10/5 Tue. [ クラちゃんの起床時刻 5:05 AM ]
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私の母親は、齢(よわい)83歳にして、携帯電話を持っています。
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というのも、過般、ふと実家に電話した際、何度コールしても応答がなかったのを真(ま)に受けてしまい、倒れているんじゃないかと勝手に心配、サイレン鳴らしながら駆けつけてみると…彼女は庭で草むしりをしていたのでした
「どうしたんだい?」と逆に心配される有様(ありさま)、とんだ「取り越し苦労」だったのでした ^^;
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その足で私はケータイ販売店に足を運び〝着信専用ケータイ〟をオフクロに持たせ、風呂場以外は肌身離さず持ち歩くことをお願いしたのでした。
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このように、普段、密(みつ)に連絡を取り合う同士が、ふとしたコトで音信が途絶えると、あらぬ不安が増幅し「何かあったんじゃないか…」と〝取り越し苦労の入道雲〟がムクムクと湧き上がります。
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実際には お互い、普段と何ら変わらなかったにしても、実感として〝安否確認〟ができない不安に苛(さいな)まれたりするものです。
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でも、そのような「心配心(しんぱいしん)」を抱くこと「自体」が大切なことであり、それはすなわち、心配「される」方にも確実に伝わっていると思うのです。
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現にオフクロも、私の「取り越し苦労」に気づくと、それはウレシそうな表情で「そりゃそりゃ悪かったネ。」と言ってくれたものでした。
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互いに気持ちが通じ合う同士「取り越し苦労」も愛情の一環かもしれませんナ (^^)
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