倉野立人のブログです。

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〈ハチの痛さ〉

2011-10-21 | インポート
例年、この頃(秋)になると、ハチ(蜂)、それもスズメバチによる被害発生の報道がされます。
この多発原因には、まずは8月~10月が、スズメバチの営巣活動が活発になるなどして、どのハチも神経質になることがあり、そこにヒト社会の都合・・・すなわち秋のスポーツイベントや行楽シーズンが重なり、山野でハチの群れと遭遇してしまったり、開発行為に伴いハチ自身の〝都市化〟が進み、住宅街の軒先や空洞部分への営巣によりハチに遭遇する機会が多くなったことに伴うことが挙げられます。
いずれにしても、「 0 0 の秋」の楽しいハズのひととき、フツーに行動しているさなかに突然受けるハチの来襲は、ヒトはなすすべもなく、ただただ痛い思いをするばかり・・・これら自然動物に襲われたことは、まさに「運が悪い」としか言いようがありません。
片やのハチにしてみても「究極の防衛本能」自らの巣を守るために、こちらも必死、ヒト対自然動物との不測の遭遇は、如何ともし難いものがあります。
実は、かくいう私も「ハチに刺された痛さ」を知るひとりです。
この「痛さ」・・・ホントに今でも鮮明にカラダが覚えており、思い出す度に患部が疼(うず)きます。
ただ、私の場合、ハチとの〝偶然の遭遇〟ではなく、半分ボクが悪かったのでした。
遡(さかのぼ)ればタツト少年が確か5才、楢川村の保育園のお昼どき、園舎のガラス窓に張りつく一匹の虫を見つけたのでした。
無邪気なタツト少年、かぶっていた帽子をとってその虫にかぶせ「せんせェ~、ぼくムシ捕ったァ!」と自慢顔。
しかし、その「ムシ」の正体は、大きなハチ(スズメバチ?)だったのでした (@ @)
そんなムシの正体も知らず、タツト少年は「獲物」の様子を見ようと、そ~っと帽子の中を覗きます。
と、次の瞬間、くだんのハチは帽子の隙間から逃げ出します。そのとき「このヤロー、よくも!」と捨てぜりふを残す?と同時に、タツト少年の左親指をチクッ!と刺し、飛び去って行ったのでした。
そのときの痛さったら、あ~今でも思い出す・・・。
たぶん生まれて初めてハチに刺され、しかも場所は神経が集中する指先、ビックリするやら痛いやら、その後泣いて騒いで、保母さんに「たっちゃん、何やってんの・・・。」となだめられた覚えがあります。
タツト少年の おっちょこちょい人生の序章となった出来事だったのでした。
ハチの刺被害については「アナフィラキシー反応」が伝えられ、場合によっては生命に拘わる事態にもなるようです。
現下の社会状況で日常生活を送る私たちヒトは、自然という大きな掌(てのひら)の上で、あらゆる生命体と共存しつつ、そのうえで自らの手で身体生命を守る努力を怠りなくすべき、というところでしょう。

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