悪化させたら、ツケを子孫の代に残す。」と反対しているという。

私は、「1度の診療が17万円」という問題ではないと思う。

「あなたの月給が、10万円であれ、1000万円であれ、10億円であれ、それを、1度の診療で丸々払わないといけないとしたら、あなたは困るでしょう」という問題だと思う。

「1度の検査の代金は、(払う側は)月給の何分の一か、ぐらいが、適当ではないですか? あなたも1度の検査で月給を丸々払うのよりも、何分の一かで済む方が良いでしょう」。

私は、富裕層が、皆保険に反対する理由は、(人生には、貧乏な時もある。貧しい人々がいるのも、仕方がないのさ)のような考え方をしているのかな、と想像する。

そうだとしたら、「日本からお金を巻き上げることは当然のことさ」、みたいなことにならないか?(そういうふうにされる国があるのも仕方がないのさ)

これは嫌だ! 私は、米、健康保険制度の行方に注目してやる!



「ハイチ大地震ーー救援食料」

2010-01-20 11:27:31 | Weblog
「ハイチ大地震ーー救援食料」

ハイチで大地震がありました。

私は、救援食料について、考えてみました。

私が思い浮かんだのは、ふりかけです。ご飯にサッサッとかけるだけで食べられる、あのふりかけです。

1、規格外の野菜や、大量に出来すぎた野菜を捨てないで、ミキサーにかけて、乾燥させて、ふりかけにしたらどうだろう、と思いました。

2、ニンジン、かぼちゃ、豆、イモ類、ご飯も、同様に。

3、葉物は、ミキサーにかけて、濾して、乾燥する。

4、昆布、鰹節は、ミキサーにかける。

5、ゴマは、炒って、擂(す)る。

1、~5、を混ぜて(卵が入っているのもありますね)、塩を少し加える。そのままで食べられるのではないか、と思いました。

ポロポロこぼれて食べにくいなら、ビスケットのように固めることはできないか?



それと、日本は、鯨を、’調査捕鯨’しています。鯨肉をいっそのこと救援食料にしてしまえば、文句を言われなくても済むのではないか、と思いました。

「上海万博」

2010-01-20 11:10:25 | Weblog
「上海万博」

上海万博は、5月1日~10月31日までです。もうすぐです。

私は1970年の「大阪万博」を思い出しました。あの時はすごかったなー、どのパビリオンも未来を先取りしていて、どこにいっても、(ひえっ!)と思ったっけ。熱気がすごかった… と思い出しました。

私は何もしませんが、気に懸かる…


話は変わりますが、「中国の危険な食品」について。

今は、どうなんでしょう? 少なくなったんでしょうか? 中国での、危険な食品の理由はーー

考えてみたのですが、

1、野菜の大きさ、重さ、形が規格に合っていないと、お金にならないこと。

2、都市と農村の格差が大きく、農民が都市住民に対して恨みを持っている。(だから、危険な物を食べさせてやれ、と言う人もいる)

3、中国が、輸出量が増えて、大きな利益を上げそうになると、欧米の国が安全基準を上げる(中国の収益を減額させる)、というやり方。


私は2、について、「危険な食品」は、おいそれとは無くならないんじゃないか、と思いました。

危険な物を体内に入れてしまったら、出せばいい、と思います。それには、野菜、魚、ヨーグルトが良いそうです。けれど、中国ではどれも、これまた危険物質が含まれているかも知れない、と思います。

私は、無農薬の植物が良いと思います。草(=雑草)はどうでしょう? (無農薬だと思います) 毒草を避けて、お茶にして飲むなどしたらどうかな、と思います。実際飲んでみると、体調が良くなったことがあるので、お勧めです。


もう一つ。農民が都市住民に対して恨み等をもつのは自然だと思います。そこで私は、上海万博の会場では、北京五輪の時と同じようにに大勢の民工さんたちが働いておられると思うので、民工さんたちに給料が、遅配/欠配されたというニュースを、もし知ったら、私は、「上海万博」のことは素通りすることにしようと思います。

「民工さんたちに、給料をきちんと払え」と言いたいです。



新聞に「上海では、家賃が高騰している」(不動産屋が吊り上げている?)、とありました。

どうなっているのか良く分らないけど、上海は、少なくとも万博までは、注目の的です!



「「助け合う」というか、「お互い様」」

2010-01-20 11:08:39 | Weblog
「「助け合う」というか、「お互い様」」

(『ワーキング・プアーーアメリカの下層社会』 デイウイッド・K・シプラー著、岩波書店より)


父親から性的虐待を受けて育ったカーラの続きですが、

トムとカーラは、仕事を失ってしまいました。

夫のトムは、アルコール依存症になっていましたが、カーラによって更正会の門を叩いた。

2人には、カーラの前夫の子が2人と、トムの子が1人、計3人の子がいる。

カーラは、「私たちは無一文。でも、家族がいる。」と言う。

カーラは、健康を損ね、手術の必要があるといわれた。お金がなかったので、カーラは臨床実験のモルモット役になることを申し出た。

ある日、カーラは、小銭をかき集めて、外食を、長距離トラック用の安レストランで、した。

どの料理も大盛りで、2人の男の子たちは、たくさん食べる競走をした。一家は大いに笑い、大いに語り合った。

その会話を聞いていた一人の運転手がいた。(彼には「お金」はあるが、「会話」はないのだった)

カーラが勘定を払おうとしたら、「お金は要らない。バーに座っている人が払ったくれたから」と言われた。

カーラは誇りが高く、(施しなんか、されたくない!)と思っていたから、酷く腹がたった。

家に帰っても腹の虫が収まらず、そのレストランに電話を掛けた。「そのお客さんなら、まだおられますよ」と言われ、代わってもらって、カーラは冷ややかに尋ねた。

「彼はしょっちゅう家を空けているから、家庭のことをそこまでオープンに話しているのをみて、何かしてあげたいと思ったのでしょう」、とカーラは言う。

彼、曰く、「回数を数えていたんですが、お子さんたちはあなたのことを大好きだと、20回は言いましたよ。」

カーラの怒りは突然静まり、泣き崩れた。


その後、トムは、事故で背骨を折ってしまう。

ついに二人は生活保護を申請した。連邦政府の「栄養強化プログラム」も受給した。


トムが農場で働き始めてから、「物々交換」することにした。農場主に、「お金よりも野菜の方がありがたいのですが」と申し出たのである。農場主は「いいよ」と言ってくれた。「何がほしいか教えてくれ。取りに来な」と。

またある時、屋台をしていた人がトウモロコシとトマトを持ってきてくれた時には、カーラは、病体を押して、無理にも、手伝わせてもらった。

トムの家は冬を迎えて、薪がなかった。

すると、製材会社を経営しているトムの友人が「お金は要らないから」と言って、薪をどっさり置いて行ってくれた。

「物々交換」によって、「友情」も芽生えていたのである。

トム一家のことは界隈でも噂になり、(カーラは歯が抜けていたので)カーラの義歯のために募金が始まった。…

その年のクリスマスには色々な人がーー思いやりを期待していなかった人まで、ーーカーラの家にプレゼント持ってきてくれた、ということである。

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こういうやり方って、とても良いと思う。(物々交換というのも、良いですね)

このやり方を拝借させてもらって、世界の標準になったらいいなと、私は虫の良いことに、思っているのである。


「アメリカの下層の人々が、世界を救う!!」


「性的虐待」

2010-01-20 11:07:14 | Weblog
「性的虐待」

(『ワーキング・プアーーアメリカの下層社会』 デイウイッド・K・シプラー著、岩波書店より)

この本には、アメリカの「下層」の人々の実態が生々しく、客観的に書かれてあり、筆者の考察が加えられています。

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カーラは、父親から性的虐待を受けました。

「私が12歳の時でした。父はそれから1年もの間、私の身体を触り続けたのです。父は酔っ払っていました。私は部屋の鍵を掛けていましたが、父が私の体の上に乗っているのに気付き、目が覚めたんです。はねのけると、「父親と娘はこうするもんだ」と言いました。

「正しいことでないと、分っています。」とカーラは言葉を続ける。

「でも誰に言えばいいのか、分からなかったのです。その後、友達の家に泊っていました。

母に、父のことを話しましたが、「大丈夫よ。私のお父さんも酔っ払うと同じことをしたわ。でもあんたのお父さんは、もう2度としないよ。」と言われました。



著者であるシプラー氏は、

「女性がそうした一身上の恥辱を見ず知らずの人間に告白するという事実は、彼女がどれだけ大きな重荷を背負っているかを浮き彫りにする。そうした女性は、自らの障害の多くが幼年時代に暴行者から負わされた恥辱と自己嫌悪の産物に他ならないと考える。

そのような無力さは、彼女らの人生までも変えかねず、男選びの悪さや、根深い猜疑心、無感情、愛情を抱けないこと、といった結果をもたらす。

虐待された経験は、あまりにも重大すぎて、隠し通すことは不可能である。」と述べている。


この、「無感情、愛情を抱けないこと」というのが、お分かりですか? 社会で働こうと思ったら、(頑張って働くぞ!)という思いであることが前提であると思います。

「無感情」な人は、意欲も持てないのです。そういう人は、当然否定されます。

否定されることが、当然です  …  か?

性的な被害というのは、人に言いにくいと思うので、特に深刻だと思います。

カーラには続きがあります。



「憲法9条」

2010-01-19 12:06:58 | Weblog
「憲法9条」

(『憲法9条を輸出せよ』 吉岡達也著、大月書店より)

日本国憲法第9条は

1、日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇、または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2、前項の目的を達するため、陸海空軍、その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない。

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著者の吉岡氏は、「紛争地帯では、丸腰こそ安全」と述べている。

吉岡氏は、コソボ紛争の時、ボスニアで、危機一髪に陥った。その時、現地の人が、「彼は武器を持っていない!」と叫んでくれて、それもあって、助かった。そういう経験をした。

「「日本の常識」から言うと、「だから紛争地に行く時は、せめてピストルか小銃でも持っていかないと危ないんだ」、ということになるかも知れない。しかし、実際には、この体験を経て、より丸腰の安全性について確信を深めることになった。

なぜなら、私たちが丸腰であったことが、最終的に何の危害も加えられずに開放された、最大の理由だと分かったからだ。」

この時、セルビア側との粘り強い交渉を続けてくれた国連高官から後で、「君が日本人じゃなくて、もし銃を持っていたら、(開放は)無理だったな」と言われたそうである。

(・当時は、欧米がセルビア側を非難していたため、欧米人でなくて良かったという点
・セルビア人を含め、旧ユーゴの多くの人たちが抱いている、「ヒロシマ・ナガサキを経験した平和国家」という日本のイメージが果たした役割)

吉岡氏は、「「丸腰」と「平和国家(=「9条」理念)」によって救われたのだ」と結論つ゜けている。

私はこれを読んで、(なるほど!)と思いました。武器を持っていないから、救われる、ということもあるわけか、と。


ですけど、「自衛権」はどうなるのですか?

「9条」、第2項の、「これ」は、両方とも、「武力、または武力の行使」と理解して良いのですか? 自国が攻撃された時、「国の交戦権はこれを認めない」ということは、「やられっ放しでいなさい」ということではないのかな、と思うんですけど。

吉岡氏は、「やられた後どうするか」よりも、「殺し合いが始まる前に、殺し合いを予防すべきだ」と言われています。(→続く)